第9話 女の子たちとファーストキス?
「さあ亮!!ご褒美の時間よ!!」
「え?なにかくれるのか?」
「ちがーう!!あんたが私達にあげるの!!」
「そう言われても……なにがほしいんだ?」
「亮さんの太い「一回その思考は捨てようか」
「亮君のキスなんかどう?」
「え……」
「私は賛成です!」
「わ……私は……」
「優里素直になる!!」
「私も……ゴニョゴニョ……」
「さあ!!亮君のファーストキスをちょうだい!!」
「いや……ちょ……待って!!おまえらはそれでいいのか!?」
「「「?」」」
3人が首をかしげる。
「だから俺なんかにキスされて嫌じゃないのかよ!?」
「「「嫌じゃない(です)」」」
「さっ!私のファーストキスだよ!」
円が俺に迫ってくる。
「む~……」
俺は円の頬にキスをする。
他の2人にも同じ様にキスをする。
「ファーストキスは自分が好きなやつにしてもらえ!」
今の俺の顔は真っ赤だろう。
「わかってない!!」
「まあ亮君らしいんじゃない?」
「亮さんシャイですねっ!」
「うるさい!」
「さっ!夕飯の支度するからテレビでも見てて」
俺たちは優里に言われた通りテレビを見る。
見てるのは某音楽番組。
「アニソンが一位か……タモさんもびっくりだよなー」
「アニメブームなのかな?」
「亮さんはアニメ好きってどう思います?」
「俺?俺は……」
言えない!!俺が結構アニメ好きだったなんて言えない!!
「まあ好きなものは人それぞれだし偏見はないよ」
「(よかったですぅ)」
「?」
「な……なんでもないです!」
「?」
「できたわよー」
俺たちは優里が作った夕食を食べる。
「うまいよ」
「あ……ありがとう……」
(亮ってこうゆうことさらっと言うのよね……)
「亮君あーん!」
隣にいる円が料理を俺の口にいれようとする。
俺は言われた通りに口を開ける。
「にゅふふっ」
円が嬉しそうにする。
「ずるい!私も!亮!!口開けなさい!」
「こらこら行儀悪いぞ?」
「私じゃ……だめ?」
「うっ……!」
くそっ!
一瞬ドキッっとしたじゃねえか!
結局その後結衣もやってきて俺は自分のおかずを食べれなかった。