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鬼才青年の物語  作者: 黒金 翔
プロローグ
1/5

第0話 プロローグ『絶望の底から』

皆さんおはようございます。

こんにちは

こんばんは。

黒金(くろがね) (かける)と申します。

今回からこの作品を投稿させて頂きたいと思います。

しないとは思いますがもし失踪する場合はこの作品についての設定を書き記した物を投稿しますのでご自由にお使い下さい。

失踪した場合はその設定集を元にどなたか遺志を引き継いで投稿して頂けるとありがたいです。


この作品のコンセプトは

「リアルな戦闘描写と設定、魔術とSFと主人公救済」です。


 それでは……注意事項は本編冒頭に記してありますのでそちらをお読み下さい。

後、無断転載禁止ですので転載を見掛けられた場合はコメント欄にてご報告を御願い致します。

誤字報告も御座いましたらコメント欄の方へどうぞ。

因みにこの作品は同名でpixivの方へ投稿しています。


長くなりましたが宜しく御願い致します。


中国避けの天安門。


─────────



※注意※

この作品には以下の要素が含まれます。


・残酷な描写。

・出来る限りリアルに仕上げた戦闘描写。

・出来る限りリアルに仕上げた設定。

・男主人公

・貴族物語

・いずれはハーレム


以上の要素が大丈夫で

「そんな事より作品を読ませろ」


「んな事良いからあくしろよ」


「先進んで良いかい?」

という方は先にお進み下さい。

前述した要素が苦手、無理という方は遠慮無くブラウザバックして頂いても構いません。この作品は読む人を選ぶ作品ですので無理をなさらずに。


それでは、本編開始です。


─────────


─────────

【とある広場】


ワァァァァァ


……民衆達が叫んでいる。


……大きな大きな歓声だ。


……だがそれは、次第に変わる。


殺意へと変わる。


殺せ、殺せ

悪魔を殺せ

殺意に満ちた声と視線。

─視線の集まっている場所。処刑台には、一人の青年が居た。


銀糸の如き髪に蒼穹の瞳。全てを魅了する様な整った顔立ち。処刑台の上で手足を縛られ、首を斬られる前にも関わらず彼からは覇気すら感じられる。


全てを誘惑出来そうなその容姿は確かに悪魔と呼ばれても可笑しくは無いかもしれないが、悪魔と呼ばれる理由は他にある。


彼はこの国の主である皇帝に反逆したのだ。

否、正確には皇帝反逆罪という罪状をでっち上げられただけだが。

この国は現在戦時下にあり、周辺諸国と戦っている。

彼はある部隊を率いる長であり尚且つ部隊の最高戦力でもあった。

そしてその部隊が上げる戦果はとてつもなかった。


攻撃に出れば一部隊のみでいくつかの国家を攻め落とし、防衛を行えば不屈不朽の要塞の如く守り抜いた。


愚鈍かつ強欲な貴族らは彼の部隊を常々疎ましく思った。

人間不信の皇帝は【彼らがいつか牙を剥くかもしれない】という不安を感じた。

それらが引き金となり、謀略により長である彼が処刑される事態となった。

彼を嵌めた連中は情報操作を行い民衆が彼に様々な悪意がぶつけられる様にした。

それが多くの殺意の原因。

……だがもう止められない。止まることは無い。


処刑が……始まる。


「……何か言い残す事は無いか?」

剣を構える騎士がそう問う。


「……全てに死を………」

暗き瞳となった青年は答えた。


「そうか……」

その一言の後


ザシュ

「・・・・・・」

首を斬られ、飛ばされ。


「・・・・・・」

ドチャッ

首が地に落ちた………

広場に黒い歓声が満ち溢れる。

死亡確認のため騎士が首を見た。

騎士が表情を固くする。

地に落ちた生首の表情は、異常だった。

笑っている。狂喜を孕んだ様な微笑。

首を跳ねた騎士がそれに気付いた刹那、何かに貫かれた。

それは、地面から生えた金属製らしき刃。

彼だけでは無かった。

広場に居た民衆達も、集まっていた貴族達も皆貫かれていた。

既に青年の意識は途絶えている。

だが、まだ終わってはいなかった……


この物語は、裏切られ続けた青年の最後の物語。

─────────


─────────

コポコポ


コポコポ

「(………………)」


「(……此処…は?)」


「(……俺…は…死んだ…はず…)」


「(此処が……地獄……?)」


「(だが……熱くは…ない………)」


「(となると……()()…?)」


メリメリ


「(まさ…か…?)」


グチョリ


「(嘘……だろ……?)」


「(()()……………)」


「(もう……いいだろ?……)」


ヌチャァ


「御主人様!男の子!男の子です!」


「(もう………いいだろ……なぁ……おや…すみ……)」


─────────



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