閑話2 別にただ寝ていた訳ではないんだ。分かる?
感想がないからつらい。そんな今日のこの頃
さて、今回は俺、いや、私が石の中にかなり寝ていたのだが。只単に寝ていた訳ではないのだ。これは、その一部始終である。
「お前には特訓してもらう。」
「ええ!?何いってんの。」
後者の語りは自分。
前者は自分を転生した爺さん。神である。
「確かにお前は前世では最強だ。然し。この世界には強い奴がいる。そして、頼み事をしたい。」
「何を?」
「儂の世界の概念を変えて貰いたい」
「…へぇ。」
神の作った世界 フィフスには、人間 亜人。大きく分けて二つ。細かく分けるとかなりある。比率は6:4で若干人間が多い。又、亜人の内、獣人、エルフ等、容姿端麗な族は奴隷にされ、慰み物にされる。力の強いオークやドワーフは炭鉱での強制労働。果ては催眠をつけ、兵として働かされる。神が思うのは“共生”平和に共に暮らして貰いたいという。
勿論、人間も大半は奴隷だという。其の概念を、神は潰してほしいと願って、自分に頼んだという。
「勿論、願いを三つまで叶える。」
これはこれでいいのだが、自分はセコいことをいう。
「一つ。その願いを十まで増やす。」
「何と!?」
「二つ。神である爺さん。あんたにまでも勝てる力。三つ。其の世界のありとあらゆる魔法を自分に与える。四つ。自分の体を基として、大天使、悪魔、創造者、破壊者の四つの力を自分に。後は残りの願いの力で業物の刀を頼む。」
「贅沢過ぎや。まあええが…。」
太っ腹な神に感謝。
「さて、後は思念体で力に慣れるか。」
「儂の世界で、君に加護があらんことを。世界を、頼む」
「分かってる。んじゃ」
意識が切り離され、肉体はナノマシンに包まれ、石像となった。‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 「さて、力を試してみますか。」
陽気な声が聞こえた。
貨幣価値は
円=セルで
PVが二百突破。有難うございます。