表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: 竹内緋色
1/12

One day 遭遇 encounter 動物園に行ってさ、興味も無いのにオランウータンとかぼんやり眺めてることとかあるだろ?

 ラブコメって苦手なんですよね。そう思って書き続けると、気がつけばいつもの二倍以上を書いてしまっていました。キャラクターに自分自身を投影して、書き続けました。お楽しみいただければ幸いです。

One day 遭遇 encounter 動物園に行ってさ、興味も無いのにオランウータンとかぼんやり眺めてることとかあるだろ?


 それはある日突然訪れた。

「帝都から転入してまいりました。波風菜々です。」

 目を惹く赤毛。それでいて日本人の顔だち。

 それはのっぺりとした顔というわけではなく、異国離れした顔だちではないということである。

 目鼻立ちはくっきりとしていて、顔は小さい。それでいて目は大きくまつ毛は長い。

 つまりは美人だ。

「じゃあ、一番後ろの席に座って。」

「はい。」

 はっきりとした受け答え。そして、教室を進んでいく。

 座席は俺の隣、ではない。俺の遥か後方だ。

 俺は視る。というか視えてしまう。

 多くの赤い糸が彼女に向かって行く。それは多くはポカンと口を開けた男子たちだったが、女子からも伸びている。

 運命の赤い糸という話を聞いたことがあるだろう。運命の相手と赤い糸で結ばれているのなんのという話である。俺が視えるのはそれに似たもの。つまり、人が向けている好意が赤い糸になって見える。

 俺は自分の小指を見る。人々の赤い糸はそこから射出される。だが、俺には何の糸もついていない、はずだった。

「なんだこりゃ。」

「どうかしましたか。真杉くん。」

「い、いえ。なんでも。」

 教師に諫められる。

 だが、俺は自分の小指から目を離せないでいた。俺の小指には何千もの糸が出ていて、それから複雑に絡まり、縄になっていた。そして、その先は――

 通り過ぎる転校生と目が合う。

 その転校生の小指に俺の縄は行き着いていた。一体これは何なんだ。今まで視たこともない。


 転校生は人気だった。休み時間に話しかけられる。それは全て女子だった。机に壁を作られて質問攻めにされている。

「都会の学校ってどんな感じ?」

「どこに住んでるの?」

「部活とかやってたの?」

 こういうのは転校生にとってはかなりの恐怖ではないかとも思う。逆にしないのも失礼なのかもしれない。だが、波風に集まって来る女子の多さは、彼女の人気を暗に語っている。

 そして、その波風はというと

「いいえ。こことあまり変わらないわ。」

「ちょっとまだ引っ越しが済んでなくて。まだ駅前のホテルに泊まってるの。」

「今まで特に入ってはなかったけど、この機会に入ろうかな。」

 などと落ち着いて、受け答えしている。こういうことに慣れているのか、と俺は思った。

 彼女の周りに集まっている女子は当然として、周りで聞き耳を立てている男子は多かった。その証拠に糸は彼女の方に向いている。

 その糸は決して互いに交わらないと分かっていた。時には両想いという形で結ばれるが、まあ、そんなことはどうでもいい。

 ただ、一つ気になったのは、集まっている女子の一人に波風へと糸が伸びていなかったことだ。

「すごい人気だね。」

「わっ。」

 俺は突然話しかけられたので思わず声を上げてしまう。

「そんなに驚かなくてもいいんじゃない?」

 俺に話しかけてきたのは蛭子古里だった。ボブヘアにメガネという大人しそうな風貌だが、決して大人しい女子ではない。活発とかそういうことではなく、腹黒なのだ。何を考えているのか分かったものではない。

「なんだよ、蛭子。」

「いや、お前もあの子に興味あるんだなって。」

 蛭子の小指からも糸が伸びている。蛭子もなんだかんだで波風に興味があるようだ。

「別に興味はないけど。」

「嘘つけ。さっきからずっと波風さんのこと見てる。」

「動物園に行ってさ、興味も無いのにオランウータンとかぼんやり眺めてることとかあるだろ?そんな感じさ。」

「お前は疲れはてたお父さんか。」

 俺的にはよく自分の状況を表すことができていると思ったのだが。俺にとって波風はオランウータン程度でしかない。

「ま、そういう変わってるところが真杉っぽくていいんだけどね。」

 それほど変わってはいないと思う。確かにほとんどの男子は波風に糸を伸ばしているけど、眼中にないってやつもいるだろう。変わっているのは変な能力だけでいい。

 その内、チャイムが鳴ったので蛭子は帰っていく。波風の周りの壁も消えていく。そのことにほっといているかと思いきや、波風は何事もなかったかのように次の授業の準備をしている。あれだけ質問攻めにされて疲れを見せないのは素直に感嘆すべきなのだろう。

 俺は自分の小指を見る。赤い縄。もう決して切れない、という決意さえ感じさせるそれは俺と波風をつないでいる。

 俺は自分の能力を幻覚の類だと思っている。きっと人というのは無意識に好意ある人に好意をもった仕草をしているのだろう。それを視覚的に表しているものがこの能力に過ぎない。つまり、コイツあの子に興味あるんだな、と俺が判断すればそいつからその子に向けて糸が伸びるように見えているということだ。

 じゃあ、この状態はなんだろうか。波風は俺のことなど眼中にない。そもそも初めて会ったし、自己紹介すらしていない。俺の名前さえ知らないだろう。ということは逆ということになる。つまり、俺が波風に興味がある、ということだ。その興味が強過ぎて、こんな縄のように見えている。ということは、俺は波風に一目惚れしてしまったのか。

 俺は首を傾げる。こんな、何の波風も立たない状態が恋なのか。なんて味気ないのだろう。


「なんでそんなにぐったりしてるんだ?」

「いや、まあ。なんだか疲れたんです。」

 放課後、部活のない生徒は速やかに下校する。中には自習室やら図書館で勉強する輩もいるのだろうが、俺は勉強熱心じゃない。むしろ、この偏差値のいい高校に入学できたことこそが奇跡みたいなものだ。テストは毎回生きるか死ぬかの生命線である。放課後ながら俺はまだ学校に残っている。

 何をするかって?部活だよ、部活。

「そう言えば、お前のクラスに転校生が来たらしいじゃないか。」

 そう言うのはたった一人の人物。高坂先輩。部活の先輩だ。

「そうみたいですね。」

 そいつのせいでなんだか疲れてしまったのだ。まあ、数日もすると何もかも落ち着くのだろうが。

「明日あたり、急に相談が増えそうだな。」

「なんて珍しい。真面目に回答するんですか?」

 俺は机に突っ伏しながら聞く。

「まあ、多少部活動してないとな。もとより予算も貰ってないから、生徒会からは部活と認識されているのかさえ不明だが。」

 そんな悲しい部活動の名前は第三相談室部。何故第三なのかというと、第一と第二があるからだ。ちなみに、高坂先輩が部長で、創設者。本人の言うところによると、第一も第二も自分が建てたのだという。じゃあ、なんで部員が二人しかいない第三にいるのか。

「何事も平和が一番ですよ。」

 平和な世界で、平和に過ごす。そんな中、贅沢な悩みの相談に乗るのが相談室部だ。主に恋愛関係が多いのが言わずもがな。第三には第一第二の回答が待ちきれなくなった相談者からの依頼が来る。第一第二には問題解決のプロフェッショナルが多いと聞く。二人だけのうちとは正反対だ。

「そう言えば、どうして俺なんです?確か、第一の朝霧先輩やら第二の夜霧先輩は高坂先輩がスカウトしたって言ってましたけど。俺なんかよりいい人材は他にもいるでしょう?」

 朝霧先輩や夜霧先輩の名前を出した時、高坂先輩の顔が苦いものとなった。何か因縁でもあるのだろう。

「まあ、あいつらはかなり腕が立つ奴らだった。スカウトした私も驚くほど適正があったよ。天才ってのはいるもんだなってね。でも、なんというか、なんか光るものがなかったんだよな。生きていく中で人間ってのはかつて持っていた輝きを無くしていく。あいつらもそんな連中だったってこと。だが、お前には何か光るものがあるような気がしてな。」

 先輩の話は的を得ない。だが、こういう的を得ない話をしている時こそ、この人がとんでもなく真剣な時なのである。

「それに、真杉。お前、何か隠しているだろう。そういう爪を隠すところが気に入った。お前の顔は密かに牙を研いでいる顔だ。」

 どんな顔だよ。

 さっきとは打って変わって嬉しそうな顔をしながら先輩は話す。

 冗談なのだろう。だが、少々動揺する。俺は能力のことがばれたのかと思ったからだ。

「そりゃ、人は一つ二つ秘密がありますよ。先輩だってあるでしょう。」

「ないな。」

「じゃあ、身長体重スリーサイズを教えてください。」

「160、40、80,60,80.」

「それはエロゲのモブキャラのステータスです。」

 いかにもモブキャラらしい、きりのいい数値。

「教えられるわけがないだろう。教えただけで損になる。」

 俺たちはそんな風に時折意味のない会話をしながら、放課後を過ごす。とりあえず、それだけの部活。無意味に時間を消費するだけであるが、俺は結構気に入っていた。帰宅部というよりは体裁はあるし。


 読んでいた本がいいところだったので、思わず長い時間部室にいた。高坂先輩は黙々と勉強をしていた。俺もしなくてはいけないのだろうが、宿題くらいしかやりはしない。それ故にテスト前に泣きを見ることになるんだが、面倒臭いしな。

「ただいま。」

 古い古民家の扉を開ける。やはり、引き戸は落ち着く。

「おかえり。お兄ちゃん遅い。」

 幼稚園児にそう言われて俺はすまんすまん、と幼稚園児の頭をなでる。真杉ねね。大分年の離れた俺の妹だ。

「きちんとお留守番できたか?」

「こども扱いしないで。」

 言動が幼稚園児らしくないのは置いておこう。

「今日、ゆきちゃんの家に遊びに行ってた。」

「三島さんところか。行くなら連絡しろよ。」

「電話したけどでなかったじゃない。」

 まあ、仕方がないか。ねねが帰ってくる時間はちょうど授業中だし。

「今度は出るよ。あまり迷惑かけないようにするんだぞ。」

「こども扱いしないでってば。」

 そう言いながらも、大人しく頭を撫でられている。また休日に三島さんのところに行ってお礼を言っておかないと。

「うぃーっす。真杉兄妹いるか?」

 遠慮なく玄関の引き戸を開け、靴を脱ぎ、家に入ってくる人物。隣の家の家主にして、うちの居候。

「麻怜さん。ねねと一緒にお留守番しておいてくださいよ。」

 俺は文句を言う。幼女一人の時に何かあったらどうするんだ。

「私だってずっとこっちにいられるわけじゃないし。でも、大丈夫。私の大事なねねちゃんに何かあったら虫の知らせでわかるからね。」

 麻怜さんはねねを見る。すると、何故か口元を抑える。本人曰く、抑えがたい性衝動をなんとかなだめているのだとか。うん。とっても危ない人です。まあ、でもねねが襲われるわけじゃないし。

「お兄ちゃん。早くご飯。」

 ねねは俺の背後に隠れ、麻怜さんから逃れていた。ねねは少し麻怜さんが苦手なようだ。

「そうだぞ、夏彦。早く作れ。」

 そう言って俺にビニール袋を差し出す。中には食材が入っている。

「たまには自分で作ったらどうです。」

 どうせ返答は分かっているものの、俺は麻怜さんに言う。

「私が料理を作れないって知ってるだろ。だからここに居候してるんだ。」

 俺だってそれほど大したものは作れないけどな。

「ゆきちゃんのママがおかずくれた。」

「ありがとう。三島さん。」

 大分三島さんにはお世話になっていたりする。ありがたや、ありがたや。対して目の前のただの居候はなんだ。全く。

「とにかく、ご飯が遅いのは夏彦が悪い。早く作れー。」

 子どものように麻怜さんは言う。ご飯抜きにしてやろうかと思ったが、ねねもお腹を空かせているようだから、早く作る。

「ねねは制服から着替えて来なさい。麻怜さん。ご飯は炊いてありますね?」

「うん。まだ。」

「俺は着替えて来ますから、今すぐ炊いてください。つべこべ言おうものならご飯抜きです。」

「分かったわよ。」

 家が出る前に食器洗いとご飯のタイマーをセットしておくのが麻怜さんの役割だった。その役割が果たされたことはほとんどないが。

 逆に麻怜さんがしっかり自分の役割を果たしていると碌なことがなかったりする。俺のご機嫌をとるためだ。

 俺はせっせと二階の自分の部屋に行き、着替えを済ませる。二階にはねねの部屋と俺の部屋。麻怜さんの個室に今は使われていない空き部屋の四つがある。俺は自分の着替えを済ませるとねねの部屋をノックする。

「いいよ。」

 俺はねねの部屋に入る。ねねは案の定、一人では着替えられず、顔が制服で遮られていた。

「ほら。引っ張るぞ。」

 俺が力添えをして、ようやく着替えが済む。ねねは歳に似合わず、大抵のことを自分でできる。だが、この制服だけは例外だった。この制服は凄く着替えにくく、ママさんからの評判も悪い。ねねが大人しいので、俺はまだ苦労しなくて済んでいる方なのだろう。

「よし。じゃあ、早くご飯作るからな。」

「うん。待ってる。」

 俺は降りて料理の準備に取り掛かる。料理は麻婆豆腐。市販の素で作る。俺が作れるのは市販の素があるものだけだ。これなら、麻怜さんにも作れるはずだが、本人にその気がないのだから仕方がない。

 三島さんからの差し入れは唐揚げだった。『昨日の残りでごめんなさい』と書かれた紙があった。

 三島さんマジ神。

 俺たちでは到底揚げ物なんてできない。下手をすれば火事になるし、なにより熱いから手を出せないでいた。案外楽とは聞くが、忙しい学生身分では手が出せない。きっと三島さんはそこのところを分かっていて揚げ物をよくくれるのだろう。もしかしたらわざわざ俺たちのために作ってくれているのかもしれないと思うと、感謝してもしきれない。

 丁度ご飯が炊きあがるころに料理もできる。麻怜さんの買ってきた野菜を適当に切ってサラダにすれば、今日の晩飯は終わりだ。

「やっぱり質素ねえ。」

「そう言うのは自分で作ってから言うものです。」

 まあ、冗談半分で言っているのだから、あまり気にはしていない。

「これ、辛くない?」

 ねねが麻婆豆腐を見ながら言う。

「大丈夫。あんまり辛くないのを使ったから。」

「食べられないならお姉ちゃんが食べてあげるわよ。」

「いいえ。大丈夫です。」

 皆粛々とご飯を食べる。

「そう言えば、夏彦。今日なんかあった?」

「はい?」

「いつもより私に当たってくるからさ。」

 確かにちょっと疲れてはいるが、そんなに麻怜さんをいじめたわけじゃないと思うけど。

「そうだったか、ねね。」

 俺はねねに聞く。ねねは麻婆豆腐にふうふうと息を吹きかけ、口に運び、ごくりと喉をお通してから言う。

「いつもと同じだと思うけど。」

「ふーん。そう。」

 その後は、ねねに今日の幼稚園の様子を聞いて、麻怜さんは勝手に大学の悪口を言う。その内にご飯は終わってしまった。

「じゃあ、食器洗いお願いしますね。」

「ええ、面倒。」

「朝ご飯抜きです。」

「なんか私だけひどくない?」

「居候が何言ってるんですか。」

 まあ、確かに雑用は麻怜さんに押し付け気味ではある。食費も麻怜さんに出してもらっているから少し扱いはひどいが、まあ、麻怜さんだからいいだろう。

「ねね。先に麻怜さんとお風呂に行ってきなさい。」

「お兄ちゃんと入る。」

「うわっ。ロリコン。」

「うるさいです。でも、麻怜さんと入っておいで。じゃないと麻怜さんすねるから。」

「分かった。」

 ねねは聞き分けがいい。だが、そこが少し不安ではある。もう少し麻怜さんのように駄々をこねてもいいのだが。

「ぐへへ。ねねちゃん。行こうか。むふふふふふ。」

 えげつない笑顔で麻怜さんはねねをお風呂に連れて行く。そう言うのがねねに嫌われるのだろうに。


 ねねは麻怜さんと一緒の布団で寝た。まだ一人で寝れないし、暗闇をひどく怖がる。暗い場所だと身動きも取れなくなるくらいだ。それが可愛らしいものだといいのだが、ひどく震えて、病的なまでに怖がってしまう。心配だ。普段はいい子なので、心配のしすぎかもしれないが。

「さて。宿題終わったぞっと。」

 英語は予習とか言われているが、しない。要は当たらなければいいのだ。能力で誰に当たるかは先読みできてしまう。だからと言って好意を捻じ曲げることはできないので、俺に少しでも糸の方向が向くと、必死で目を逸らす。

 少し、能力について考える。これはいつの間にか視えていたものだった。自分に自我と呼べるものが芽生えた時にはもうあった。初めは何であるのかもわからずコントトールできずにいたが、今ではオンオフは自由に切り替えられる。だが、今日は違った。今日のように一斉に糸が伸ばされると強制的に視えてしまう。これはいわゆる魔眼というものなのだろうか。小指を視る。縄は遠くに伸びている。そちらは駅の方角だ。駅前のホテルに泊まっているというのは本当らしい。いけない、と思い魔眼を解除する。よくあるマンガなどでは魔眼など特殊な能力を持っている者は実験材料にされたりするらしい。もしくは霊能者とかか。でも、俺はどちらにもなる気はない。普通に生きる。日常生活に支障はないのだ。大丈夫、と自分に言い聞かせて俺は部屋の明かりを消す。俺にラノベの主人公のような活躍はいらない。ただ、普通に生きていくのだ。血なまぐさい事件など遭遇したくはない。


 真杉夏彦について

 容姿はとりあえず、おかっぱっぽい姿でしょうか。背丈は平均的。勉強も運動も苦手。性格面は衛宮士郎という感じですね。

 自分自身が夏彦になったつもりで、楽しんで書けたと思います。作者の割りと善良な部分の化身でしょう。

 私もモテたいなぁ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ