第7話 ~バカな二人~
今回は、だれがしゃべってるかわかりやすいように工夫しました!
~翌日、聖南高校1年2組~
翔「あ~、今日も6時間授業か~。まじだるいわー」
由姫「まぁまぁ、今日は翔くんのために頑張ってお弁当作ってきたんだから、昼休み楽しみにしててよね!」
翔(あ、そういえば昨日電話でそんな話ししてたな)
翔「そ、そうだな!超楽しみにしてるぜ!早く4時間目終わらねーかな―」
由姫「うふふ♪」
………
涼介「新沢さん……黒いな…多分…」
菜々子「高橋君」
涼介「お、大宮さん!?どうしたの…?」
菜々子「ちょっと聞きたいことがあるの。いいかしら」
涼介「お、おう。」
菜々子「じゃあ、私についてきて」
~体育倉庫~
涼介「あ、あの~、大宮さん……?」
菜々子「なにかしら?」
涼介「なぜ、体育倉庫なのかなーと、教室の前の廊下とかでもいいような…」
菜々子「そ、そんなの…誰にも聞かれたくないからに決まってるでしょ…///」
涼介(えぇぇぇーーーー!!!!なんで顔赤くしてんの!?しかもちょっとかわいい!も、もしかして…俺のことを…!?)
涼介「そうなんだ…あはは…。それで話の内容は?」
菜々子「それは…その…///」
涼介(やっぱりかわええ!!じゃなくて…)
涼介「恥ずかしがってても何もわからないんだけど…」
菜々子「そ、そうね…。それで内容なんだけど実は…」
涼介「うん」
菜々子「石田君のお姉さんの優香さんのことが気になるの…!!」
ここで高橋涼介は思った。「なんだこいつは」と。
涼介「は、はぁ…。それで?」
菜々子「高橋君は石田君と仲いいでしょ?だから…」
涼介「いやいやちょっとまてよ!だからってなんで俺!?石田のことなら新沢さんのほうが仲いいと思うぞ?」
菜々子「それなんだけど実は…」
涼介(また「実は…」かよ!今度はなんだ!?)
菜々子「優香さんよりは気になってないけど、高橋君…いや、涼介君のことも少し気になっていて…」
涼介(うん、何言ってんだこのバカは。しかもちゃっかり俺のこと下の名前で呼んでるし。)
涼介「そ、そうか…。」
涼介(ちょっと待てよ…?さすがに女の子どうしは…石田のお姉さんにも迷惑かかるし、大宮さんの高校生活が…。なら大宮さんが俺のことを好きになればいいんだ!少しでも気になってくれてるんだし。」
高橋涼介君もバカでした。
涼介「でもさ、さすがに女の子同士はまずいと思うんだ。その優香さんにも迷惑かかるし…。だから優香さんじゃなくて俺のことをもっと気にすればいいんだよ、菜々子ちゃん?」
菜々子「え…///」
涼介(やっぱこの照れてるところがかわええー)
菜々子「じゃ、じゃぁ…」
このバカたちの会話を見せるのはまずいのでしばらくお待ちください。
~再び1年2組、昼休み~
翔「で、二人は付き合うことになったんだな」
涼介「ああ!」
菜々子「えへへ~、これからよろしくね~涼介君!」
涼介「よろしく!菜々子!」
翔「いつのまに下の名前で呼び合ってるし…。お幸せに~」
由姫「翔く~ん??ちょっといいかな~~?」
翔「げっ!?由姫!?」
由姫「なんで『げっ!?』なのよ!お弁当食べる約束したのになんで高橋君と菜々子ちゃんと仲良くお話してるのーー!!楽しみって言ってくれたのにーーー!!!」
翔「ご、ごめん由姫!そ、その…大宮さんと高橋がつき合うことになったらしいから…」
由姫「えっ!?高橋君と菜々子ちゃんつき合うことになったのー!?おめでとーー!!お幸せに!」
涼介・菜々子「ありがとー」
由姫「さぁ~て、翔く~ん♪」
翔「は、はい!」
由姫「こっちおいで~、餌の時間だよ~♪」
翔「はい!」
…………
涼介「あの二人も早くつき合っちゃえばいいのにな」
菜々子「ほんとにね~、まわりには多分バレバレだと思うし~」
涼介「な~」
菜々子「とにかく私たちは私たちで幸せになろーねー!」チュッ
涼介「お、おう///」
軽く涼介のほっぺにキスをした菜々子でした。
今回も読んでくれてありがとうございました!割と長めにしたつもりです。次回もできるだけ長めに書きたいと思ってます。次回もよろしくお願いします(^_-)-☆