表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
犬の話  作者: SHIRATORI TOSHIHIDE


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/13

10話 はじめての


 それからね、みっちゃんたちとお散歩に行く日が増えたよ。

ままうさんとみっちゃんと3にんで行く日もあるし、とっくんとボクだけの日もあるし、みんなでワイワイ行く日もあるんだ。


もちろん、パパさんとママさんもお散歩に連れてってくれるよ。

でもパパさんはお仕事がたいへんだから、ボク…あんまり無理してほしくないなって思ってる。


あ、そうだ。

ちょっとドキドキしたのは、ボクがはじめてみっちゃんちにお泊まりした日のこと。


知らないお家って、ちょっとだけ怖いよね。

ボク、最初はぷるぷるふるえちゃったんだ。


でもね、とっくんの“謎の距離感”っていうのかな?

なんか気がついたら、もうとっくんのおひざの上に乗ってたの。

自分でもびっくりしちゃった。


それに、すぐ横でみっちゃんとままうさんが、

「だいじょうぶだよ~」ってなでなでしてくれてね。

そしたら怖いのなんてぜんぜんなくなっちゃった。


あの夜は、あったかくて、やさしくて…すごく安心したんだ。


 お泊まりもね、すこしずつ増えていったんだ。

みっちゃんが「モカちゃん、きてー!」って呼んでくれるの。

パパさんもママさんも

「いってらっしゃい、楽しんでおいで」って、にっこり送り出してくれるよ。


みっちゃんちではボールで遊んだり、追いかけっこしたり。

みっちゃんもボクも楽しくなっちゃって、寝る時間すぎても遊んでて、

「もう寝るよー!」ってままうさんにおこられたりもした。えへへ。


みっちゃんとままうさんが寝たあとね、

とっくんがおひざにのってるボクをなでながら言うんだ。


「モカ、うちにくるか?」


なんだかふしぎだよね。

だってボク、もう “きてる” のにさ。

でも、とっくんだから…やっぱりふしぎなんだよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ