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0 キャラクター一覧&データ&用語

データ掲載回ですので、読み飛ばしOKです。

全体的にネタバレ注意。


キャラクター一覧を追加しました。ネタバレが含まれていますので、読み進める途中で「こいつ誰だったっけ?」と思われた際、そのキャラを思い出す場合などに使っていただくと良いかと思います。



分かりづらい部分があるという事で、詳しい説明のなかった専門用語や、ランク等のデータの説明を少しですが掲載してみました。


ただ、ネタバレに繋がる可能性もありますので、全てのデータを掲載することは控えさせていただきます。


また、全てのデータを数値化して、数式に当てはめて計算などをしているわけではないので、数値類はあくまでも作者のイメージ的な物です。ご了承ください。

データ&用語集的なもの


冒険者ランク

G 駆け出し、仮免、本物の冒険者じゃない

F 新人、見習い、一応冒険者扱い

E 1人前、胸を張って冒険者を名乗ってよし

D 中堅、パーティリーダーもやるよ

C ベテラン、一般人から見たら超人

B トップクラス、小さいギルドはBが一番上

A 英雄、国に数人、一般人も名前を知ってる

S 神話級、世界に8人、王様も頭を下げる


魔獣ランク

G 雑魚、成人男性なら勝てる、ゴブリン

F 小規模商隊が全滅、ヒグマ、ウルフ5頭

E 村が全滅の危機、レッサーワイバーン

D 町が全滅、ヒュドラ、ブラスト・トータス

C 大都市全滅 タイラントサーベルタイガー

B 国が全滅 中級悪魔、上級ドラゴン

A 大陸全滅 悪魔王、王級ドラゴン

S 世界規模の危機 神話級魔獣、フェンリル


冒険者ランクは、自分と同脅威度の魔獣を、パーティを組めば倒すことができるというのが目安です。もしくは、1つ下の脅威度の魔獣を、単騎で倒すことができるレベルですね。

冒険者ランクDの冒険者なら、同じDランクの冒険者5人で組んで、脅威度Dの魔獣を狩ることができます。また、脅威度Eの魔獣を、1人でも倒すことが可能です。スキル構成や、得手不得手もあるので、必ずではありませんが……。



武器の魔力伝導率

武器に魔力を纏わせて強化した際、込めた魔力の何%が発揮されるかの目安。伝導率Eの武器に、魔力を100込めると、武器の攻撃力は+20。伝導率Aの武器に魔力を100込めると増幅され、攻撃力は+200されます。


伝導率(数値は%です)

F- 1 F 5 F+ 10

E- 15 E 20 E+ 25

D- 35 D 45 D+ 55

C- 70 C 85 C+ 100

B- 120 B 140 B+ 160

A- 180 A 200 A+ 220

S- 250 S 280 S+ 310

SS- 340 SS 370 SS+ 400


複合魔術&特殊魔術についての説明


樹木:水+土。その名の通り、草木を操る系統。成長させるだけではなく、枯らすこともできる。また、樹海で迷わないための術などがあるらしい。


氷雪:水+風。冷気を操る。氷や雪で攻撃したり、熱を奪って凍結させるようなことも可能。寒冷地での耐性を得たりもできる。


生命:水+火。生命を司る。回復などもできるが、その真価はより深い。生命を育むことも、弄ぶことも可能。錬金術と組み合わせたホムンクルス研究などにも用いられている。


雷鳴:風+火。電撃や磁力を操ることができる魔術。攻撃だけではなく、肉体に纏って反応速度を上げるような術も存在している。


砂塵:風+土。砂を操るだけではなく、乾燥、脱水、風化なども操ることができる。食料品の加工などにも用いられているらしい。


溶鉄:土+火。金属や鉱石、溶岩などを司る。所謂、地面の下からイメージされる属性。鍛冶師にはこの術を利用する者も多い。



特殊属性


時空:時と空間を操る。転移、時間操作、召喚などが確認されているらしい。


月光:反射と精神操作、肉体操作。狼男や吸血鬼を連想させる魔術多数


補助:ステータスアップや、バリアなどの補助に特化した属性。他属性にも似た術はあるが、補助属性ほどの効果は得られない。


鍛冶魔術:鍛冶に必要な魔術を寄せ集めた体系。鍛冶の神が鍛冶師のために作り上げたという。火や風、溶鉄など様々な魔術が含まれるが、戦闘に使うと威力が激減するため、鍛冶にしか使えないらしい。


魔法鍛冶:鍛冶の際に魔力を込めることで、魔法武具を作り上げる技術。普通の鍛冶とは比べ物にならないほどの高度な魔力制御が可能で、狙った効果や属性を付与することが可能。



スキルについての補足


~術と、~技について


戦闘術スキル

剣術や弓術、拳闘術、蹴脚術、盾術などの、武器を上手く扱うための技術。通常、武器名の後に、『~術』となっていたら、だいたい戦闘術スキルです。スライムロードの持っていた、粘体術は、スライムのプルルンボディーを上手く操って、戦うための技術です。


戦技スキル

剣技や、弓技、拳闘技、蹴脚技、盾技などの、武器を使った必殺技スキル。剣技であれば、ダブルスラッシュや、トリプルスラストなどの技があります。戦技は対応した戦闘術スキル以上のレベルには成長しません。剣術スキルがLv5であれば、剣技はLv5以上には成長しないということです。あと、魔力を消費します。


上位スキルについて


スキルには、下位の物と上位の物が存在します。例えば、剣術と剣聖術。火魔術と火炎魔術。闇魔術と暗黒魔術。の様な形です。基本的に、下級スキルのLv1~5が下等、下位のLv6~10が中等、上位のLv1~5が上等、上位のLv6~10が最上等のスキルという扱いですね。

また、鍛冶と魔法鍛冶の様に、単にレベルをカンストさせただけでは覚えられない上位スキルも存在します。因みに、鍛冶レベルカンスト、鍛冶魔術Lv7以上、火魔術Lv7以上が、魔法鍛冶スキルが生えてくる条件です。


魔力操作と気力操作について


魔力操作と気力操作は、非常によく似たスキルです。魔力操作は、自分の魔力を放出するための技術。気力操作は、自分の魔力を体内で循環させるための技術です。

魔力操作は魔術を使うために、気力操作は戦技を使うために有用なスキルです。

一見、対照的なスキルですが、自分の魔力を思うように操る点で似ています。なので、主人公は現時点で気づいていませんが、片方のスキルさえ持っていれば、魔術も戦技も使えます。無論、効率が落ちるため、威力は下がりますが。


スキルのレア度について

通常スキル→レア→ユニーク→エクストラ、となります。

ユニーク以上の場合、特別に表示されます。

また、固有スキルは、ある種族が生まれつき持っていたり、特定の職業に付けば獲得できるスキルです。種族によっては、ユニークスキルが固有スキルであったりする場合もあります。


スキル共有について

設定が一部変更となりました。現在は以下のように表記されています。


スキル共有:現在セットしているスキルを、装備登録者と共有し、付与することができる。


魔石を吸収して得たスキルは全てセット可能スキル扱いとなりますので、ユニークスキルでも、その上位であるエクストラスキルでも、フランとは共有できます。


スキルスペリオル化について


元々、スキルユニーク化という名称でしたが、様々な誤解に繋がっていたため、スキルスペリオル化という名称に変更し、以下のように内容を編集しました。


「それは、スキルスペリオル化、という物だった。LvMaxに達したスキルを、特殊なスペリオルスキルに改変するという、凄いボーナスだ。その代わり、そのスキルはセットスキルから除外され、フランと共有できない俺専用のスキルになってしまう。当然、俺専用スキルなのでセットスキルにセットできず、2度と共有は不可能となる。」


鑑定遮断についても、以下のような説明を本文中に記載しました。


鑑定遮断:自身に向けられた鑑定を阻害する。この能力を持つ装備品は、装備者にも鑑定遮断の効果を与える。


スキルテイカーについて

どうやら、対象に使用すると、ランダムで複数のスキルを奪えるスキルであると、勘違いされる方が多数おられたようです。

ですので、以下の様に説明分を変更しました。


スキルテイカー:LvMax・対象の持つ、レア度10以下、かつLv10以下のスキルを1つ選択し、100%の確率で奪う。同一対象に1度のみ使用可能。スキル再使用には18日必要。射程はスキルレベル×1メートル。


また、スキルテイカーによって奪ったスキルは、主人公、フランそれぞれのスキルとなります。セットスキルではないので、互いに共有はできません。

主人公、フランで2回使用できるので、同一対象にも2回までは使用できます。



⑨戦闘術について

名前から分かりづらい物があったようなので、いくつか説明を

曲剣術:シミター系。刀よりも、幻惑系の技が多い。

棍棒術:金砕棒やクラブ系。遠心力で振り回す、攻撃重視。

戦杖術:メイス系。術師も使うので、防御技も多い。

杖術:いわゆる魔法使いの杖を使う技術。防御主体。

棒術:刃のない棒を使って戦う技術。捕縛に適した技多数。


拳闘術:拳技主体の格闘系スキル。足技も少しはある。

蹴脚術:足技主体の格闘系スキル。拳技も少しはある。



ステータス


知力について。知力は知識の量ではなく、頭の回転力や記憶力、思考速度に関連する能力です。この値が高いからと言って、知的というわけではありません。知力の高い魔獣がいたからと言って、言葉を話すわけではありませんし、交渉が通じる理性を持っているというわけでもありません。



称号について

称号は、人間の物と、魔獣の物は違います。闇魔術LvMaxを持っている魔獣でも、人間の様に闇術師がつくわけではありません。また、悪魔や竜などの種族は、種族特有の称号を持っています。



称号のキラーとスレイヤーについて

一応、スレイヤーはキラーの上位称号と考えています。キラー、スレイヤー、ジェノサイダーの順です。

悪魔1匹撃破でキラー、累計5匹撃破でスレイヤー、そんな感じで。種族によって、倒す数が変わります。

ジャイアントの場合は、ジャイアントキラーの称号で、HP+10のボーナス。ジャイアントキラーのスキルは存在しません。これは、キマイラや、ヒュドラのような、伝説的だけど悪魔やドラゴンに一歩劣る。そんな魔獣に適用されます。



武具データ

フラン24話~


名称:炎熱獅子の革鎧

防御力:90 耐久値:500/500

効果:火炎耐性大付与、毒耐性小付与


名称:偽竜の手甲

防御力:61 耐久値:400/400

効果:衝撃耐性小付与、腕力小上昇


名称:百眼蜥蜴の靴

防御力:45 耐久値:330/330

効果:麻痺耐性小上昇、敏捷小上昇


名称:黒石樹の盾

防御力:68 耐久値:900/900

効果:受流し上昇、衝撃耐性小付与


名称:防護の腕輪

防御力:15 耐久値:300/300

効果:魔力消費で、物理障壁展開


名称:耐毒の腕輪

防御力:5 耐久値:100/100

効果:毒耐性中付与



フラン61話~


名称:黒猫の闘衣

防御力:100 耐久値:600/600

効果:快眠、消臭、浄化、精神異常耐性中付与


名称:黒猫の手袋

防御力:70 耐久値:600/600

効果:衝撃耐性中付与、腕力中上昇


名称:黒猫の軽靴

防御力:65 耐久値:600/600

効果:跳躍付与、敏捷中上昇


名称:黒猫の天耳輪

防御力:15 耐久値:300/300

効果:毒耐性中付与、騒音耐性大付与、属性耐性中付与


名称:黒猫の外套

防御力:85 耐久値:600/600

効果:耐寒付与、耐暑付与、装備自動修復


名称:黒猫の革帯

防御力:15 耐久値:300/300

効果:魔術耐性小付与、状態異常耐性小付与、アイテム袋能力小


全装備ボーナス:黒猫の加護(全ステータス+10&即死無効)

黒猫族専用装備。黒猫族以外が装備すると、全能力大幅ダウン。



アリステアに改良してもらった装備


名称:黒天虎の闘衣

防御力:150 耐久値:800/800

効果:快眠、消臭、浄化、精神異常耐性大付与


名称:黒天虎の手袋

防御力:120 耐久値:800/800

効果:衝撃耐性大付与、腕力中上昇


名称:黒天虎の軽靴

防御力:115 耐久値:800/800

効果:跳躍付与、敏捷中上昇


名称:黒天虎の天耳輪

防御力:65 耐久値500/500

効果:騒音耐性大付与、属性耐性大付与


名称:黒天虎の外套

防御力:135 耐久値800/800

効果:耐寒付与、耐暑付与、装備自動修復


名称:黒天虎の革帯

防御力65 耐久値500/500

効果:魔術耐性中付与、状態異常耐性中付与、アイテム袋能力小


黒天虎の加護(全ステータス+20、即死無効、雷鳴無効、隠密強化)

黒天虎にしか装備できない。




514話までのキャラクター一覧


師匠

本作の主人公


フラン

本作の主人公2


ウルシ

師匠とフランのペット兼相棒



略称一覧 作中で、略称や敬称、あだ名で呼ばれる人物の早見表です。

最初が作中で頻出する名前。後ろが本名。


オーレル ウィジャット・オーレル

クランゼル王 ウィソーラ

アシュトナー侯爵 ウェナリア

アルサンド子爵 オーギュスト

ベイルリーズ伯爵 シドレ

メア ネメア・ナラシンハ

獣王 リグディス・ナラシンハ




名前、種族、登場話数となっています。


アーゲン 人間 63話

アレッサとダーズの中間にあるネール村の冒険者ギルド支部を管理する、ランクE冒険者。



アースラース 鬼人・禍ツ鬼 341話

世界を放浪するランクS冒険者。『同士討ち』の異名を持つ。種族由来の固有スキル『狂鬼化』を所持し、このスキルのせいで戦闘中に自ら制御できない暴走状態に陥ることがある。そのせいで仲間も巻き込んで攻撃を行ってしまうため、今は周辺に被害の出ない辺境を流離う。

性格は豪放磊落。だが、狂鬼化によって大事な仲間を手に掛けてしまったことがあり、今は人と接することを恐れている。そのため、人を自らの周囲から遠ざけようとして、あえて偽悪的に振る舞うことも多い。

神剣である『大地剣・ガイア』の所持者。狂鬼化時にその力を振るうことを恐れたアースラースが神剣を捨てたことがあるが、いつの間にか手元に戻ってきてしまう。



アーナ 人間 218話

セルディオの従者。アシュトナー侯爵家からの命令でセルディオに魔薬を盛り、精神を破壊して影から操っていた。



アスト 人間 176話

オーレルに仕える料理人。バルボラでカレーのレシピを覚えてきた。



アマンダ ハーフエルフ 45話

アレッサ所属のランクA冒険者。『鬼子母神』の異名を取る、子供大好き女性。孤児院を多数経営し、各地の子供を救うべく冒険者を続けている。血筋を辿ると、その先祖に同じように子供が大好きなハイエルフがおり、子供好きはその血筋なのかもしれない。

58歳だが、エルフの血を引くために見た目は20歳そこそこ。

実はフランの両親はアマンダの孤児院出身だが、そのことを本人には告げていない。だが、幼い頃のフランに1度だけ会ったことがあり、出会ってすぐにフランがその子供だと気付いた。保護者ではなく、冒険者の先達としてフランを導くように接することが多い。

性格は明るく陽気で、少しお茶目なお姉さん。強力な鞭の技と暴風魔術を組み合わせて戦う。ユニークスキル精霊の寵愛は、24時間に1回だけ発動する完全防御スキル。



アリステア ハーフエルフ 353話

歴史上5人しか確認されていない、神級鍛冶師の女性。蓮っ葉な話し方をするが、心優しい。男勝りではあるが女性的感覚もきっちり備えており、フランの黒猫装備を黒天虎装備に改修した際には、非常に可愛らしい意匠へと変更された。

有象無象の権力者たちとの関係を煩わしく思い、表舞台には出ずにひっそりと活動している。

神剣に対する思い入れが強く、どんな神剣であっても救おうとする。神剣以外にも様々な武具を製作可能だが、ほとんどは国家からの依頼で製作されることが多く、一般に出回る物は少ない。

現状、神々以外では師匠のメンテナンスを唯一行える人物。

神剣を粗雑に扱っていたアースラースには今でも当たりが強いが、仲が悪いわけではない。悪友に近い関係。



アン 半蟲人・牙蟻 411話

傭兵団『触角と甲殻』のメンバー。元気系少女。戦闘狂で、いつも楽しそうに笑いながら戦う。外見はほぼ人と変わらず、変身もしないが、その状態で蟲としての力を発揮できる。斧の二刀流を得意とする。



イオ 人間 110話

バルボラにある孤児院の職員。お人好しが服を着て歩いているような女性。気弱で、自信がない。だが、料理Lv9、鋭敏味覚、食神の加護というスキルを持ち、料理の腕前はプロをしのぐレベルである。しかし、自己評価が低いせいで、自分の料理が奇跡レベルだと気付いていない。

子供たちのため、クズ野菜や野草を使って日々最高の料理を作り出している。



ウィジャット・オーレル 白犬族 157話

ウルムットの獣人のまとめ役をしている元冒険者の老人。『白狼』に進化している。

ディアスとは駆け出し時代からの悪友の間柄。対獣人交渉役として、国王の側近として仕えていたこともある。その時の給金を基に交易を始め、大きな財を成した。

マフィアのドンのような迫力がある人物だが、悪人ではない。善人とも言い難いが。

若い頃に出会った黒猫族の冒険者「キアラ」を救えなかったことを未だに後悔しており、同じ黒猫族であるフランを何かと気に掛ける。



ウィソーラ・ブレド・クランゼル 人間 469話

クランゼル王国国王。王族のたしなみとして剣なども使うが、その実力は精々ランクE冒険者程度。政治家としての能力は高い。自らを国を保つための歯車の一つのように考えており、場合によっては身分よりも合理性を重視して動ける。親衛総隊長のルガとは若い頃からの付き合いであり、身分を超えた友人同士。



ウェイント・クライストン 人間 117話

バルボラの領主の3男。ノーブルディッシュというレストランのシェフ。料理の才能はないが、周囲のおべっかを信じ込んで、自分は天才だと思っている。

強気に弱く、弱気に強い、典型的なクズ。兄のブルックやゼライセに利用され、邪気水を都市にばら撒く手伝いをした挙句、最後は処刑された。



ウェナリア・ゲール・アシュトナー 人間 445話

クランゼル王国の侯爵にして重鎮。元々野心家であったが、ここ十年ほどはその叛意を隠そうともしておらず、国や他の貴族に警戒されていた。

実は数十年前から廃棄神剣ファナティクスに支配され、その傀儡となっていた。ファナティクスの目的である、他の神剣を吸収して破壊された自らの修復を叶えるため、その権力を利用されていた。

最期はファナティクスに操られて、ランクA冒険者を圧倒する程の超戦闘力を発揮したが、限界を超えて自滅した。



ヴェルサス・ナラシンハ 赤猫族 216

前獣王。猜疑心が強く、常に他者からの裏切りを警戒して生きている。キアラを奴隷とし、黒猫族の奴隷化を裏で推奨していた。結局、現獣王のリグディスに倒され、命を落としている。



ウルス・ベンドーロ 人間 57話

アレッサ騎士団団長。大貴族の後ろ盾を使って好き勝手する副団長オーギュストに手を焼いていたが、本人はいたって真面目な武人肌の人間。

騎士として真面目であるが故に、爵位で上回るオーギュストやその実家を掣肘しきれなかった。



エイワース 人間 436話

元ランクA冒険者の老魔術師。『竜縛り』の異名を持つ。自らの探求心や好奇心のためには他者をいくらでも犠牲にできる。他者がどうなろうがどうでもいいタイプ。

気難しい、小柄な腰の曲がった老人。

氷雪魔術と死毒魔術を得意とし、他にも様々な薬の研究を行う。人体実験用に重犯罪者奴隷を大量に購入していたが、あまりにも金がかかってしまうため、盗賊を狩って被検体にすることを思い付く。そうして盗賊狩りを続けていたが、危機感を覚えた盗賊ギルドは逆に仲間に勧誘した。結果、人体実験の素体を用意することを条件に、盗賊ギルドに雇われている。ただし、盗賊ギルドも制御はできていない。

元パーティメンバー、ガムド、ディアス、フェルムス



エフィ 半蟲人・蜉蝣 441話

傭兵団『触角と甲殻』のメンバー。常に茫洋とした表情の、掴みどころがないタイプ。変則的な槍の使い手で戦闘狂。普段から翅などの蟲の特徴が強く出ている。



エリアンテ 半蟲人・牙蜘蛛 400話

クランゼル王国王都の冒険者ギルドマスター。元ランクB冒険者。さらに、それ以前には半蟲人だけで構成される傭兵団に所属していた。だが、レイドス王国との戦争で壊滅的な被害を受け、団は解散してしまった。

怜悧でクールな外見をしているが、実は面倒見がよく、少しポンコツ。

青い髪だが、戦闘時には紫色に変色する。これは蜘蛛人の血のせい。見た目とは裏腹な超パワーファイターで、大剣を振り回して戦う。

腐女子で、男性同士の恋愛を描いた歌劇や戯曲、耽美本の愛好者。布教にも余念がない。



エルザ 人間 143話

本名はバルディッシュ。ウルムットを拠点に活躍するランクB冒険者。

筋肉ムキムキ赤アフロピンクレオタードのオネェ様。非常に特徴的な外見だが、女性力は非常に高い。意外と面倒見が良く、ウルムットの冒険者たちからは意外と尊敬されている。

マゾでバイ。また守備範囲が非常に広い。フランのことも気に入っているが、どちらかと言えば姉の立場で、美容やお洒落に興味のないフランを嘆いている。エルザ印の美容品はブランド化しており、他国の貴族が買いあさる程。

基本は真面目であるため、いい加減なディアスに頭を痛めている。ウルムットのオカン的存在。

虫嫌いで、いきなり目の当たりにすると我を忘れて暴れ出すことがある。



エルミュート 風霊狸 271話

獣人国のローズラクーンの町の冒険者ギルドマスター。キザで女好きの優男。優秀な風魔術師であるがその軽い態度が全てを台無しにする。



エレベント ドワーフ 29話

アレッサ所属のランクD冒険者。

ゴブリンの大群が出現したという報告を受け、救援に駆け付けた冒険者たちのリーダー。ただし、到着時にはすでにフランによってゴブリンは全滅させられていた。



エンリケ 青猫族 87話

港町ダーズを拠点に暗躍する、奴隷密輸組織の構成員。師匠に殺された。



オーギュスト・アルサンド 人間 39話

クランゼル王国子爵にして、アレッサ騎士団副団長。オルメス伯爵の息子。実家の権力を背景に、好き放題していたクズ貴族。

実家から命じられ、冒険者ギルドに打撃を与えるためにレイドス王国と密約を結んでいたが、フランたちの活躍で陰謀は潰された。

他者の嘘を見抜くスキルを持っていた。実はこのスキルは神剣ファナティクスにより賦与された物だったが、師匠のスキルテイカーによって美味しくいただかれてしまった。

最後は人の言葉の嘘を見抜けなくなったことにより人を誰も信じられなくなって半狂乱と化し、青猫族のギュランに利用された挙句、フランによって捕らえられた。



オネスト 人間 434話

クランゼル王国王都に存在する盗賊ギルドの大幹部の1人。女衒上がりの結婚詐欺師。



ガムド ドワーフ 129話

バルボラの冒険者ギルドマスター。『竜墜』の異名を持つ元ランクA冒険者。伝説的なランクAパーティ『竜殺団』の一員だった。豪放磊落な戦士であり、冒険者たちに慕われている。

元パーティメンバー、エイワース、ディアス、フェルムス



カラム 人間 218話

セルディオの従者。アシュトナー侯爵家からの命令でセルディオに魔薬を盛り、精神を破壊して影から操っていた。



ガルス ドワーフ 23話

クランゼル王国名誉鍛冶師。神眼というスキルを持っており、一目見て師匠の正体を見抜いた。

豪快で、仕事に誇りを持つ、典型的なドワーフ。クランゼル王国の中を旅しながら、冒険者たちに質の良い装備を安く提供し続けている。

フランのことを気に入り、装備を格安で作成してくれた。フランが初めて装備したドレスアーマーと、その後手に入れた黒猫装備の製作者。

後々、王都にて神剣ファナティクスに捕まり、疑似神剣の製造に利用されてしまった。



カルク 人間 398話

クランゼル王国王都の盗賊ギルドの構成員。フランの圧倒的な強さを見抜き、ギルドの構成員がフランに馬鹿な真似をして被害が出ないように見張っていた。フランのような小娘にも全力で遜ることができる。



キアラ 黒猫族 277話

若い頃はバルボラで活動していた、黒猫族の老婆。68歳だが、その姿は矍鑠としており、キビキビとしている。フランが似ているといわれるだけあり、直情的で好戦的な性格。

以前は『闘神の寵愛』というスキルを所持しており、そのおかげで進化しておらずとも進化した獣人以上のステータスを誇る。

長い間、進化するために修行を続けてきたが、フランと出会うまで進化することは叶わなかった。そのため、自らに進化の情報をもたらしたフランに心の底から感謝しており、彼女に黒猫族の未来を見ている。

前獣王に奴隷としてひどい扱いを受けていたが、現獣王たちに密かに稽古をつけていた。そのため、獣王から師匠と呼ばれる。現獣王が国を掌握した以降は、武術指南役として王宮内に部屋と従者が与えられた。将軍職の人間なども弟子であるため、獣人国の軍部はキアラに頭が上がらない。40歳以下は全員ハナタレ扱い。

最期は、進化した力でフランたちを逃すために戦い、ゼロスリードに一矢報いて果てた。



ギャレス 人間 467話

クランゼル王国のランクC冒険者。ギルドマスターに取り入ってランクを上げた小物。



ギュラン 青猫族 43話

オーギュストを騙して利用していた、青猫族の傭兵。自称『1000人斬り』だが、当然嘘。中級冒険者程度の実力しかない。たった1話で瞬殺された雑魚ではあるが、実は話の中でそれなりに大きな役割を果たしている。

黒猫族の天敵である青猫族としては初登場のキャラであり、次元収納スキルの実験台として色々と有益な情報を残した。また、所持していた幻輝石の魔剣は永らくの間、フランのサブウウェポンとして活躍した。さらに、フランが初めて殺した人種でもある。



グイーサ 犬獣人 385話

獣人国の財務大臣。戦闘力は低いが、戦闘民族である獣人の中で、文官ができる人材は非常に尊敬されている。怜悧で融通が利かないタイプだが、不正などにも一切加担しない真面目な男。



クイナ 灰獏族 266話

メアのお付きを務めるメイド。常に冷静沈着で、表情を崩さない。だが、メアだけは彼女の表情を読み取ることができる。口は悪いが、メアへの忠誠心は本物。

『夢幻獏』へ進化することが可能。

獣人国の宮廷メイドは精鋭中の精鋭であり、メイドとしての基本スキルは勿論、戦闘力も重視される。彼女はその中でも上級者で、暗殺者としての訓練も積んでいる。高い近接戦闘能力と師匠すら欺く幻術を使い、音もなく忍び寄って敵の命を刈り取る。しかも治癒魔術まで使う。冒険者でいえば、ランクAレベルの力を持つ。

獣人国の男性の間では、「宮廷女中だけは怒らせるな!」が合言葉。ただし、獣人で強いことはステータスであり、見目も麗しいため、結婚相手としては非常に人気。



グエンダルファ 白犀族 272話

獣人国の王都『ベスティア』で活動する冒険者。ゴドダルファに懐いていたが、次期族長の座を捨てて獣王の側近になってしまった彼に複雑な思いを抱いていた。才能は申し分ないが、精神的な甘さが抜けきっていない。悪く言えば、甘やかされて育ってしまった良いところの出のボンボン。

白犀族の習性として、力が強い者を尊敬するので、フランにボコられた後は彼女を尊敬するようになった。



グラークマ 人間 218話

エイワース魔術ギルドウルムット支部長。元ランクA冒険者エイワースが作り上げた秘密結社。その実態は、魔術の研究と育成のためには何をしてもいいと考えている狂魔術師たちの組織。

創始者であるエイワースは組織の運営に飽きて、すでに脱退してしまっている。また、ウルムット支部となどと名乗っているが、王都、ウルムット、バルボラにしか拠点はなく、構成員は30人にも満たない。エイワースが抜けたことで凋落し始めている組織を立て直すため、より過激な行動をし始めている。



クラッド 人間 46話

アレッサ所属のランクE冒険者。槍士だけのパーティ『竜の咆哮』のリーダー。チンピラ上がりの素行不良冒険者だったが、依頼中にフランにボコボコにされ、命を救われたことで自分の小ささを思い知って改心。

その後、真面目に冒険者を続けている。

パーティメンバーは、ゲンネル、バルツ、ビクトル他



クリムト ウッドエルフ 18話

アレッサの冒険者ギルドマスター。元ランクAの大精霊使い。イケメンの魔術師風エルフ。

最初はフランの実力を見て警戒を抱いていたが、後に裏表はないと判断して疑うのを止めた。フランを気にかけていたことでロリコン疑惑が浮上してしまい、対応に頭を悩ませている。

『災厄』の異名を持ち、その体内に風の大精霊を封じている。クリムト自身も制御しきれておらず、大精霊を解放すると周囲に大きな被害が出てしまうことからその異名が付いた。また、大精霊を封じ込むために常に力を使っており、ステータスやスキルが大幅に弱体化している。

精霊に過度な愛情を抱くが、ペットや友人に対するものであり、恋愛感情ではない。多分。



クルス・リューゼル 人間 46話

アレッサ所属のランクC冒険者。パーティ『紺碧の守り手』のリーダー。真面目で爽やかな、下級貴族出身のイケメン。ただ、やや柔軟性に欠けるところがあり、それが成長を妨げていた。

フランとアマンダの実力を目の当たりにしたことで自らの弱さを自覚し、激しい修行の末に新たな境地に辿り着く。武闘大会ではそれでもフランに敗北してしまったが、本人は折れることなく修行を続けている。

パーティメンバーは、魔術師のリグと盗賊のアイゼール。



クローグ 灰獏族 344話

グリンゴートの密偵の元締め。



ゲンロ 人間 270話

バシャール王国の暗殺者。メアの影武者を狙ってローズラクーンの町に潜んでいたが、師匠に捕らえられた。



ゴードン 人間 422話

神剣ファナティクスに操られ、フランの泊まる宿を襲撃した。



コダート 人間 417話

クランゼル王都のランクE冒険者。戦闘力は低いが鑑定スキルを所持し、元オークショニアという経歴を持つ。そのことからフランのオークションの代理人を務めた。



ゴドダルファ 白犀族 169話

獣人国に仕えるランクA冒険者。『金剛壁』の異名を持つ巨漢。『黒鉄犀』に進化することが可能。一見すると脳筋に見えるが、冷静かつ戦略的に戦いを進めることができる、パワーとクレバーさを併せ持つ重戦士。

寡黙な武人肌の男であり、自分にも他人にも厳しい。自分を倒したフランを敬い、礼節を以って接することができる器の大きい人物。また、師匠であるキアラに似たフランに対し、どこか苦手意識も感じている。

武闘大会では進化したフランと激闘を繰り広げ、僅かな差で敗れ去った。



コルベルト 人間 103話

バルボラを拠点とするランクB冒険者。『鉄爪』の異名を持つ格闘家で、素手で鉄を砕く。

頼れる兄貴肌の人物だが、後先を考えない面もある。よく言えば豪快。悪く言えばお馬鹿。

趣味は料理で、食べることも好き。美味しい食べ物を口にすると、まるで食レポのような感想を言う。カレーを作り出した師匠のことをカレー師匠と呼んで尊敬している。

デミトリス流という格闘流派の高弟で、昇格試験の最中だった。その試験は、能力の一部を封じた状態でランクA冒険者になるというもの。その間、私欲でのデミトリス流の使用は禁止されているが、武闘大会でフランに勝つためにその禁を破ってしまった。その後、試合に敗北した上に、デミトリス流を破門となっている。

大会後は、王都のベイルリーズ伯爵家で雇われて活動していた。



サティア 人間 88話

フィリアース王国の第8王女。兄であるフルトと同じ、金髪碧眼の美少女。性格は温和でやや臆病。だが、その裏返しなのか、戦闘時には一切の容赦ない。ただし、戦闘後にやり過ぎたと後悔することが多い。

神剣ディアボロスの力によって、悪魔を授けられており、数体の悪魔を使役できる。



ザドー ドワーフ 226話

ウルムットの鍛冶師。ガルスの知り合い。過去の文献などを収集する勉強家。



サルート・オーランディ 人間 88話

フィリアース王国に使える騎士。フルト王子、サティア王女の護衛。真面目でありながら融通の利く、できる男。王子たちの信頼も厚い。

だが、裏の顔はレイドス王国から送り込まれた特殊工作員だった。命令が来るまでは現地で真面目に働き、いざという時には工作員として動くことが彼らの使命。

フィリアース王国の神剣ディアボロスを奪うために、王族の身柄を確保しようとしていたが、陰謀のことごとくをフランに潰され、最後は罪を暴かれ倒された。



サンホーク・ゴールディ 人間 331話

マグノリア家に仕える家系の騎士。すでに記録は失われているが、ゴルディシア大陸からマグノリア家の人間とともにクローム大陸に逃げてきた一族の末裔。そのため、家名がゴールディとなっている。



ジェローム 人間 242話

獣人国に仕える商船『アルギエバ号』の船長。筋骨隆々の大男で、戦士としても一流。典型的な海の漢タイプで、獣人国の紋章がなければ海賊に見えるかもしれない。操船や指揮は得意でも、書類仕事は苦手。



シドレ・ベイルリーズ 人間 410話

クランゼル王国伯爵。王都に4つある騎士団の1つ、西門騎士団の団長。職務に誇りを持つ武人であり、その部下は精鋭ぞろい。

強者を貴ぶ性格で、フランのことも対等に扱う。

獣王とは旧知の仲であり、友人のように接することができる数少ない人物。

若い頃、ゴルディシア大陸に駐在していたときにベルメリアの母親と出会い、恋に落ちた。



シャラ 人間 157話

ウルムットの権力者であるオーレル翁に使えるメイド。カレーが大好物。



シャルロッテ 人間 113話

舞いながら戦う戦舞士の少女。邪気を払う能力を持ち、祭りなどで巫女の役割も務める。バルボラの孤児院出身で、常に孤児院のことを気にかけている。頼りないイオのサポート役。

心の優しい少女だが、守るべきもののためにはその身を投げ出す覚悟がある。

ウルムットの武闘大会ではエルザに敗北した。



ジャン・ドゥービー 魔族 65話

アレッサ所属のランクB冒険者。凄腕の死霊術師ではあるが、本人は研究者だと思っている。『皆殺』の異名を持つほどに対軍団では活躍することから、戦争時には特別にランクA扱いとなる。

髑髏のアクセサリーを身に着けた怪しいローブの男が「ふはははは!」と笑い声を上げる様は悪役にしか見えないが、実際は善人である。

ただし常識人ではないため、言動と行動が悪役っぽく見えてしまうこともある。

戦争で痛い目にあわされたレイドス王国からは不倶戴天の怨敵として狙われており、ジャンを倒すための特殊なアンデッドの開発研究が行われているほど。

ユニークスキル『魂魄眼』を持ち、師匠がただの剣ではないと言い当てた。

魔族は味音痴が多いが、ジャンも例外ではない。ただし刺激の強いカレーはお気に入り。

配下は、ベルナルド(スケルトン)、アンディ(ワイバーンスケルトン)、セルカン(カスタムレブナント)、フライ(カスタムガスト)、ステファン(死霊喰らい)、ピーター(スケルトン)



シューレン 人間 42話

アレッサ冒険者ギルドの資料室を管理する老人。蔵書に関して凄まじい記憶力を発揮する。



ジュディス 人間 115話

バルボラを拠点に活動するランクD冒険者パーティ『緋の乙女』の一員。

青い長髪の少女。商人の娘であり、計算などが得意。真面目で、パーティではまとめ役。奔放なメンバーに振り回されることも。コルベルトを兄貴分として慕っている。

師匠たちが料理コンテストに出場した際に、売り子として雇われたことでフランと知り合った。



シンゲン 半蟲人・蜃 441話

傭兵団『触角と甲殻』のメンバー。肩などを貝に似た甲殻が覆う、普段から蟲人の特徴が出ているタイプ。優しくて力持ちを地で行く。



スアレス・シードラン 人間 256話

シードラン海国のもと王太子。権力闘争に敗北し、国から逃げ出していた。逃亡時に奪った水竜艦を使い、海賊家業に身をやつしていた。力と血筋こそが全てという暴力主義者。師匠が驚くほどに図太く、拷問されて泣き叫んだかと思えば、すぐにケロッとした様子で上から目線で文句を言い出す。戦士としてもそれなりの腕だが、ランクB冒険者であるモルドレッドには及ばなかった。



スターグ 人間 453話

ベイルリーズ伯爵配下の騎士。騎士としての腕も高いうえに高位の鑑定スキルを持っていることから、伯爵の側近として取り立てられている。



ステリア 人間 399話

クランゼル王国王都の冒険者ギルドの受付嬢。普段はおしゃべり好きの恰幅の良いおばちゃんにしか見えないが、元ランクB冒険者。今でもギルドで強い発言権を持つ。元ランクA冒険者パーティ『竜殺団』に憧れている。



セイズ 青猫族 188話

傭兵団『青の誇り』の団員。ウルムットの武闘大会、2次予選でフランと対戦。フランを怒らせたことで拷問紛いの扱いを受け、衆人環視の中ボコボコにされた。



セネック 青猫族 156話

青猫族の冒険者。過去、キアラに瞬殺された挙句に尻尾を切り落とされた。その後、その恨みを糧に闇奴隷商人の中で成り上がり、傭兵団『青の誇り』を立ち上げる。



ゼフィルド 人間 444話

クランゼル王国で活動するランクA冒険者。『天壁』の異名を持つ、防御特化の盾使い。また、ランクAパーティ『西風の剣』のリーダーでもある。

変人揃いのランクA冒険者の中で、話が通じる常識人として有名。



ゼフメート 青猫族 191話

傭兵団『青の誇り』の団長。青撃の通り名を持つ。『青豹』に進化可能な、超スピードでの攻防を得意とする軽剣士。

本人は青猫族としてはありえないほどに善良で爽やか。それは、傭兵団の裏の顔である闇奴隷売買の隠れ蓑とするために、あえてそう育てられたから。だが、長老たちがやり過ぎたと嘆く程に、真っすぐ育ちすぎてしまった。そのため青猫族が奴隷売買に手を出すことを嫌い、黒猫族とも仲良くしようなどと言い出してしまった。

青の誇りが獣王に粛清された後は、側付きとして仕えている。


ゼライセ 半魔族 119話

錬金術師。師匠曰く、クソサイコイケメン。

その目的は、大悪人として世界史に名前を刻むこと。その為に、暗躍をし続けている。様々なことに興味を持ち、研究を複数行う移り気な人物である。だが、ほぼ全ての分野で最高レベルの知識と研究成果を残す天才。特に魔石の研究者としては世界最高で、魔石使いを自任していた。だが、師匠にとってはおいしいご飯にしかすぎず、ゼライセにとっては天敵のような存在。

非常に子供っぽく、喋り方もまるで少年のような口調。だが、その場に合わせた演技も可能で、ブルックに取り入るために、研究者のような喋り方をしていた。

一応、レイドス王国に所属しているが、忠誠を誓っているわけではなく、単なるパトロンとしてしか見ていない。

実はゼロスリードやロミオのように違う時間線からやってきたゼライセがもう1人おり、各地で分担して陰謀を進めていた。



セリド・ディニアス 人間 89話

フィリアース王国の侍従。血筋や爵位に拘る性格で、そのせいで格下の者を見下す傾向にある。悪人ではないが、誤解されやすい性格。

王家への忠誠は本物で、いざとなれば命を投げ出して王子たちを守る覚悟がある。

非常に頑固な一面もあり、王子や王女に説教することも多い。ただし、対人関係が得意でないため、その物言いは刺々しくなりがちで、王子たちには煙たがられている。

神剣ディアボロスの加護により、護衛悪魔を1体授けられている。また、この悪魔は監視役でもあり、セリドが裏切った場合は即座に王族に筒抜けになってしまう。裏切るつもりがない場合は、自らの潔白を示してくれる存在でもある。



セルディオ・レセップス 人間 219話

クランゼル王国子爵にして、ランクA冒険者。女性を魅了するスキルを多数所持しており、その力と、実家であるアシュトナー侯爵家の権力でランクA冒険者の地位を無理やり手に入れた。

アシュトナー侯爵家を裏で牛耳る神剣ファナティクスの命令で神剣を探索していたが、実は魔薬漬けにされており、一見するとまともそうに見えるが、正常な判断力を失っている。普段は、パーティメンバーたちに操られているが、本人はそのことに気付いていない。

元々女癖の悪い素行不良者だったが、今は魔薬のせいで自分の言葉こそがこの世で最も正しく、反論する者は悪という、超絶自己中心主義者と成り果てている。

フランから師匠を奪おうとしたことで敵対。また、フランを妾にするという言葉で師匠を激怒させる。師匠が混沌の女神に与えられた装備者限定機能の実験台とされ、無残な最期を迎えた。



ゼルド ドワーフ 173話

自称ウルムット一の鍛冶師。ガルスの知り合いの一人。



セレン 青猫族 174話

傭兵団『青の誇り』の副団長。兄のゼフメートは善良に育てられ、セレンは団の裏の顔である闇奴隷売買を取り仕切る存在として育てられた。養育者が典型的な青猫族たちばかりだったので、セレンも同じように黒猫族を見下し、奴隷にするのが当然だと考えて育った。



ゼロスリード 人間・邪人 119話

元傭兵の戦闘狂。全身傷だらけの大男。強いやつと戦い、殺すことで生きている実感を得る。自分が勝つ戦いが好きなので、負けそうになれば即座に逃走に切り替える。強くなるためならばどんなこともする性格で、自らが邪人になることも厭わなかった。

各国で指名手配されており、同じ犯罪者であるリンフォードの配下に収まっている。

後々、ロミオという少年と出会うことで、その考え方に変化が訪れた。

また、違う時間軸からやってきたもう一人のゼロスリードは、ゼライセの人体実験のせいでインテリジェンスウェポン・魔剣ゼロスリードと化している。



ソラス 赤猫族 149話

ウルムットのダンジョンで暗躍していた盗賊のリーダー。強制親和という、相手に親しみを覚えさせるスキルを使い、弱いフリをしてパーティに潜り込み、冒険者を罠にかけて盗賊仲間と狩っていた。実際はランクC相当の実力者。



村長 黒猫族 283話

シュワルツカッツェの村長。村長だけどフランを姫様と呼び、自分よりも偉い相手として接する。多分、フランが村長をやりたいといったらその場で立場を譲るだろう。



ダナン 人間 122話

バルボラ領主ローダスの側近の老人。



ダムン 赤犬族 21話

元傭兵の雑魚冒険者の一人。ツインヘッドベアの買い取り価格のことでネルに絡み、黒猫族の悪口を言ってフランを怒らせて瞬殺された。



タルカス 青猫族 156話

青猫族の冒険者。過去、キアラに瞬殺された挙句に尻尾を切り落とされた。その後、その恨みを糧に闇奴隷商人の中で成り上がり、傭兵団『青の誇り』を立ち上げる。



ディアス 人間 141話

ウルムットの冒険者ギルドマスター。『竜転』の異名を持つ、現役ランクA冒険者。伝説的なランクAパーティ『竜殺団』の一員だった。

老人ではあるが、その内面は悪戯好きの少年の様である。常に飄々としているが、アレッサのギルドマスタークリムトには世話になっており、頭が上がらない。

幻術と思考誘導を組み合わせることで、相手を幻惑することが可能。その実力は、フランや師匠を手玉に取る程。また、思考を読むことができ、師匠の正体を見破った。

若い頃に出会った黒猫族の冒険者「キアラ」を救えなかったことを未だに後悔しており、同じ黒猫族であるフランを何かと気に掛ける。

元パーティメンバー、エイワース、ガムド、フェルムス



デスラ 人間 467話

クランゼル王国の冒険者ギルドマスターの1人。女のエリアンテが王都のギルドマスターをやっていることを妬み、ことあるごとに文句を言っていた小物。ファナティクス騒動の後に王都にやってきたが、エリアンテに叩き出された。



デルト 人間 43話

アレッサの門番。フランと世間話をする仲。師匠は一時期ロリコン疑惑を持ったが、娘の反抗期に頭を悩ませる世話好きのただのおっちゃんである。



ドナドロンド 鬼人 17話

アレッサで新人の教官を務める、ランクD冒険者。筋骨隆々の世紀末覇者的な風貌。

人にも自分にも厳しい鬼教官だが、公明正大で冒険者たちからは慕われている。強面であるため誤解されがちだが、実は子供好きで、フランのことを心配する一面も持つ。



トルド 青猫族 156話

青猫族の冒険者。過去、キアラに瞬殺された挙句に尻尾を切り落とされた。その後、その恨みを糧に闇奴隷商人の中で成り上がり、傭兵団『青の誇り』を立ち上げる。



ドレッグ 人間 108話

下級冒険者パーティ『セドルスの風』のリーダー。バルボラの祭りに合わせて、村から出て来た村人の護衛をしていた。馬車を襲うコボルトの群れに殺されそうになっていたところを、フランに助けられた。



ネイマーリオ 人間 94話

セリドの部下。しかし、その実はサルートの部下で、セリドを陥れるために裏工作をしていた。



ネメア・ナラシンハ 赤猫族 266話

獣人国の第1王女。ランクC冒険者。通称メア。

赤猫族だが、白い髪と赤い目を持つアルビノとして生まれた。獣人にとってアルビノは只の色素欠乏ではなく、白神子と呼ばれる特殊な存在。ベリーショートの髪と広いおでこ、眉は麻呂眉に近い形。身長が低いことを気にしている。

多くの白神子が特殊な力を持って生まれ、彼女の場合、『白火』というスキルを所持。『金火獅』に進化可能であり、固有スキルの金炎と白火を併用することで、凄まじい火力を発揮する。

王女ではあるが、武者修行のために冒険中。性格は直情的で、竹を割ったよう。フランのことを気に入り、友と呼ぶ。戦闘狂であり、強い相手との戦闘に喜びを見出す。自身が真っ白であることから、その反動で黒を好み、黒雷姫の異名を持つフランを羨ましがっている。彼女自身はお忍び旅のため、未だに目立つ異名はない。だが、一部では破壊姫や白炎獅子、暴走娘などと呼ばれてはいる。

彼女の愛剣である『竜剣・リンド』は、実は神剣である『暴竜剣・リンドヴルム』であるが、未だに力を引き出しきれてはいない。



ネメアの影武者セレネ 赤猫族 269話

メアの影武者を務める少女。実際は王宮メイドの1人。演技が得意なので、その任に選ばれた。獣王の当てつけで、メアとは程遠い清楚系王女を演じている。『金獅子』に進化可能。



ネル 人間 17話

アレッサ冒険者ギルドの受付嬢。フランのことを色々と気にかけてくれるが、馬鹿な男どもには容赦しない。優し気な外見や喋り方とは裏腹な、腹黒で姉御肌な一面も持つ。

同期はすでに結婚退職しており、すでに受付嬢内で最年長になっている。結婚できないのではない。しないのだ!



ハムルス 人間 412話

王都を騒がせる通り魔。ベイルリーズ伯爵の部下だったが、狂信剣ファナティクスに操られていた。



バフェト 白山羊族 244話

獣人国に仕える商船『アルギエバ号』の副船長。戦闘力は低いが、指揮や交渉、航海術に算術など、副船長に必要なスキルは優秀。



バラベラム 巨像族 384話

身の丈3メートルを超える、獣人国の老大将軍。『紫風象』に進化可能。単騎で城の城門をぶち破ることができる獣人国きっての猛将。今では柔和な好々爺だが、若い頃は破壊王などと呼ばれる荒くれ者だった。



ピンク 人間 434話

クランゼル王国王都に存在する盗賊ギルドの大幹部。娼婦の元締めで、毒薬に精通する。



ファナティクス 神剣 412話

廃棄神剣ファナティクス。半壊状態で発掘され、その後アシュトナー侯爵の精神を乗っ取っていた。様々な悪事を働いていたが、最終的な目的は自らを修復すること。そのため、クランゼル王国の国王を乗っ取り、フィリアース王国に戦争を仕掛けて神剣を奪おうとしていた。

斬った相手の精神を統合し、操る能力があるが、全壊状態の現在では、弱者しか操ることはできない。



ファレゴ 青猫族 87話

港町ダーズを拠点に暗躍する、奴隷密輸組織の構成員。師匠に殺された。



フィスト 人間 434話

クランゼル王国王都に存在する盗賊ギルドの大幹部の1人。柄が悪く、腕っぷしが強い、いわゆる盗賊的な部下を纏めている。



フィリップ・クライストン 人間 129話

バルボラ領主クライストン侯爵の長男。バルボラ騎士団の団長であり、領民のために体を張ることができる男。だが、父親と同じで身内に甘く、弟たちの暴走を見抜くことができなかった。



フェイス  人間 434話

冒険者にして盗賊ギルドの構成員。両者の間を行き来する連絡員。



フェルムス 人間 117話

バルボラで『竜膳屋』というレストランを営む、元ランクA冒険者。料理に使う竜肉を自力で調達していたという逸話が残り、『竜狩り』の異名を持つ。伝説的なランクAパーティ『竜殺団』の一員だったこともあり、今でも強い。糸使いであり、本来はダンジョンや森林などで本領を発揮する。非常に温和な紳士然としたダンディさん。60歳だが、40代に見えるほど若々しい。若い頃はもっと血の気が多く、敵対する王侯貴族を叩きのめし、追われている時期もあった。武闘大会でフランと対戦し、フランの奥の手を防ぎきれずに敗れた。

元パーティメンバー、エイワース、ガムド、ディアス



フェンリル 神獣 1話

師匠の中に封じられている銀月の女神の眷属である神獣。最初、師匠自身はその記憶を失っていたが、魔石を吸収してフェンリルを復活させることが神から与えられた使命。

封印されたのは、邪神の欠片に侵食されて暴走したフェンリルを救うため。今は魂だけの存在となり、師匠の中に存在する。

師匠たちに助言を与えたり、ウルシの進化に介入したりと、非常に好意的。



フォールンド・アーノンクール 人間 107話

『百剣』の異名を持つランクA冒険者。エクストラスキル『剣神の寵愛』を所持し、一度触れたことがある魔剣を一時的に複製、操作が可能。無数の魔剣を同時に作り出し、撃ち出したり、その魔剣の特殊能力を操って戦う。

人付き合いが極端に苦手で、無口、無表情、威圧感満載という三連コンボのせいで、周囲からは怖がられてしまうのが悩み。実際は困ったものを放ってはおけないお人好し。



フリーオン ウッドエルフ 46話

アレッサ所属のランクE冒険者。パーティ『樹海の目』のリーダー。精霊魔術を使う。細目で、エルフにしてはイケメンではない。

実はクリムトの親族で、アレッサ冒険者ギルドの情報員としての顔を持つ。実際はランクDとして相応しい実力を持つが、あえてランクEに留まり、下位の冒険者の覆面調査を行っている。

精霊使いでも珍しい、精神精霊『タルゥア』を使役し、調査対象の善悪や性格を見抜くことが可能。だが、タルゥアも師匠が意思を持つということまでは見抜けなかった。



ブルック・クライストン 人間 119話

バルボラ領主の次男。次期領主の座を奪うべく、父に反逆者の罪を擦り付けたうえで兄を殺害しようと画策していたが、全て露見して処刑された。トルマイオ商会、イースラ商会を配下として使っていた。



フルト 人間 88話

フィリアース王国の第6王子。金髪碧眼のイケメン。性格は悪戯好きではあるものの、真面目で正義感に溢れる。だが、王族としての教育も受けているので、敵対者に対しては容赦しない。

神剣ディアボロスの力によって、悪魔を授けられており、数体の悪魔を使役できる。



フレデリック 半邪竜人 408話

ベイルリーズ伯爵家に仕える密偵。ベルメリアの守役兼師匠でもある。実は、ベルメリアの叔父に当たり、腹違いの姉の娘であるベルメリアを見守っていた。

黒髪オールバックのイケメン。竜人としての特徴が外見に強く出ており、目が爬虫類タイプで、右腕にも黒い鱗が生える。また、左手は魔導義手で、一見するとガントレットを付けているような形。

闇属性の竜人の血を引くが、周辺の魔力を吸う能力で邪気を吸引し過ぎ、半邪竜人となってしまった。そのため、ゴルディシア大陸にいられなくなり、生まれたばかりのベルメリアと一緒にクランゼル王国に渡ってきた。半邪竜人となったことで、大きく力を減じている。



ベス 人間 236話

バルボラの元ランクB冒険者。治癒魔術を使う実力者だが、今は主婦をやっている。夫の稼ぎが少ないことが悩み。昭和のオカンタイプ。



ベッケルト・フース 人間 418話

アシュトナー侯爵家配下の男爵。フランから師匠を奪おうとオークション後に話しかけてきたが、師匠を馬鹿にしたせいでフランを怒らせた。



ベルナルド スケルトン 65話

死霊術師ジャンが使役するスケルトン。戦闘力は低いが、会話が可能で、知力も高い。性格は温和で臆病。ジャンの身の回りの世話や、小間使いのようなことをしている。



ベルメリア・ベイルリーズ 半水竜人 408話

ベイルリーズ伯爵の妾腹。水色ポニテの勝気そうな美少女。水属性の竜人の血を引く。

クランゼル王国では竜人が貴族になることはできないため、密偵として育てられている。父親の厳しい態度を、自らが期待されていないからだと誤解していた。また、あらゆることでフランに負けていると思い込み、劣等感を抱いている。

母親はゴルディシア大陸で重要な地位におり、大陸を出ることができない。竜巫女の血筋であり、そのため神竜化スキルを使うための素体として、神剣ファナティクスに狙われた。

母親の名前はティラナリア。



ホッブス 半蟲人・飛蝗 441話

傭兵団『触角と甲殻』のメンバー。クールなキザ少年。普段は人の姿に近く、戦闘時は下半身が大きく変身する。



マイア 人間 115話

バルボラを拠点に活動するランクD冒険者パーティ『緋の乙女』の一員。

赤いショートボブの少女。ゆるふわな喋り方だが、盗賊技能に秀で、雑用なども一手に引き受ける。実はパーティ1マイペース。

師匠たちが料理コンテストに出場した際に、売り子として雇われたことでフランと知り合った。



マルマーノ 翠山羊族 281話

獣人国の都市グリンゴートの領主。筋肉ムキムキの武人タイプだが、政治的な感覚も持ち合わせている。戦闘になれば、前線で戦う。獣人至上主義とはいかないものの、バシャール王国人を嫌っていることで有名。フランのことを尊敬しており、できれば冒険の話を聞きたいと思っている。



ミアノア 灰山甲 278話

フワフワカールの桃色の髪の毛と、茫洋とした眠たげな瞳がチャームポイントの小柄な美少女。

クイナの後輩の王宮メイドであり、クイナに並ぶほどの実力者。硬い甲殻と素早い動きで戦う物理特化型。その一撃は、鎧をあっさりと貫く。



ミューレリア 黒猫族・邪人 321話

500年前、黒猫族が神から天罰を受け、進化できなくなるきっかけを作ったとされる人物。

リンフォードの邪術により復活させられ、その下で戦争を先導するように動いていた。

リンフォードが見つけたダンジョンのサブマスターとして登録され、その運用を任されていた。

個人としては脅威度Aを超える力を有する。

様々な陰謀を張り巡らせていたが、彼女の目的はロミオという少年を保護し、救うことだけだった。獣王家を憎んでいるというのも、黒猫族の復権を狙っているという話も、マグノリア家の人間を気にかけている演技も、全てがロミオの身柄を確保するための陰謀の一環だった。

彼女が語る真の楽園とは、ロミオが健やかに過ごせる場所の事。



メーロス 赤狐族 273話

獣人国の王都ベスティアの冒険者ギルドマスター。腰の曲がった白髪の老人。狐耳狐尻尾が生えているが全く萌えない。



メッキャム 人間 101話

バルボラ料理ギルドの重鎮。鋭い舌と、妥協を許さない厳しさの持ち主。フランの殺気に晒されても、言い返すだけの胆力を持つ。

海原〇山のように、幾多の料理人を叱咤しまくっている。その性格はバルボラ中に知れ渡っており、彼が褒めた料理人は一躍大人気となる。

書籍では名前が出ていたが、WEB版では670話以降。



モッジ 人間 85話

港町ダーズの冒険者ギルドの受付。男性。



モルドレッド 人間 244話

ランクB冒険者。青い鎧を着込んだ溶鉄魔術使い。武闘大会で彼の戦闘を観戦した師匠が、思わず唸る程に魔術の使い方が上手い。

実力主義者で、自分よりも強いフランを認めている。仲間のためには体を張る熱さも持ち、パーティメンバーからは兄貴と呼ばれ慕われる。

ランクCパーティ『鉄神の息吹』を率いる。パーティメンバー、スルニン、他多数



ユージーン 半蟲人・蜂族 104話

バルボラ冒険者ギルド専属の錬金術師。オールバックに丸メガネの、知的イメージ強い壮年男性。錬金術師ゼライセの師匠でもある。

穏やかで人の良い性格をしており、他人を疑うことが苦手。だが、そのせいでゼライセの異常性を見抜くことができず、自身の知識を惜しみなく教授してしまった。

バルボラの冒険者のために様々なアイテムを作り出しており、今でも慕われている。

研究に没頭するというよりは、のんびりと同じ研究を飽きずに続けることができるタイプ。



ヨハン・マグノリア 人間 331話

バシャール王国の騎士。洗脳教育されており、バシャール国王の言葉に盲目的に従う。その結果、ミューレリアを自分たちの仲間であると思い込んでいる。ミューレリアも彼らを気遣う様子を見せたが、実際はバシャール王国と友好的であると見せかけるための上辺だけの心配でしかなかった。



ラース 青猫族 156話

青猫族の冒険者。過去、キアラに瞬殺された挙句に尻尾を切り落とされた。その後、その恨みを糧に闇奴隷商人の中で成り上がり、傭兵団『青の誇り』を立ち上げる。



ラデュル 人間 173話

ウルムットを拠点に活動するランクC冒険者。仙人のような外見の好々爺。ウルムット最年長であり、元宮廷魔術師。

三属性の魔術を使いこなす試合巧者だが、武闘大会では格下のクルスに敗れた。



ランデル 人間 15話

フランと旅をし始めた師匠が、最初に出会った商人。アレッサまでの道中で、この世界に関する基礎知識を色々と教わった。



リグダルファ 白犀族 344話

獣人国の将軍の1人。

ゴドダルファの弟であり、グエンダルファの父。兄を尊敬し、譲られた族長職に誇りを持っている。兄と同じような寡黙な武人肌の巨漢。自身の身の丈を超える巨大な六角棍を愛用する。



リグディス・ナラシンハ 赤猫族 177話

獣人国の王であり、『獣王』の異名を持つランクS冒険者。獣王は称号でもあり、異名でもある。

豪放磊落だが、敵には一切の容赦をしない。戦闘狂でもあり、強い相手を見ると挑発するクセがある。僅かな威圧を放つだけでフランの心を折る程の実力者。世界で八人しかいないランクS冒険者に相応しく、その強さの底は未だ見えていない。

『金火獅』に進化することが可能で、固有スキル『金炎絶火』で操る金の炎は師匠さえ溶かすほどに凶悪。槍神化スキルを所持する程の槍の達人でもあり、生半可なものでは槍と炎に阻まれて近づくことさえできない。さらにエクストラスキル『獣蟲神の寵愛』を所持しているが、使用した姿を見た者はいないという。

娘のメアには甘いところがあり、冒険者として活動することを許している。また、黒猫族のキアラを師匠として敬っており、黒猫族への偏見がない。さらに、父を倒して王となったことで他国では簒奪者扱いされることがあるが、獣人国では悪王を倒して善政をもたらした強い王として不動の人気を誇る。



リッチ アンデッド 77話

天空島のダンジョンマスター。元々は天空島にある、レイドス王国の秘密実験施設の実験体だったが、ある日出現したダンジョンコアに認められてリッチとなった。

最初は人の心を残していたが、怨念を吸収することで次第にリッチの残忍な性格に飲み込まれていった。死霊魔術以外にも様々な魔術を使いこなす、死霊の皇帝。

レイドス王国への復讐を果たすために行動していたが、最後はフランとジャンと戦い、半ば自爆のような形で果てた。

彼の残した日記はアレッサの冒険者ギルドへ渡され、今はクリムトの下で大事に保管されている。



リディア 人間 115話

バルボラを拠点に活動するランクD冒険者パーティ『緋の乙女』の一員。

黒髪ロングの色白少女。無表情キャラを演じているが、実際は少し根暗な中二病少女。冒険者としても無表情キャラとしても自分の上を行くフランに対し、負けを認めている。

師匠たちが料理コンテストに出場した際に、売り子として雇われたことでフランと知り合った。



リロイ 人間 262話

獣人国の港町、グレイシールで活動するランクD冒険者。記憶力と要領がいい盗賊兼剣士。



リュシアス・ローレンシア 人間 344話

リンフォードの実の息子。幼いころから邪術師の家系だと蔑まれ、迫害されて生きてきた。そのため、邪術師や父を憎んでいる。現在は獣人国の宮廷魔術師。大軍さえ防ぐその大地魔術の腕は、獣人国一と評判。迫害されていた自分を拾い上げてくれた獣人国には恩義を感じている。



リンフォード・ローレンシア 邪人 125話

邪神を信奉する邪術師の老人。バルボラで大量の生贄を集め、邪神と交信しようとしていたが、フランの邪魔やゼロスリードの裏切りにより失敗した。

最後は巨大な邪人となって暴れたが、フランや他の冒険者によって倒される。



ルーファス 人間 26話

雑貨屋サーベルタイガーの店主。冒険者時代の稼ぎで、念願の店を開いた。アマンダの孤児院出身で、実はフランの両親とも面識がある。ただし、本人はその事実に気付いていない。



ルガ・ムフル 人間 469話

クランゼル王国、親衛総隊長。個人の武勇であればランクA冒険者に並ぶ、王国最強の騎士であり、指揮や密偵能力も高い。

過去に傭兵をしていた時期があり、冒険者や傭兵にも理解がある。



ルゼリオ 人間 123話

邪術師リンフォードの部下の槍使い。邪人化しようとしたが、変身完了前に倒された。



ルミナ 黒猫族・ダンジョンマスター 165話

ウルムットのダンジョンマスター。理性を持ち、修行の場としてダンジョンを開放している。

ダンジョンマスターとなったことで老いないが、実際は500歳以上。『黒虎』に進化しており、登場時には世界で唯一の進化した黒猫族と思われた。

黒猫族に神罰が下った際に、止める事ができなかったことを未だに悔やんでおり、自らを犠牲にしてでも黒猫族を解放したいと考えている。ディアスやオーレルと協力関係にあり、ウルムットへやってきた黒猫族を見守り続けていた。

フランにとっては先達であり、数少ない甘えられる同族の相手。



レイモンド 白山羊族 279話

獣人国の宰相。叩き上げの文官であり、非常に優秀であるが、奔放な獣王に振り回されることも多い。



レグス 人間 231話

バルボラの冒険者。戦闘力は低いが、隠密系、探知系、交渉系のスキルに秀で、都市内の依頼をメインに活動する。その傍ら、情報屋のような仕事もこなしている。ガルスの行方を捜すフランが、ギルドに紹介されて仕事を依頼した。



レンギル 人間 91話

ルシール商会に所属する商船の船長。

船乗りだが商人でもある。フランが後々さらに上に行くと確信する先見の明も持つ。



ロイス 灰兎族 177話

獣人国に仕えるランクA冒険者。『白銀兎』に進化可能な魔術師。時空魔術や月光魔術など、レアな魔術を使いこなすうえ格闘戦にも秀でており、遠近共に隙が無い。

眼鏡をかけたやや小柄な銀髪男性。

獣王のお目付け役のような存在で、彼に苦言を呈すことができる数少ない存在。常に冷静だが、決して非情というわけではない。



ローダス・クライストン 人間 121話

バルボラ領主。クライストン家当主。民を想いやり、内政でも優秀だが、家族に対して甘すぎるという欠点がある。その結果、子供のことを疑いもせず、次男、三男の陰謀にも全く気付いていなかった。



ロッシュ 白鼬族 194話

獣人国に仕えるランクA冒険者。『白呪鼬』に進化することができる。獣王のパーティの斥候役。弓使いだが、近接戦闘も魔術もこなす万能タイプ。冷静沈着で、誰にでも敬語を使うので、年よりも上に見られがち。元々は獣人国の兵士で、才能があるからと獣王に無理やり冒険者にさせられた。

冒険をしていない時は、獣王の護衛兼御者。



ロビン 半蟲人・堅海老 441話

傭兵団『触角と甲殻』のサブリーダー。爽やか真面目系イケメン。普段は目と触角が人と違う程度で、戦闘時には腕や頭部が大きく変形する。



ワルキューレ・キリングアーチャー 305話

ミューレリアの配下。魔獣の大群を率いて獣人国に攻め入ったが、フランやメアの活躍によって阻まれた。



モブ達&チームで登場した人々


エリック、ケイン 人間 394話

ウルムットの冒険者。エルザの舎弟。



クラール、リリー、ユースタス 27話

アレッサの近くで、ゴブリンの群れに囲まれているところをフランに助けられた駆け出し冒険者たち。ゴブリンスタンピード発生の兆しを、フランに代わりギルドに報告した。



ドドロス 人間 108話

名前だけ登場。昨年の料理コンテストの優勝者。現在はノーランド王国の宮廷料理人。



ブルラス 人間 141話

ウルムットに入るための列に並んでいる最中、フランに絡んで撃退されたモブ一味の1人。



フェルムスの弟子&給仕 234話

リディック、ナリア、ミゲールの3人で『水晶の守り』というパーティを組み、フランに短期間弟子入りした。



レブ、メナン 人間 397話

クランゼル王国王都に入る行列で、フランと仲良くなった。



バルボラの駆け出し冒険者たち 236話

ガムドの弟子のような存在。フランと模擬戦を行い、徹底的に叩きのめされた。その後、ナリア、ミゲール、リディックは獣人国への船旅中にフランに臨時弟子入りし、鍛えられた。


デュフォー 人間

剣筋を読ませない幻剣の使い手


レッド

鑑定持ちの盾士


ラシッド 人間

槍使い


ナリア

弓使いの少女


ミゲール

大剣使いの大男


ワンダ

火炎魔術の使い手。


リディック

真面目な槍使い

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― 新着の感想 ―
[良い点] すごくわかりやすく、「この人だれだっけ」となった際何度も使わせてもらっています [一言] 魔術の一覧がほしいです
2024/02/17 22:01 退会済み
管理
[気になる点] セネック、タルカス、トルド、ラースの説明の内容が同一なので一纏めにしたほうが分かりやすい気がする
[一言] 剣への適応システム(大嘘です) あのシステム実は木への適応システムです (世界樹)木に思考能力はいらない
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