表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/130

第54話 女の子たちと夏休み? 8月15日~8月20日

「あち~」


「言うなよ彰……」


俺たちは何もない道をただひたすら歩いていた。


どのくらい歩いたのだろう?


会長の別荘はもうすぐそこなのだろうか?


そんなことばかり考えてしまう。


「本当になにもないな……」


「とりあえず海に出れば……」


セミの鳴き声がすごくうざい。


「こっちであってるのかな?」


彰がそんなことを言い出す。


「今から戻るのなんて嫌だぞ?」


「「はぁ……」」


俺たちは同時にため息をつき肩を落とす。


「公衆電話もないもんな……」


携帯電話は充電が切れていてアウト。


民家もないから電話も借りられない。


俺たちはかなりまずい状況にあった。


「のどかだな……」


「亮いきなりどうした……」


のどかすぎてなにもいえない……


はぁ……魔法が使えたら……


『魔法が使いたいかね?』


「あ……あんたは……?」


『通りすがりの魔道士じゃよ』


「お……俺にも魔法が使えるのか……?」


『もちろん。このデバイスがあれば誰でもできる。さあリリカルマジカルじゃよ』


「え?な●は?」


『失われた文明ロストロギアでも探す気かい?』


「まあいっか……リリカルマジカル」


……できたのか?


「ってなんで女の格好なんだよ!」


『ほほぅ……これは……なかなか……』


「鼻血だしてんじゃねえ!」


『さあ飛ぶんじゃ!』


「そのエロい目つきどうにかならないかな……」


『どうにもならん。だってその女の格好わしの趣味だもん』


「ディバイン……バスター!!!!!」



「亮!亮!」


目を開けるとそこには彰の姿が……


「お前大丈夫か?いきなり倒れて」


「嫌な夢見た……」


「もうすこし休むか?」


「いや、いい。ありがとな」


「おう」


俺たちはひたすら歩いた。


陽が消えかかったころやっと俺たちは民家を見つけた。


この時俺たちはよろこんでいたが、まさかその民家にあの人がいるとは俺は思っていなかった……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ