創作に役立つ(かもしれない)小ネタ ―風景・街並みを描く―
初めましての方は初めまして。
お久しぶりの方はお久しぶりです。
「おっ? またか?」の方には「オッス! すまんな!」
フェフオウフコポォと申します。
少し前に愚痴をエッセイで漏らしましたところ、多くの方に励ましを頂き、その節は誠に有難うございました。当人無駄に元気になり色々とネタを考え始めております。
またエッセイの内容が恥ずかしくなり該当のエッセイは削除させて頂きましたが、頂いた感想は大切にさせて頂いております。大変お世話をおかけ致しました。
さて、創作ネタを練るに当たり色々頭を捻らせて模索しておりましたところ『あ。コレは創作する時に役に立つな』と思った事がありましたので、少しその紹介をば。
今日のエッセイの内容はどちらかというと作者様向けな感じになるかと思いますので、創作仲間のお役にたてれば幸いです。
もちろん小ネタですので、既にやっていらっしゃる方も多いでしょうし、むしろ『おま……そんな事もしてなかったの?』と思われる方もいらっしゃると思いますので、そんな方は初心者の戯言と、どうぞ華麗にスルーを宜しくお願いします。
では以下に本編をば。
まずは結論から。
『グーグルすげーよっ!』
グーグルの何が凄いと思ったかと言いますと検索はもちろんですが、『googleマップ』の『ストリートビュー』と『Earth ビューの3Dビュー』が、ものすごく創作の役に立つと思えたのです。
私は最近物を書く時に、情景や感触がリアルに伝わる事に重きを置いて物書きをしているのですが、別の投稿サイトにおいて、それが結構良いと評価を頂けるようになって参りました。
どのように表現しているのかと言うと、例えば、
“目を開くと、そこは……ただただ雪と氷の世界だった。”
的な表現を書きたくなった場合
“目を開いた瞬間、私は青と灰を混ぜたような色の大地に立っていた。
大地から真っ直ぐ前に目を走らせると、その先には雪化粧を纏った岩の山。
頬を殴りつける寒風に身を震わせて、ようやく気が付く。
自分は今、凍りついた湖の上に立ちすくんでいるのだと……”
大分盛りましたが、こんな具合に書くようにしています。
情景や雰囲気なりを具体的に描くほど、読み手の方はその場面を想像しやすくなりますし、作者の中のイメージとの齟齬が無くなり、結果として作者の内面に描いている物語と近い物を想像して頂けるのではないかと思うのです。
ただ、この際の難点は
『書き手が漠然としたイメージではなく、はっきりとしたイメージを持つ必要がある』事。
キャラクターなんかは結構具体的なイメージを持って創作される方も多いと思います。
私もそうで、逆にそれ以外は漠然とした世界観のまま書き進む事が多かったです。
どの程度漠然としているか例を挙げると『アラビアンな砂漠』とかそんなイメージ。
ターバン巻いて短刀を腹巻っぽいのに刺してるモブが多いとか。そんな程度。
周りの風景もアニメ映画にありきたりの土壁に穴をあけたような窓の家が並ぶ風景をざっと思い浮かべて書いていたのです。
……が、それだとやはり表現に物足りなさがありました。
そこで『googleマップ』
本当にすごいです。
氷河だろうが、火山だろうが全体像がすぐにわかるし、中には「なぜそこに!?」という写真まであったり、ストリートビューで見れたりします。
荒野も砂漠も見ることができますし、日本から見ると外国も異世界に近い物があり、発展途上国の建物の作りなんかも分かり易い。
ヨーロッパの古城の作りなんかも全体から見る事ができるし、中には建物内からも見れる。
創作のメインは、キャラクターの心象だったりするのだろうけれど、そういった背景の情報を書くことでキャラクターを補強し、よりキャラクターの個性がはっきりする事もあるように思えました。
もし書き悩む方がいらっしゃったら、一度ストリートビューで海外を見て回ると思わぬ発見があるかも知れませんので、お時間がある時にでもお試しくださいませ。
尚、具体的に書きすぎたせいで話が進まず、
『冗長すぎ』『くどい』
と言われる可能性もありますので、どうかお気をつけて。
後、どうでもいいことですが、ストリートビューで遊んでいると人類荒廃後の廃世界を彷徨う物語を書きたくなる不思議。