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第56話 女の子たちと夏休み? 8月15日~8月20日

「泊まっていっていいってー」


ゆきが玄関にいる俺たちにそう告げる。


「よかったな亮」


「そうだな」


「とりあえず亮君には話しがあるらしいよ」


「え゛……」


なんか嫌な予感しかしないんだけど……


だってあの親父の母親だよ?


「ば……ばあちゃーん……?」


俺はそっとばあちゃんのいる部屋に入る。


「亮、言いたいことはわかるね……?」


「いや、まったく」


ゴンッ!!


ばあちゃんが投げた本の角が俺の頭にクリーンヒット☆


「痛っ!!なんでいきなり!?なんのヒントもなしにわかるわけないよね!?今日来たのだって偶然だよ!?」


「雰囲気つくるためにやってみただけじゃ。正直やりすぎたと思ってるのは言わないでおこう……」


「いや、言ってるから!!おもいっきり口にだしてるから!!」


ツッコミ所が多すぎる……!


「まあ冗談はここまでにして……」


「俺は冗談であんな痛い思いをしたのか……」


「ちょっとよく顔を見せておくれ」


ばあちゃんが手招きする。


俺は無言で立ち上がりばあちゃんのそばに寄る。


ばあちゃんは片手で俺の頬に触れる。


そして空いている手で俺の頬をおもいっきりぶっ叩いた。


「ぐはっ!!」


「……」


「なんだよばあちゃん!?」


「最近の若いものは年上を敬わないっていうからナメられないように……」


「普通自分のばあちゃんはナメないよね!?」


「……」


「なにその顔!?いまさら気づいたの!?俺さっきから骨折り損!?」


「……あはは」


「わらってごまかすな!!」


「まあまあ」


くそっ……


なんとなくうちに居候してる3人を相手にしてるような錯覚におちいる……


「でもどうしてこんなところにいるんだい?」


「生徒会長の別荘に行く予定だったんだけど……いろいろあって車から降ろされてしまい今にいたる」


「ぷっ……」


「今笑ったろ!?」


「そんなことない」


「まあ今晩泊めてもらうだけでいいから」


「おや?おばあちゃんになにもしてくれないのかい?」


「う……肩たたきとかで大丈夫か?」


「大丈夫だ。問題ない」


作者がこれやりたかっただけですね。わかります。


そして俺たちはばあちゃんの家に泊まり、次の日の朝また歩きだした。


一方その頃……


「やっと着いたね~」


「海だ!」


海に着いた優里たちはテンションがあがっていた。


テンションがあがっているとなると必然的に亮たちのことは忘れられてしまうのである。


とりあえず優里たちは日が沈むまで海で遊んだ。


プルルルル……


「杏奈の携帯鳴ってるよ?」


「あ、ほんとだ。この番号誰だろう?」


杏奈はとりあえず電話に出る。


『あ!杏奈?あのさ~会長に頼んで迎えに来てくれない?』


「それよりも彰……今彰の電話番号じゃない番号が表示されたんだけど……」


『そりゃ俺の携帯で電話かけてないもん』


「女の子の携帯?」


『うん』


「彰のバカ!!」


杏奈は電話を切る。


「彰君なんだって?」


「彰なんか知らない!」


「まあまあ落ち着いて」


「円……」


「今日はとりあえず愚痴でも言い合うですぅ」


といった感じで男たちの苦労はまったく知らないのであった。



てすと終わるまで更新できません…

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