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第62話 女の子たちと夏休み? 8月15日~8月20日

どうにかして優里と一緒に風呂に入らなければ……!


正直優里の身体を洗うのは俺の理性が大ダメージを受けてしまうので洗ってもらわないと困る。


とりあえず俺から動かなければ……


「じゃあ私お風呂入って来るね」


俺は立ち上がる。


「あれ?優里、亮君と一緒に入らなくていいの?」


「うん」


「あれ?俺ってもう一緒に入ること前提なの?」


「「「あたりまえじゃない」」」


ふっ……こう言ってくることはすでに予想できていたから優里にはもともと俺がどういう反応するかは教えてある……


こんなこと予想できてしまうようになるなんて……


なんか自意識過剰な気もしたけどあたってよかった……


とりあえず俺は風呂に入ろう……


俺は脱衣所に行く。


そしてなにもしないで少し待つ。


~亮(優里)視点~


亮がお風呂に行った。


あとは私もどうにかしてお風呂に行けばいいだけ……


「ちょ……ちょっとトイレ」


私はゆっくりと立ち上がる。


「お兄ちゃん早く帰ってきてね……?」


詩織が泣きそうな目で言う。


きっとさっきの怖い話が怖かったのだろう。


「できるだけ急ぐよ」


私はなんか後ろ髪を引っ張られるような気持ちで脱衣所に向かった。


~優里(亮)視点~


優里のやつまだかな?


「亮~?」


優里がやってきた。


「とっとと風呂入ろう」


「え?とっとこハ●太郎?」


「なんで!?どこからそうなったの!?」


「いや~とっととなんて言うから」


「優里なんか変じゃない!?」


「きっとこの身体のせいね……」


「俺の身体が今侮辱された気がする!!」


「冗談冗談。じゃあ脱がすわよ?」


俺(優里)が優里(俺)の服を脱がす。


なんか自分が服脱がす姿見てて自分が変態に見えて仕方ない……


「なんで上向いてるの?別に見たっていいわよ?あ、見せる異性は亮だけだからね」


「俺の理性さんへのダメージを最低限に抑えるために見ません」


「もぅ……一緒にお風呂入ったことあるのに」


「それはまだ自分の身体だったから一応距離あったし……」


「はい!終わったわよ」


「じゃあ次は俺の番か……ってか俺が脱がすの下だけでよくね?」


「まあ亮がいいならそれでいいけど」


俺(優里)は服を脱ぐ。


そのままズボンを下ろし。


さて、俺が脱がすか。と思い動いたが優里はそのままパンツまで下ろした。


「あ」


「あ、じゃね……ムグッ」


俺(優里)に口をふさがれる。


「ばれたらどうするの!?」


「悪い……ってなんでパンツまで脱がすんだよ!」


「亮顔真っ赤。……なんか自分の顔なのに可愛く思えてきた……」


とりあえず俺たちは風呂に入る。


もちろんタオルは巻いてるぜ?


「じゃあ俺が最初に洗ってやるから」


そう言って優里(俺)は俺(優里)の身体を洗う。


うわ……グロ……


あえてなにがとは言わない……


でもこんなに至近距離で見ることなんてないからな……


なんとかして洗い終える。


今度は優里(俺)の番だ。


俺は上を向く。


そして洗ってもらう。


洗っている途中で俺(優里)の手が止まる。


「どうした?」


「あ、うん……」


なんか元気がないようだ。


「自分の傷が酷いなって……」


「……」


そっか……あまり自分で見ないようにしてたんだろうな……


それで今見せちまった……


優里(俺)は俺(優里)のほうに向き直り俺(優里)の頭に手を置く。


自分よりも背の高い人の頭に手を置くなんて思ってなかった……


「優里?前も言ったろ?俺は気にしないよ」


「でも……」


「大丈夫だから」


俺(優里)から涙が出る。


「亮ぉ……」


「大丈夫だぞ……」


優里をあやすように俺は頭を撫でる。


いろいろあったが風呂を終えた俺たちはリビングに戻る。


「あーーーー!!!!亮君がもうお風呂入ってる!!」


とりあえずみんながうるさかった……



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