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気づいたのだと思う。


一人になった。


自立し、私の世界が広がり、拓けた視界は無限だと感じた。


一人になった。


見渡せば、どうだ。

見えていたはずの景色は見えやしない。

聞こえていたはずの友の声は遠く擦れ、

描いていたはずの未来は塵ひとつもありはしない。



どうか自分には届いてほしい、

私の記憶も、感覚でさえ確かではないけれど

ただ、忘れたくはないから。



一人になった。

だけど、見渡せば一人ではなかった。

気づくのが遅いんだよ、私は。

苦しいのは変わらない、切なさがこみ上げる。


でも、たぶん、結論。

みんなおんなじだよね?



ただ、忘れちゃいけないんだ。

だから、少しだけがんばって記憶を繋げてみる。


でも、前を向かなきゃはじまらない。



それがなかなか難しいけど、

私のあかしだから、どうやってでも捉えて生きたい。

私がわたしであるために。




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