童話『人喰いジェシー』
『人喰いジェシー』
昔々あるところにジェシーという可愛らしい少女がいました。
ジェシーはお肉が大好きで毎日お肉ばかり食べていました。
ある日の夕食。
そんなジェシーを見兼ねたお母さんは言いました。
「ジェシーお肉ばかり食べてないで野菜もちゃんと食べなさい」
しかしジェシーは、
「やだよ。だって野菜おいしくないんだもん」
と言ってお母さんの言うことを聞きませんでした。
怒ったお母さんは、
「野菜を食べるまでお肉はなしよ」
と言ってジェシーから大好きなお肉を取り上げました。
それでもジェシーは野菜を食べませんでした。
それから、ジェシーのご飯からお肉はなくなり野菜ばかり出されるようになりました。
それでもジェシーは野菜を食べませんでした。
それから数日経ちました。
どうしてもお肉が食べたいジェシーは言いました。
「お肉を食べさせてくれないならお母さんを食べてやる」
お母さんは言います。
「食べれるものなら食べてみなさい」
怒ったジェシーは本当にお母さんを食べてしまいました。
味をしめたジェシーは次の日近所のいじわるおばさんを食べてしまいました。
その次の日ジェシーは村長を食べてしまいました。
その次の日ジェシーは王国の兵を食べてしまいました。
その次の日ジェシーは王様を食べようとしたところ捕まってしまいました。
牢獄でジェシーは言いました。
「これからはちゃんと野菜も食べます。もう二度と好き嫌いをしません。だからここから出してください」
しかし、ジェシーの話を聞くものは誰もいませんでした。
そしてジェシーは処刑されてしまいました。




