表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/23

ぬいぐるみ

日々思うこと50パーセントぐらいですが(笑)

最後の数行は私の思いそのものです。

僕はぬいぐるみ

君もぬいぐるみ


みんな、ぬいぐるみ



可愛らしい布

その中に入っている綿は

真っ白な人もいれば

真っ黒な人もいる


生きていく中で

僕たちは

ボタンの目に少なからず

よからぬものを映して

綿がちょっとだけ黒くなる


そんなの誰だってあることなのに

世の中に汚さや

恐ろしさを感じることぐらいあるのに


みんなそれを布でくるんで

笑顔で縫い合わせて

人から見えないようにしちゃう


僕だってそう

僕だってぬいぐるみ


だけど

窮屈な糸のしばりは嫌いで

だからいつかほどこうと思うんだ


そう、いつか

ボロボロになった布の下から

グレーの綿がはみ出してても

それでも僕を

拾ってくれる人が現れたなら


僕は喜んで

この紐を断ち切ろう


そして僕もまた

真っ黒な綿だけのぬいぐるみに

愛を与えてあげたい


苦しかったね

よく頑張ったね

そう言ってその綿の塊に

寄り添ってあげたい


読んでいただきありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ