NormalHard~Magic~ 1話 魔術師の日常
多分はじめまして。ありんこです。
これはいつかゲーム作りたいなぁと思っている時に書いたノーマルハードというのがありまして、それの初代のストーリーのドール目線みたいな感じです。
NormalHard~Magic~
1話 魔術師の日常
楽しい音楽が沢山の家から漏れてくる。ワルツやタンゴを踊っているのだろう。
人々は喋り、笑い、歌い、踊り、食べて、祝い…楽しい人生を送るお金持ちが集まる街『エリーシティ』。そんな所のマンションとマンションの間の細くて汚い道を歩くと着く綺麗で汚いお屋敷に住んでいる少女の物語。
彼女の名前はドール・ケーネット。ガーネットのような名前だが、ガーネットのような美しさや情熱など1mmもないのがドールである。
この世界には文系と理系がいる。そちらの世界でもいるだろう?
この世界では文系、理系の他に魔法を使う魔系がいる。
ドールは魔系で、最強の魔術師だ。しかし体が生まれつき悪く歩くことも出来ないような体だ。
彼女は使い魔に体を支えて貰っている為、常に宙に浮いている。
ちなみに低所恐怖症だ。(私も低所恐怖症。by作者)
ドールの使い魔はぬいぐるみやクッション。とってもモフモフで可愛いってことだ。
彼女は緑色の分厚い魔導書を机に置いた。
その後手を2回叩いた。
するとトリケラトプスのぬいぐるみが本棚に本を戻した。
「ありがとう。」
ドールはそう言いうさぎの頭を撫でた。
ドールはゴスロリを着ておりその上に魔術師のローブの中で一番地味な黒一色のローブを被っている。パサパサの黒い髪は三つ編みでくくっている。光によって青や紫に見える。烏のように美しいのに…勿体無い。
「ところで実験は成功しましたか?」
兎のクッションが喋った。
「水の方は成功、お湯は失敗。意外ね。」
少し前に小さな天使を召喚して、それをコップに入れて、少し離れた所に呪物を置いて、コップに液体を注いでも天使は呪物を封印出来るのか実験をしていた。
「お湯の温度って何℃…?」
「アッ…書き忘れてた…」
ドールは急いでお湯が入ったコップに温度計入れた。
「実験した時の温度じゃないと駄目じゃないんです~?しかもそれ体温はかる用の温度計なのでは~?」
「アッ」
ピピピッ
温度計はエラーを出している。
「…ベッドへ」
そう言うとドールはふわふわとぬいぐるみと共にベッドへ飛んでいった。
「…今日も疲れたわね」
「え…ドール様は何もしていないと思うのです~」
ジンベイザメのぬいぐるみがそう言った。
「…」
ドールは何も言い返せずベッドに寝転んだ。
彼女の小さくて汚い体には必要ないほど大きくて綺麗なベッドだ。
「お風呂入らないなのです~?」
「今日は少し体調が悪いから…お風呂で倒れちゃったら困るでしょ」
「こま…る?」
「す、少しは困って!」
ジンベイザメのぬいぐるみ…通称『しらたま』ちゃんは一番埃が被っていない普段実験や食事などで使っている机から袋を持って来て、袋から大量の薬をベッドに全て落として、ドールの頭を薬の山に無理矢理向けた。
「倒れても魔法と薬があれば大丈夫だよ~」
「鬼…畜……」
ドールは泡を吹いて痙攣した。
「最近お薬飲むのやめてたからかな…?」
トリケラトプスのぬいぐるみ…通称『みどり』ちゃんは魔方陣の上で一回転した。
「くるくる☆キュアー!」
「…ぎゃっ」
「あ、復活した」
兎のクッション…通称『ぴょんうさ』ちゃんはお屋敷の窓から外に出ようとした。窓はチューリップの柄のステンドグラスだ。しかし花や草やツタが生えて大草原の無法地帯だ。
「夜遅いし出ちゃ駄目です~」
「はーい。じゃあおやすみなさい~」
(続く)
頑張りました。




