耳鼻科で目薬を処方してもらう
私には行きつけ、もといかかりつけの耳鼻科がある。社会人になってから花粉症を発症した。でも、花粉症であることをしばらくは頑として認めなかった。
春先に鼻水、鼻づまり、目の痒みとは無縁です! という希少な大人の部類にいたかったからだ。何かよくわからない見栄である。
だから鼻腔がいよいよ真空パックのように、ぴたっ! とくっついて口呼吸しかできなくなってから、藁をもすがる思いで耳鼻科に駆け込んだ。
思いっきり「花粉症ですね」と診断された。その医師の診断によって私は花粉症を受け入れた。それ以来、その耳鼻科とは長いお付き合いだ。
先日37℃ちょっとの発熱と止まらない鼻水と頭痛があり、インフルとかコロナだったら嫌だなぁと思って耳鼻科を受診した。
検査結果は陰性でほっと胸を撫で下ろした。先生が処方する薬の相談をしてくれる。鼻づまりの点鼻薬、頭痛薬を処方してくださることになった。頭痛薬は発熱を抑える作用もあるものだった。
「〇〇(頭痛薬)は今より熱が上がった時に飲んだらいいですか?」と私。
先生は「?」という顔をしながら「熱がなくても、頭が痛かったら飲んでいいんですよ」と穏やかな声で仰った。
今、思えば馬鹿な質問だ。「頭が痛いから頭痛薬が欲しい」って自分から言ったのに、「熱が上がらないと飲んだらいけない」と勝手に思っていた。
先生からしたら「オメー頭が痛いんだろ! だからその薬出してんだよ!」とツッコミたくなる質問だっただろう。
でも、その先生は本当に穏やかな方で、馬鹿な質問をしても穏やかに答えてくださる。
で、話は花粉症に戻る。
去年も花粉症で薬を処方してもらった時に先生から
「目の痒みはありませんか? 目薬も出しますか? 眼科と違って軽い炎症を抑える程度のものしか出せませんが」
といわれた。 神!!
目も丸洗いしたいくらい痒いのだが、当時通っていた眼科で点眼薬をもらっていたので「目薬はあるので大丈夫です」と答えた。
これを書いたのは二月下旬。さぁ今年も花粉の季節がやってきた。じわじわと目が痒くなり、くしゃみが出る。耳鼻科へGO! だ。だが、去年処方してもらった花粉症の薬が残っている。だから、今、私が欲しいのは目薬。なら眼科に行け! という話なのだが、去年通っていた眼科は私の生活圏外になってしまったし、新しい眼科に行くといろいろ検査される。
私は眼圧検査がこの世で怖いものの上位に入る。それから逃れるには、耳鼻科に行って「去年先生が教えてくれた目薬ください!」と懇願するしかない。
耳鼻科にきて処方箋出すの目薬かよ……と今度こそ先生に呆れられないか若干心配ではある。でも、私は耳鼻科に目薬をもらいに行こうとしている。
読んでいただき、ありがとうございました。
耳鼻科に行き無事、目薬をGETしました!
先生は「はい、目薬ね〜。出しますよ〜」と穏やかでした。正真正銘の神! かもしれません。