DREAM DIVER workaholic挿し絵
*注意!!このページにはネタバレが含まれています。
「DREAM DIVER workaholic(ワーカホリック)」
日曜日の朝、ある会社員がDLSで運ばれてくる。彼の名前は『河野・明(コウノ・アキラ)』。大手ゲーム会社の下請けで働くプログラマーだ。早速ダイブして捜査を開始したジェシカたちだが、その会社にはウラがあってーー…。
「…日本人ってのは、どいつもこいつもマジメだねえ……夢の中でまで仕事してらあ…」
「まるで“ワーカホリック”ね…マジメで一つのことに集中して、最後まで成し遂げる。……努力と辛抱強さ、忍耐と根性。それは確かに美しい特質かもしれないけれど、自分の健康や家族を犠牲にしてまでもそれを優先することを美学と呼ぶのはこの国の悪いクセね。『中毒』と言わざるを得ないわ…」
「そうね…でも案外ブラックな企業って多いものよ……第三者から見れば異常な職場環境でも、中で実際に働いている人たちにはそれが当たり前になってしまっている。それに我々消費者を含め、この社会のシステム全体が数多の企業にそうならざるを得ないように求め過ぎている部分はあるわ…そういう社会に組み込まれてしまっているのよ…」
「…強い男も嫌いじゃないわ…貴方はわたしをどれくらい楽しませてくれるのかしら…さあ、一緒に踊りましょう?」