傲慢な騎士って、イケメンが多いですよね。 そんな決闘前。
ロリータは物語には必須。
事の始まりは二分前
「いやすぐ前のこと!?一時間まえだよ!」
テイク2
事の始まりは一時間前
「お嬢様。質問が御座います。」
「どうしたの?ゼフュロト。」
昼下がりの出来事。ゼフュロトは周りの視線を不思議に思った。ニアは気づいて無いが。だから彼は比喩をこめて語る
「いや、護衛の方が多いと思いまして。何せ茂みに二人。木の後ろに三人。壁の後ろに五人。そして」
彼が徐に土にてを出す。すると徐々に人型になった。
「きゃ!!」
「言ったでしょう。」
見ればこの男は騎士団副隊長。ギリガンである彼が手に持っていたのは映像石。ムービーの様な感じに映し出す事が出来る。お嬢様は今回、少し丈の短いスカート。簡単に言うとゴスロリ衣装である。そして彼女の容姿からし、彼らはロリータだ。
「騎士団副隊長さん。お盛んなのは良いですが、時と場所を選びましょうよ。」
事もあろうにお嬢様のスカートの中を盗撮しようと言う魂胆だ。普通にHA☆N☆ZA☆I☆DA☆。阿呆なのかこの人達は…しかも二十歳中頃の騎士…改めロリータは
「うるさい!お嬢様のスカートの中を盗撮して何が悪い!!」
「「いや駄目でしょう。」」
見事にハモらせる。
「それに、貴様如きがお嬢様の執事?笑わせるな!」
あ、駄目人でした。イケメンだし、フラグ立ったね。決闘という名の奴が。
「貴様は認めない!俺と決闘だ!!」
フラグ乙っす。
「勿論一対多のな!!」
あ、屑人でした。
「何てことを!!」
お嬢様が怒るのも無理はない。1:11だから決闘ではない。リンチだ。
「良いですが。」
「ゼフュロト!?」
「ほぅ。」
俺、お嬢様、屑の順に語る。
「では正午に来い!力の差を見せてやる!!」
高らかに笑った後、屑は去っていった。
「いいの?ゼフュロト。」
「構いません。あのようなロリ変態には逆に力の差を見せますし。」
「はぁ。」
決闘まで後二時間
「アイツわ殺すか…」
ギリガン改めロリータの声は誰にも聞こえることなく部屋に溶けていった。
次回はゼフュロトの武双っぷりが味わえます。