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白銀 恥じる

ゆったりペース…ソシャゲのイベが重なると集中する事が出来ない(涙)

「何処か痛いの?」

少女は涙する私に問うてきた。

私はハッとして後ろを向く、こんなに涙脆かっただろうか…

『アノ少女ハ、何処トナク君島凛音(きみしまりんね)ニ似テイマスネ…一目見タ時、驚キマシタガ…彼女ハモウ、イナイノデスヨ?マスター』

私の精神に語りかけるニルヴァーナ

『分かっているよ…そんな事…ただ驚いただけだ』

『ナラバ、イイノデスガ…彼女ヲドウスルノデスカ?』

『送っていくさ、助けた以上責任がある』

『マスターガ、ソレヲ言ウト笑エマスネ…ハハッ』

前の世界での末路を思えば、ニルヴァーナの言っている事は至極真っ当だと思う…今の私は矛盾している。


「あの…大丈夫?」

少女は黙っている私を心配そうに見ている。

「…送っていこう」

極力話さない方がいいかもしれない、私はもう人に頼られるのは御免なのだから。

これで最後だ…

変身を解き、彼女を先導する様に歩みを進める。

「あの…村はそっちじゃないよ?」

「…」(汗)

『…ダサイ』(無慈悲)

少女とニルヴァーナにツッコミを入れられ顔を赤らめる。咲神至。


「こっちだよ!いこ?」

「…」

恥ずかしい…何をやっているんだ私は…

少女の先導で森を進む。

しかし此処まで、デタラメに走って来た筈なのによく帰り道がわかるなと感心する。

「ん?なんで私が帰りの道が分かるか変に思ってるの?これでも私は、迷子になった事ないんだ!きっとこっちだよ!」

きっと?…

やたら自信有り気に進む少女。

『ドウヤラ、勘デ進ンデイルミタイデスネ…』

ニルヴァーナの声から絶望の色が伺えた。


『信じてみるしかないさ…』

『マスターノ守備範囲ノ広サニハ驚クバカリデス…コンナ幼女ニマデ…』

「へ、変な事を言うなっ!!わ、私は幼女になど、興味はない!!///あっ…」

ニルヴァーナが変な事を言うから心の声が口から出てしまった…

『プークスクス』

ニルヴァーナが私を馬鹿する様に嗤う

グギギ…腹が立つ。何でコイツが私の相棒なのか。

「幼女?そう言えば、名前言ってなかったね?私はルー・サムサラって言うんだよ?よろしくね?」

太陽の様な眩しい笑顔を浮かべる。

「…」

無言で頷く。

『サム…サラ?』

『どうした?ニルヴァーナ』

『イエ、何デモアリマセン』

ニルヴァーナに疑念を持っているうちに、入り口が見えてきた。


「やったー!森の入り口だよ?よかったー」

ホッとした様だ。しかし本当に森から出られるとは思わなかった。

幼いながらに女性の勘が既に備わっているのだろうか?

森を出るとに太陽が沈もうとしていた。

辺りを見ると、当たり前だがビル群などはない、どちらかと言えば田舎の風景が広がっている。

少し進むと風車や田畑が見えてきた。

一昔前の木造建築、村の入り口だろうか?其処には少女を心配した村の人々がいた。


「ママァー!!」

母親を見つけ駆け出す、安息したのかその声は涙に震えている。

「ルー!何処に行っていたの!心配したんだから…」

少女を抱きしめ、安息の声を漏らす。

母親の目元には涙に濡れていた。

『イイハナシダナー』

機会音な所為か何処か馬鹿した感じに聞こえる。

此処から立ち去るか…

さようなら…君島の面影を持つ少女、姿を見れてよかった。


背中を向ける、断ち切る為に…

「待って!お姉ちゃん!」

少女の静止の声が聞こえるが振り返らない。

「マスターヨロシイノデスカ?コノ世界ノ情報ヲ聞カナクテ」

「別にあの村でなくとも、どうにでもなる」

「確カニソウデスガ…」

これ以上何も聞きたくない、速度を速め森の中に入る 。


その日は森の中で夜を過ごした。



朝が来て、昨日見つけた滝で行水する

「生き返るなぁ」

気持ちがいい、落ち着いて身体を清めるのは久しぶりだ。

流石に拭く物がないので、乾くまでそのままで過す。

「マルデ、露出狂ノ様デスネ。マスター」

「煩い奴だなぁ」

「シカシ昨晩ハ、ヨクオ眠リデシタ」

確かに、そうだった。

私を狙う者はもういないからかもしれない。身体は超人でも、やはり腹は空くし眠くもなる。

滝に居た魚を焼いて食べる、味は悪くない。

「これから、どうしようか…」

まるでやる気が出ない…このまま森にでも引き篭ろうか。


「マスター、コノ世界ガ異世界ナラバ冒険ギルドナルモノガ、存在シテイルト思イマス。其処デ生活スル分ヲ稼ゲバ良イト思イマス」

「いやに、詳しいな」

「私ガマスターニ、黙レト恫喝サレタ時、私ハネットデ色々ナ情報ヲ眺メ楽シンデ居マシタカラ。ソノ時、ヤタラ流行ッテイタノガ、異世界転移ト異世界転生デシタ」

「ふーん、今の状況がそれに似ている訳か」

しかし、私が黙らせている間コイツはニート生活をしていたのか…


「Yes、デスノデ私ノ心ハ少シ興奮シテイルノデス」

ニルヴァーナの心臓が何処にあるのか分からんがそうらしい。

「それで、転移や転生をした連中は大体、何をやって生活しているんだ?」

「大体ハ、俺Tueeeヲシテハーレムヲ作リ冒険ヲシテイマスネ。特ニ女奴隷ヲ買ッテ主人公ガソノ女奴隷ニ好カレル傾向ガ多イ気ガシマス」

現実世界で奴隷買うのは不可能だし異世界でそういう事をしたいと思うのも理解出来ない訳ではないな…うん、そういう事にしておこう。

「デスノデ我々モ、一人グライ奴隷ヲ買ッテミテモ、イイカモシレナイデスネ」

「そ、そうだな…汗」


くだらない事をニルヴァーナと話していると人の気配がした

「ニルヴァーナ…?」

『イエ…コノ気配は…』

「あっ、居たー!!」

気配の正体はルーだった。

「何故また森に入って来たんだ!」

少女の蛮行に苛立つ、流石にこれは許容出来ない。

「うぅ…だってぇ…」

目に涙を溜め叱られ身を縮ませる。

『マスター…恐ラク彼女ハ貴女ヲ心配シテ来タノダト推測シマス』

いやしかし…

『マスターノ所為デモアルノデスヨ?』

ぐっ…

「あの…そのすまない、私の責任だ」

頭を下げる。


「私の方こそ、ごめんなさい」

互いに頭を下げそれで一件落着。

「お姉ちゃんにお礼したくて、ママも村のみんなもお礼が言いたいって言ってたから…」

「…」

『マスター、オ言葉ニ甘エマショウ。デナケレバ、マタ彼女ハココニ来マス』

ニルヴァーナの言う事はもっともだ。

「分かった、村に行こう…案内してくれ」

立ち上がり、少女に案内してもらう。

「うん!でも…///」

「?」

少女は頬を赤く染めている。

『マスターマサカ、本当ニ露出狂ノ気ガアルノデスカ?』

「うわっ!?す、すまない。少し待ってくれ!」

道理で肌寒いと思った。

「うん!」


『マスターハ、本当ニ馬鹿ナノデスネ…ヒクワー』

ニルヴァーナのツッコミが心に突き刺さった…

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