最低よ、わたし……
最低よ私
世渡り上手な最低な私
最低よあなた
逃げるのが上手な最低なあなた
さいていよ?最低。
最低な私へ
あなたの選択は正しかったの?
あなたはそれでよかったの?
それとも……
あの子はどうなるの?
あの子はどう思っているでしょうね、
裁定よ私?
最低ね、私?
ね、さいていよ、わたし
ねぇ?最低、よわたし
それには笑って答えましょう。後悔なんてくそくらえ、と
もう、見る必要もないものでしょう?私が捨てたんですから
くどいですね、捨てたんですよ?捨てたんです
思っていますよ、ええ。
幸せだと。
何にも縛られずに自由に、そう、自由にやりたいことができる
楽しいですよ、縛られないことは。
何よりも――
気分がいいですよ、陽射しを背に受けられて。
終わった話です。
あなたがどう思おうと関係のない話です。
あの子のことはもうどうでもいいでしょ。
そうどうでもいいの。
どうでもいいんだから。
ねぇ、最低な私?
後悔しているわけがないでしょう、何回も言わせないで
ええ、もちろん。
夜は嫌い、そう夜は嫌いよ。
だって見えてしまうもの……
いいえ
なんでもないわ、なんでも。
何回も言わせないでください。離れたんです。捨てたんです。忘れたんです。
……もうこれ以上思い出させないで、
幸せ……?本当に?
でも、あなたが壊したじゃない、
私が望んだこと、
楽しいはず、今は楽しいはずなのよ……
でも、空いてしまっている
自由で隠そうとした穴が
自由では埋められない穴が――
穴なんてなかったことにしましょう。
見なかったことにしましょう。そうしなければ私がわたしで――
……全て隠してしまえばいい、なかったことに。
捨てたと思っていた想いごとすべて。
私が、
あの子と出会わなければ……
逃げてないわ?
逃げてはないのよ。
そうでしょ……
ねえ、最低な私?
最低ね?私
ね、またさいていよ、わたし
ねぇ?最低、よわたし
ねぇ……さいていなわたし?




