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  作者: 竹内緋色
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Day after day tomorrow

Day after day tomorrow


「なかなか大変な一日だったみたいだね。」

 俺は公園に来ていた。公園には家族連れが多く遊びに来ている。なにせ、日曜だからな。

「ええ。でも、またねねとのやくそくを破ってしまいました。」

 俺はベンチに腰かけている。同じくベンチに腰かけているのは髪がぼさぼさで、メガネをかけた男性。

「でも、今のねねは幸せそうだよ。」

「お父さん。まだねねと一緒に暮らすのは――」

「すまない。まだ、決心がつかないんだ。」

 話し相手はねねの父親だ。俺とねねは同じ母胎から生まれたけれど、親は違う。

「僕は怖いんだ。君たちと違って、もう立ち向かうほどの若さはない。」

 お父さんはふさぎ込んでいる。

「でも、君がお父さんと呼んでくれるとはね。ねねにまだ結婚は早い!」

「なんでそうなるんですか。」

 まあ、冗談だろうけど。

「僕は怖いんだ。ねねは彼女の子どもだ。あの女の子どもなんだ。僕が本当の父親なのか分からない。それに、ねねの美しさを見ていると、幼いのにあれほどまでに美しいと、あの女の血が流れていると感じてしまうんだ。そうなると、僕はもうねねを愛せない。ねねがあの女のように男の生き血を吸って生きていくんじゃないかと思うと、気が気でなくて。」

 お父さんは苦しそうに一気に言葉を吐きだす。

「すまない。君の母親でもあるのに。」

「あんなの、母親でも何でもありません。俺たちには母親なんていませんから。」

「そうか。」

 お父さんは落ち着いたようだった。

「しかし、君にとって『お父さん』とはとても大切な言葉だろう?僕には正直重荷だ。」

「でも、似てるんです。」

「そうか。あの女の好みなのかな。」

 ははは、と乾いた笑みを漏らす。

「君を呼び出したのは忠告があるからだ。」

「はい。」

「別に君を叱りに来たんじゃない。迫っている脅威についてだ。」

「魔術師ですか?」

「少し違うかな。話は逸れるけど、君の魔眼は最近どうです?」

「おかしなものを視ました。従妹と俺との間に糸の縄ができていたり、謎の薬を打った男から黒い糸が出ていたり。」

「なるほど。黒い糸、ね。正体は分かるかい?」

「詳しくはわかりませんけど、その糸に貫かれると身動きが取れなくなりました。」

「なるほど。魔術とは関係がなさそうだね。それは純粋な感情じゃないかな。なんらかの感情が人の体に影響を及ぼすことはよくある。」

「男は俺に嫉妬していると言っていました。」

「なるほど。嫉妬も好意みたいなものだからね。それは学校の事件の話だね。」

「はい。僕もその話だ。メレンゲ教が魔の手を伸ばしている。君にも接触してきたみたいだね。彼らは恐ろしい。世界平和を掲げているくせに、やっていることは薬での洗脳だ。人の脳を壊して思考能力を奪う。そうすれば誰も争わないなんてふざけた考えだ。まあ、本当のことは信者にも知らされてはいないが。」

「俺の従妹は幹部の娘だそうです。」

「なるほどね。その従妹と赤い糸でつながっているということかな?」

「赤い糸?」

「運命の赤い糸だよ。その縄のようなものは間違いなく運命の赤い糸だ。呪いに近い存在かもしれないけど。」

「どうすれば――」

「いや。君に実害はないさ。それに、その子は君の傍に居るんだろ?それは君の能力にも関係がある。いや、きみの能力の意味、そのものかもしれない。」

「どういうことですか。」

「僕は誰かと運命の赤い糸で結ばれたことがないからね。分からないよ。」

 はぐらかされる。

「でだ。もう一つの脅威。それは童貞殺しだ。童貞殺しがこの町に迫っている。」

「それは本業ですか。」

「ああ。魔術関係だ。君は童貞だから、気を付けておいた方がいいと思ってね。でも、僕ができるのは注意喚起だ。すまないね。こんな父親で。」

「いいえ。注意だけでもありがたいです。」

「ありがとう。」

 お父さんは風のように姿を消していた。流石、自称魔術師。

「でも、俺には関係ないよな、多分。」

 そんなのはラノベの主人公に任せておけばいいんだ。俺は平和に暮らしていくんだから。


 あくる日、俺は相談に対する回答を掲示した。

『複数の応募で同じ内容のものがあったので、今回はそれらを一つの回答でお答えします。内容としては、気になるあの子の気を引きたい、ということでした。我々第三相談室部の回答は、とにかくきっかけを見つけることです。いきなり告白というのは無謀すぎます。ですから、普段の学校生活でさりげなく声をかけてみたり、同じ部活や委員会などに所属して、徐々に会話を増やしていき、自分のことを知ってもらい、相手のことを知ってもらうことが重要だと我々は考えます。ですが、強硬手段はダメです。恋敵を拉致監禁するのはもってのほかです。その恋敵は恋敵でもなんでもありません。ただその相手を友達程度にしか見ていないからです。この歳で犯罪を行ってはいけません。だから、強硬手段は無しにしましょう。

 愛で壁をぶち壊せ!』

 自分でいい出来だと思った。


 朝露先輩について

 知的なメガネキャラでしょうね。古里と違い、背は高め。あと、冷酷。意外と目立たないキャラですね。モブに近くなっているのがなんともってところ。私はメガネキャラ、苦手ですし。


 夜霧先輩について

 白か銀髪でしょうね。きっと。ケモミミっぽい髪型でもいいかもしれない。とっても活発的な女の子。背は低め。夏彦に向けてぎらついているのに高坂先輩にはデレデレなのが萌えるところ。結構好きかも。

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