第4話 〜姉と委員長〜
今は昼休みも終わり現在は5時間目の授業中。
(それにしても今日の姉ちゃんは変だったな…。どうかしたのかな…)
ジー…
(うわっ…委員長の大宮さんがすごい睨んできてる…、こわっ……)
(石田君…、今日の昼休みは上級生といちゃいちゃしていた…、はっ!ま、まさか…か、彼女!?)
「ばっかじゃないの!!」
「どうしました?大宮さん?」
「あ、いや…なんでもないです…失礼しました…」
(委員長、急にどうしたんだ?あ、目合った…」
(あっ…、石田君と目が合った…。やだ…急に顔が熱くなってきた…なんでかしら…?)
(なんだ…?委員長急に顔が赤くなったぞ…?)
ー放課後ー
「翔くーーん!一緒にかーえろ!」
「おう由姫!いいぜ!」
「ちょ、ちょっと!お二人さん!」
「あ、委員長じゃん。どうかした?」
「ちょっと石田君だけ私に着いてきなさい!」
「え…ちょっ…、わ、私は?」
「あ、新沢さん。悪いけど石田君を借りてくわね」
「あ…うん…」
(ちょっと由姫ちゃん、そんな悲しそうな顔しないでよ…。でも超可愛ええ!)
(なんなのよ新沢さん、あんな顔されたらほっとけないじゃない…女の私でさえ少しドキッとしてしまったわ…)
ーー(お、おい…、あの子やばくね?ちょーかわいくね?)
ーー(わー、見てよあの子。ウルウルしちゃってやばーい!ギュッとしてあげたくなっちゃうよ〜)
「え、えーっと新沢さん?ほんとにごめんね?」
「ふ、ふんっ。別に翔君いなくても1人で帰れるもん!」
由姫の頬はすごい膨らんでます
「ゆ、由姫?また明日な」
「ふんっ!」
由姫は拗ねて1人でスタスタと帰ってしまった
「と、とりあえず私に着いてきてもらえる?」
「りょ、了解」
ー図書室ー
現在、翔と菜々子の2人は図書室で席に向かい合って座っている。
「さて、今日の昼休みの事だけれども、あの上級生の女子は誰なのかしら?ま、まさかとは思うけど…か、彼女なの…?」
「そ、そんなわけないだろっ!あの人は石田 優香。俺の姉だ」
「え、えーー!!??」
すごい驚く菜々子
(あれ?なんか変なこと言ったか?)
「石田君…?それホントなのかしら…?」
「うん、なら今呼ぼうか?」
「え、えぇお願いします」
(あれ?別にいいのになんでお願いしてるのかしら、私)
ー数分後ー
「翔、おまたせーって…えぇぇぇ!!??」
急に驚く優香
「しょ、翔?こ、この子はいったい…だ、誰なのかしら??ま、まさかとは思うけど…か、彼女じゃないわよね?」
(委員長とほぼ同じ反応じゃねえか…)
「ちげぇよ、この子はうちのクラスの委員長の大宮 菜々子さんです。」
「ど、どうも…」
(う、うわぁ…綺麗な人…。これが石田君のお姉さんかぁ…)
「へぇ〜、菜々子ちゃんね!よろしく〜!菜々子ちゃんっ!」
「ちょ、ちょっと!石田先輩!やめてくださいっ!」
優香は菜々子に強くギュッと抱きしめる
(うわぁ…なんかエロくね?とりあえずさっさと帰りてぇ…)
サブタイトルは気にしないでください笑 更新遅くなってすみません。今回も短いですが許してください…