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いただきます。

作者: 東山田雲
掲載日:2026/03/23

※この作品はフィクションです。実際の団体・個人とは関係ありません。

 僕が通っている小学校では給食の前に挨拶をする。

「手を合わせてください。」

と、日直さんが合図をするだけで

「「いただきます!」」

と挨拶をする。

いただきますの意味とは何か。ふと思い調べみた。

いただきますとは

本来の意味は分からないが、推測では神様の感謝で、

今では動物・植物・生産者・作ってくれた人に感謝をする言葉。食べる前に言われている。

 よく分からない言葉を私達は「食べ物を作ってくれた人から生物までに感謝」

簡単に言うとこいうことらしい。面白い。私は興味深かった。


 おじいちゃんもご飯を食べる前に挨拶をする。

「いただきます。」

 社会人も自分で作ったものにも挨拶する。

「いただきます。」

みんな、みんな食べる前に

「いただきます。」

と、本来の意味が分からないものを使う。

日本に生まれてよかった。なぜなら

「どんなものにも感謝をする。」

それがすごいと思った。

 

 だがしかし、ある日のことだった。

今日は僕が日直なので挨拶をしようとした。

「手を合わせ…」

と言おうとした瞬間、先生が一言言った。

「今日からは、いただきますと言わないようにましょう。」

その発言に私も含めてびっくりした。

突然、みんな反発する。

「先生。なんでですか!作ってくれた人に感謝しないですか?」

「先生。日本の良さを取り上げないでください。この外国人がうちに転校してからおかしいですよー。」

「僕たちは日本人です!挨拶をさせてください。」

そのことを聞いた先生はため息をした後言った。

「誰かを傷つけるかもしれない。それしか言えない。」

 そのことに唖然となった。

ネットの情報を調べてもなぜ

「いただきます。」が誰かを傷つけるのかは分からなかった。ただ単純に

「作ってくれた人、生き物、すべてに感謝」をしているだけなのに。


 僕のお父さんもお母さんもおじいちゃんもみんな、

「いただきます。」と言わなくなった。

最近は

「長い祈りの文章」を食べる前に読まなければならない。

 僕は長すぎるし、神様は1人しかいないという僕の考えだった。SNSでこんな文章を投稿した。

「いただきますというのは食べ物を作ってくれる人、動植物に感謝という意味。代わりにいただきますがなくなって代わりに祈りの文章を読まないといけないの?神様は米粒にも便所の蓋にもいる!」

と言ったら炎上した。

「神様は1人だけの特別な存在だよ?」

「周りの人を考えられない自己中。」

「マセガキ」

 SNSだけみんなこんな炎上するだろ。

そう思ってお母さんにいただきますについてどう思うかと質問した。

「いただきますについてどう思う?」

「傷つく言葉はやめなさい。」 

お母さんもだめだった。

みんなみんなみんな

「多文化共生」という言葉に巻き込まれ

「日本伝統の文化」はどんどん消えてしまった。

 僕はふと思った。

なぜ、配慮という言葉で日本の文化を消さなければならないのか。

なぜ、日本の文化をなくさなければならないのか。

 そんなことを考えても無駄だ。

だって、たった一人の小学生意見なんだから。

          終わり

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