表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/13

第0話 ただの説明とプロローグ

どうもこんにちは。

双山鬼次です。

今回多数の方々のご協力もあり、小説を初めて投稿させて頂きます。

感想などお待ちしております。

よく晴れた日だ。

僕、遊馬和音(あすまかずね)は朝6時に目覚める。いつも通りの事だよ。

窓から気持ちのいい日光が差し込んできた。新たな1日を告げている…んだけど。まぁどうせいつもと変わらないんだよね。

僕の家は一軒家だ。僕の部屋は二階にあって、部屋はもう一つある。それは後で話そう。

もう一つくらいなら部屋作れそうなんだけどね。

「あ、和音起きた〜?鈴音起こしてくれる〜?いつもの事だけどまだ起きてないのよ。」

「は〜い。」

今聞こえた声が僕の母の(よしみ)だ。

本当に自由な人で僕達をたまに困らせる。それでも僕が幼い時に父が死んでから一人で育てて貰ったから一応感謝はしてる。

そんな自由な好は、近くにある喫茶店の、”リガシエ”…じゃなくて正式名称はCafe Regalo del cielo(カフェ リガロ デル シエロ)に勤めてる。

意味はスペイン語で空からの贈り物って意味だったっけ。異様に長いからみんな”リガシエ”って呼んでるから正式名称ではあんまり言わないんだよね〜。だって、”カフェ リガロ デル シエロ”っていちいち言うの面倒くさいでしょ?

あそこのオーナーの紅月空(あかつきそら)さんにもお世話になってるけど、なんか母とこれまた気が合いそうな自由人で…。まぁ僕らも結構寄るんだけどね。隠れ家的な感じで結構いい雰囲気だからね。母はこれでも小さな会社(?)とはいえ結構偉いらしい。一軒家に住めてるのも母のおかげだ。

あとさっきのもう一つの部屋の話もしとこうかな。

さっき母が言ってた妹の鈴音の部屋なんだよね。一個下の高校1年生。結構可愛い方だと思う。最近、僕に対して素っ気ないんだけど。いつからだっけ。中学の途中からなんだけど、きっかけが思い出せない。

昔は結構甘えて来ててそれもめんどくさかったんだけどね。

…ただ、甘えてきてくれてた方が良かったなと今は思ってたりする。

そんな鈴音を起こすのが日々の日課だ。自分で起きれないんだよ。素っ気ない態度取るなら自分で起きて欲しい。気まずいから。

鈴音の部屋に入る。

「す〜…す〜…」

こいつは本当に気持ちよさそうに寝る。眠気を誘われる。その前にさっさと起こそう。

「鈴音〜朝だぞ〜!」

鈴音を揺すりながら起こす。

「ん〜…あ、おはよ。いつもありがとね。」

こいつは寝起きが良い。まぁこれは面倒くさい起こす方の負担が無くていいのだが、もう少し感謝して欲しい。起こさなかったら全然起きないくせに。前に起こさなかったら「起こしてよ!!!」って怒られたのだ。じゃあ感謝しろよって思うんだけどね。

さっさと1階に降りると好がもうご飯を作っていた。

飲み物や食べ物を作ることを職業にしているので好のご飯は美味しい。まぁ朝はウインナーと卵焼きと食パンとかだけどね。

「いただきます。」

鈴音はもう食べ始めていた。僕も食べよう。

こんなただの簡単な食事がなんでこの好にかかると美味しく感じるのだろう。特にこだわるとこなんてなさそうなんだが。


「ごちそうさま。」

ご飯を食べ終えたら、用意を済ませて学校へ行く。

「あ、透桃ちゃんもう外にいるっぽいよ〜」好が声をかける。

「はいはい、いってきます。」

外に出たら、1人の女子高生が立っている。

ボッサボサの黒髪に楕円の眼鏡、ブラウスも整っていない。貧乳で、ダサダサ。そんなダメダメ人間感が溢れ出る彼女は僕の腐れ縁の幼馴染みの御子柴透桃(みこしばすもも)だ。

まぁこの姿で分かってもらえるかもしれないが、オタクだ。まぁ別に嫌いではない。が、もう少し外見とかにも気を配って欲しい。

「おはよう和音。行こっか。」

「髪整えるとかしろよ…」

「え〜めんどくさいじゃん。あと、そんな事しても何も変わらないし〜」

まぁ、こんな奴だ。仕方がない。

なぜかこんなので運動神経はいい。一応小学生時代はもっと活発だったやつなんだが、その名残なのだろうか。…というかなんでこいつオタク方向に脱線したんだろう。よく分かってない。まぁ、聞こうとも思わないけど。

いつもこいつと学校に行っている。

中学時代の途中くらいまでは鈴音もついてきていたのだが…まぁ、先に行ってしまうようになってしまった。寂しいような。なんというか…

高校までは、電車で快速で3駅だ。と、言っても結構駅間が広いから15分くらいかかるのだが。

僕の通ってる高校の名前は私立九条院高校(しりつくじょういんこうこう)だ。

理事長の名前そのままの高校名。今の生徒会長もこの一族の女の子だ。その生徒会長は全校生徒の憧れで、かわいいと言われている。お嬢様っぽくないんだけどね。

僕と透桃の教室は2年3組だ。そんなにクラスメイトは覚えてない。覚えてもつまらないし、透桃の世話で精一杯だ。本当に世話がやける奴だから。

根は優しいやつなんだけどね。本当に自立できないんだよなぁ…

さて、どうだろう。僕の日々がつまらないのはわかってもらえただろうか。

これが普通なんだろうけどね。

もう少しくらい面白くても良いと思うんだよね。


ふつつかな文を最後まで読んで頂きありがとうございました。

次回以降も出来ればお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ