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地平線が沈まない間に......。

作者: 七瀬
掲載日:2017/12/03

キミと出逢えた事が僕のこれからの一生を決めてくれた。

僕たちは、お互いの友達同士の紹介で出逢った。


だけど...? たくさんいた中の僕たちだった。

あのときの僕は、まだキミに興味すら持っていないアホな男で。

キミの良さを何もわかっていなかったんだ!


『セイジは、私のドコを好きになったのかな?』

ふとそんな事を考えるんだよ。


あのとき、私たちが出逢ったのは、たくさんいる中の私で

特に目立った子でもないし、気が利く訳でもない。

これと言って、美人でもなければ、可愛い訳でもない。

でも、セイジはめーいっぱい私を心底愛してくれたよね?


『ねぇねぇ? どうして?』


キミの笑った顔が凄く好きなんだよ。

それに、一緒にいて物凄く落ち着くところや気を遣わないところ。

なんか、安心するんだ!


私もセイジと一緒かな。


私たちは3年前にお互いの友達同士が集まる会に参加していて

簡単に言うと......。

ただの飲み会みたいなものだったんだけどね!


その中にいたのがセイジで、でもそのときの私はセイジのいいところが

まったくわからなくて正直興味がなかったんだよね。


見た目も冴えない男って感じで、地味な感じだったし大人しいタイプの

男性だと思っていたから。


私のタイプじゃないし見向きもしなかった。

でもさ、あれから何回も集まれるメンバーで一緒に遊びに行ってるうちに

少しずつ少しずつセイジのいいところが見えてきて。


『気が付くの私、遅かったよね! ごめんね。』

『いいよ、キミが謝ることじゃないし気にしなくていいよ。』


僕にとって、キミは天使みたいに輝いていたんだ。

キミはみんなに優しい。こんな僕にもね!


だから、キミは知らなかったと思うけど......?


『みんな男連中は、キミを狙っていたんだよ。』

『うそ~!? 本当なの?』

『本当だよ!』


僕も気が付けばキミの事を好きになっていた。


『でもさ、ライバルが多いし自信が持てなくて、何回も諦めようと思った

んだよ!』

『そうなんだ~ でもなんで? 諦めなかったの?』

『僕はキミが好きだと心底想えたからだよ!』


僕にとって、キミと言う 『存在』 は物凄く大きくなっていた。

誰にも渡したくないと思えた。


『でもさ、ほら? 僕は見ての通り根性なしだから、勇気もなくて

ずっと自分の気持ちをキミに言えないまま時間だけが過ぎていったんだよね。』

『うんうん。そうだったね!』


私もその頃からセイジの事、気になり始めていて。

いつになったら......? 『告白』 してくれるのか待ってたんだけどな?


『そうなの? それって初耳じゃない!?』

『そうだっけ!』


私ね! セイジのいいところたくさん知ることが出来て、意識しはじめて

いた頃だと思う。本当に優しくて。怒らないところや実は、男らしいところ

もあって本人は気づいていないと思うんだけど......。


他の男性にはない、魅力があるなって思っていて。

これは、セイジには内緒にしてる事なんだけどね!


そうやって? ふたりの時間を過ごしてきたのかなと思うと? 今は幸せなこと

なんだなって思う。



そしてとうとう、セイジが私に 『告白』 してくれた日の事、今でもはっきりと

覚えているよ。物凄く緊張していて、声が上擦って変なことになっていたよね?

なんか変な沈黙と空気、思わず笑いそうになったけど......?

真剣なセイジの眼差しが私にも痛いほどわかったからちゃんと話を聞かないとって

思えたんだよ。


『そうなんだ~』


僕は何しろ 『告白』 すると決めてから、緊張しっぱなしで.......!

夜も眠れないくらい、その事ばかり考えていたな~!

もし? キミに断られたらどんな顔していたらいいんだろうとか?

悪い方しか思えなくてそしたら......? 告白やめようかなとか?

でも、やっぱり言おうって思ったり、何度も何度も頭の中でシミュレーション

してたんだよ。


『そうなんだ~ 断る訳ないのにねぇ~』

『そうなの......!?』

『うん。』


私の中で、もうセイジしかいないって決めてたの!

だから、告白してくれたら付き合おうってずっと思ってたんだよ。


『なんか、照れるなぁ~』

『顔赤いし!』

『うるさいなぁ~』



そして付き合いだしてから、1年と3ヶ月。セイジからプロポーズしてくれた

事もよーく覚えているよ。


あの時はさ? 私の誕生日で祝ってくれた時に、指輪と薔薇を1本持って

渡してくれたよね?


それとプロポーズの言葉は 『僕とおじいちゃんおばあちゃんになっても一緒に

いてください。』 だったけ?


『恥ずかしいよ~ でも決めてたんだよ! プロポーズの言葉。』

『うん。嬉しかったよ』

『良かった。』



あと、結婚式ね! 綺麗なウエディングドレスが着れたよ。

『セイジ、ありがとう。』

『僕も、キミのウエディングドレス姿を見れて、嬉しかったよ。物凄く

綺麗だったし自慢だった!』

『そう言ってくれて嬉しいよ! セイジ。』

『僕は幸せ者だな!』

『キミのお父さんお母さんも嬉しくて泣いていたね!』

『うんうん。私の花嫁姿を親に見てもらって嬉しかった。』

『そうだね』

『本当にありがとうね! セイジのおかげだよ!』

『僕こそ! ありがとう、こんな僕と結婚してくれて。』

『物凄く幸せだったよ。』


◇◆◆◇◆◇◆



そしてふたりはハネムーンにイタリアに行き、そこでたまたま乗った

バスが大きな交通事故に遭い!?


※ニュースです※


昨夜、イタリアでバスに乗っていた日本人と思われる男女がバスの交通事故

に遭いぶつかった車に乗ってた家族と思わる3人とバスの運転手と乗り合わ

せていた乗客が全員死亡しました。 まだ身元確認が取れていません。


...と言うニュースが日本で流れた。




 





 

















最後までお読みいただきありがとうございました。

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