革命王の一生 前半
産まれる前
・グランティア大陸、共和国ブラスバイカの中流貴族の三男として生を受ける。
・母からオキュマス(精霊語で偉大なる人の意)と名付けられた。
・誕生前祝いとして、日本円にして4000万円を超える祝宴が別荘で行われる。
0~2歳
・いつも虚空を見て笑っていた。
・祖父が病で他界、葬儀が行われたが、オキュマスは理解が出来なかった。
・やっぱりいつも虚空を見て笑っていた。
3~4歳
・親同行の下、乗馬を習い始める。
・祖父の墓参りをこの頃からし始めるが、誰の墓かまだ理解してない。
・食べ物の好き嫌いがはっきりしてきた。
5~6歳
・剣の稽古をし始めたが苦手意識が強まるだけであった。
・人の目を気にするようになり、誰が自分の味方か日々探っていた。
・婚約が決まるが興味の欠片も抱かず。
7~8歳
・馬に乗って隣町まで遊びに行くようになった。
・幽霊に怯え始めるようになる。
9~10歳
・同年代の子供を集めて、子供だけの乗馬大会を主催し、親に怒られる。
・精霊を見たいが為に一人で森林に侵入し、何の成果も得ずに帰宅。
11歳~12歳
・弓を習い始めたが身に付かず。
・魔法の教育を受けて幼いながらに下級魔法を取得。
・妖精を捕まえるべく、単独森林に突入したが熊と出会い逃走。
・貴族の派閥争いを自分なりに理解していく。
13歳~14歳
・三歳から今まで連れ添っていた愛馬が早死に。
・外出を控えるようになった。
・親の手引きで哲学者や天文学者と出会う。
・貴族になる為の教育を受けた。
15歳
・婚約者と強制的にデートさせられるが興味なし。
・死んだ愛馬の代わりに頑丈なロバに乗ってみたが無理だった。
・馬の絵を描いて愛馬の墓に捧げた。
・新しく魔法を習得し始める。
16歳~17歳
・共和制を支えてきた実力者が寿命で他界。
・国の治安が悪くなり始めたので友達と結託し、自衛団の真似をし始め、泥棒を一人だけ捕まえる実績をみせた。
・今の共和制の限界を感じ、昔よりも先進的な君主制の構想を打ち立てる。
・積極的に社交界へ顔を出すようになる。
18歳
・婚約者と結婚したがやっぱり興味なし。
・嫁の父親、義父が自分と似た思想だったと気が付く。
・嫁の家に移り住む。
・哲学者や義父、それから沢山の同胞との会話などから、自分の思想をより洗練させていく。
・嘘を見抜く技術を手に入れようとして奔走する。
19歳
・森林にいた温厚な小鬼を口上手く騙して金を手に入れた。
・あくどい商売をしていた商人を、手を組んだ風に見せかけて大金を騙し取る。
・親友が精霊を捕まえた事を自慢していたので、オキュマスはそれを騙して、野山に開放させた。
・いままで貯めてきた金で、広大な土地と家を買い取った。
・自分の土地には財宝が眠っていると噂を流し、翌朝、オキュマスは耕された土地を見てほくそ笑む。
・農民を雇い、あの土地を畑だと言えるレベルに引き上げた。
20歳
・妻が身籠ったので金を貯え始める。
・庶民を巻き込んで革命運動が勃発、共和制から君主制へ移行し始めようとした。
・革命が成功したらブラスバイカ一番の大貴族が王になると聞き、本当に彼が王に相応しいのかと本人に出会ってみて納得した。
・オキュマスは喜々として参加、三日の内に中核へとのし上がる。
・共和制を支持していた父親と兄を説得しにいく。
・父と母、兄が殺されていた事を知り悲しむ。
・革命が成功した。