第88話(番外編)女の子たちとバレンタイン?
皆さんお久しぶりです。
え?1ヶ月更新しないとか言ってなかったか?って?
いや、せっかくのバレンタインなんで更新しようかな~なんて・・・
続き?まあそれはまた今度ってことで見てやってくださいよ。
千葉県では明日受験ですね。
明日受験の方は頑張ってください。
あ、さすがに見てないか…
ちなみにうちの高校は定員割れしてました。
なんででしょうね…
偏差値50越えてるのに…
「亮にチョコあげるわよ」
「え?マジで?」
優里が唐突にそんなことを言ってきた。
バレンタインなんて俺には関係ないイベントだったが今年はどうやらもらえるらしい。
いや、去年会長からもらったか……
あのときは大変だった……
口にいれた瞬間に会長がお返しはキスがいいとずっと言っていた。
……まあ市販のマシュマロを返したんだが。
あれ?ホワイトデーのお返しって飴かマシュマロであってるよな?
「あ!私も亮くんにあげるよ!」
「私もあげるですぅ」
「お兄ちゃんのために頑張って作るから!」
「え?手作りなのか?」
「手作りじゃないと意味ないでしょ」
優里に冷たく言われる。
「いや、優里はともかくこの3人に作れるのかな~って……」
「亮くん……それは聞き捨てならないね……」
「私たちをなめると痛い目見ますよ?」
「私は優里お姉ちゃんに教えてもらうから大丈夫だもん」
「……まあ楽しみにしてるよ」
~優里&詩織~
「お姉ちゃん、私クッキー作りたいんだけど……」
「まずは材料買いに行かないとね」
優里と詩織は買い物に行き、材料を買う。
「お姉ちゃんはなに作るの?」
「生チョコでも作ろうかな~って……亮って甘いの苦手じゃなかったよね?」
「お兄ちゃんがチョコ食べてる姿結構見かけるから大丈夫じゃないかな?」
「じゃあ早く帰って作ろっか」
「うん!」
家に帰りお菓子作りが始まる。
「ここを……こうして……」
「焦らなくていいからね?」
「うん!」
優里は詩織に教えながら自分のこともやっていく。
そ~っと……
「亮?覗きはよくないと思うけど」
「ばれたか……」
後ろから覗いた亮が優里に見つかる。
「だめだよお兄ちゃん!完成するまで部屋にいて!」
詩織に怒られてしまったので亮は渋々部屋に戻る。
「完成!」
「おいしそうにできてるよ」
優里は優しい笑顔を詩織にむける。
「ほんと!?」
「うん」
「やった!」
これで優里と詩織のバレンタイン用のお菓子は完成した。
~円~
「確かチョコレートはチョコを湯煎?するんだったよね?私だけの味みたいなの作りたいけど……そうすると失敗するような気がするからやめておこう……」
とりあえず本屋に行ってみる円。
本屋で適当に立ち読みをしてレシピを覚える。
「はあ……英語の単語とかもこれくらい頭に入るといいんだけどな……」
そして材料を買って家に帰る。
「なかなか溶けないな……」
チョコを湯煎している円だがなかなかチョコが溶けない。
「でも頑張らなくちゃ」
ちょっと危ないところもあったがなんとかチョコが完成する。
「できた……できたよ!ちょっと不恰好になっちゃったけど……」
これで円のバレンタイン用のお菓子は完成した。
~結衣~
「とりあえずすごいのを造りたいですよね」
もうすでに『作る』という漢字が違う時点で危ない結衣。
「まずこれを……そしてこうして……」
なにかを造り始める結衣。
「ん?これってチョコと言えるのでしょうか……?そもそもチョコってなにをどうするとチョコなんでしょう……」
考えて……そして思いつく。
「まあ甘ければそれでよしとしましょう」
砂糖を適当に入れる。
「なんか私だけ行数が少ない気がしますけど気にしないことにするですぅ」
そして結衣の何かが完成した。
「お兄ちゃん!食べて!」
「はい、亮」
バレンタイン当日俺は詩織と優里にチョコとクッキーをもらった。
「ありがとな」
俺はどっちも1つ食べる。
「おいしいよ」
「やった!」
「当たり前でしょう?」
さて……この2人はいい……
「はい!亮くん!」
俺は円からもらった箱を開ける。
「……形は……不恰好だけどおいしいはずだから!」
俺は1つ食べてみる。
「あ、普通にうまい」
「ほんと!?」
「ああ」
「よかった!」
円が笑顔になる。
これだと結衣のやつも普通に大丈夫なんじゃないか?
……そう考えていた時が俺にもありました。
「なんだこれ……」
「チョコです。ん?チョコ?」
「自分でもわからなくなってるじゃねえか……」
「まあいいから食べてくださいよ」
だって紫みたいな感じなんですよ?
「お前……味見したか?」
「いや~うまくいったのがそれだけだったので……」
「うまくいったって……」
「他は爆発しました」
「は!?」
「発明に爆発は付き物です」
「いやいやいや。チョコ作るのに爆発はしませんからね!?」
「もうとにかく食べてみてください!」
「うぐっ!」
無理やり口に押し込まれる。
「なんだこの味……っ!?声が!?」
「成功です!」
「これどういうことだよ!声が女じゃねえか!」
「声変わりチョコです!」
「戻せ!」
「えー」
「いいから戻せ!」
「じゃあその逆バージョンを開発してくるですぅ……」
俺は元の声に戻りバレンタインは終わった。
詩織は受験が終わった設定です。
レシピとか書いてないから作者はお菓子作れないんじゃねえの?みたいに思ってる人もいるかもしれないので一応言っておきます……
生チョコくらい作れるわ!!