第81話 女の子たちと文化祭? ~ツンデレラ結衣~
学生のみなさんは今日から学校ですかね?
自分もそうです……
しかも始業式終わったらすぐ授業が始まります……
今日も6限まであります……
嫌ですね……
冬休みの大半がバイトだったな……
あー…アナザーセンチュリーズエピソードポータブル買おうか迷うなー
本日2回目の劇の相手は結衣だった。
劇が始まる。
なんとなく俺と円がやったときよりも客が入っている気がする。
きっと次の人が頑張ってくれたのだろう。
それともあの着替えが客を呼んだか……
「おーっほっほ!!私たちは舞踏会に行ってくるわ!!私たちが帰ってくるまでに掃除をやっておきなさい!!埃1つ残すんじゃないよ!!わかったかい!?」
「わかりました……」
お?結衣が真面目だぞ?
ツンデレラの姉妹役の人がステージから出る。
「なんでこんな……」
結衣がうつむいている。
「願いはないかね~。今ならセール期間中だから安くしておくよ~」
魔女が入ってきた。
ってかなんだよこのセリフ……
「あんた願い事をいってみんさい。私が叶えてみせるよ」
「本当ですか!?なら王子様とベットで【自主規制】」
「……。う~ん……そ……その願いは難しいかなぁ……。……!ほら!魔法で人の心とか操るの禁止されてるし!!」
「じゃあ舞踏会に行ってみたいです」
「それくらいならお安い御用さ!」
生着替え中。
男子たち大興奮。
そりゃ結衣はすごいもんな……
着替え終了。
結衣は胸元がけっこう開いているドレスを着ている。
製作者曰く『使えるものは使っておく』だそうだ。
「さあ!行っておいで!」
「ありがとうです!」
そして舞踏会のシーン。
「お嬢さん一緒に踊りませんか?」
俺は結衣に声をかける。
「ベットでなら大よろこびです」
「ここで踊りましょう」
「王子様って野外がいいんですか?」
結衣が頬を染めながら言う。
「違うからね!?なんで頬染めてるの!?」
「まあ……踊ってやらないこともないです」
俺は結衣と一応踊る。
そして鐘が鳴る。
「そういえば魔女さんタイムリミットのこと話しませんでしたね」
魔女役の娘がしまったという顔になる。
「お嬢さん私そろそろ……」
すかさず俺がフォローする。
「あ!待ってください!私のガラスの靴を持っておいてください。必ず道標になりますから!」
そう言って結衣は消える。
「じいや!!あの美しいお嬢さんを私の妻にする!!着いて来い!!」
そして俺はツンデレラ探しを始める。
「このガラスの靴のサイズが合った人が王子の妻になれます」
じいや役の人が説明する。
まつツンデレラの姉妹役の人たちが足を入れる。
「ん!?あれ!?入らない!?私の足はそんなに太くないからね!?」
誰に言っているのだろう……
「ん~。大きすぎるかな?」
次の人は最初に履いた人を見ながらそう言う。
ってか足の太さ関係ないんじゃ……
そして結衣の番。
「おお!あなたがツンデレラでしたか!」
「王子様!」
結衣が俺にキスをする。
「「「ヒューーーーーーーーーー!!」」」
「結衣!?なにを!?」
「亮さん。いいじゃないですか」
「よくねえよ!?」
「まあまあ」
そして劇は終わる。
ツンデレラって名前なのにまったくツンデレじゃないな……
まあ優里ならしっかりとツンデレ役を演じきってくれるだろう。