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第5話 女の子たちとお風呂に入る?

「「「「いただきます」」」」


俺たちは優里が作った夕飯を食べようとする。


久しぶりの手料理だ。


味わって食べよう。


俺はオムライスを口に運ぶ。


「ど……どう?」


優里が心配そうに聞いてくる。


「うまい!」


「ほんと!?」


「ああ!うまいよ!」


「やった!」


優里が笑う。


それからみんなで話しながら夕飯を食べる。


「あれ……?」


なぜか俺の頬をなにかが濡らす……


「どうしたの亮?」


「亮君が泣いてる!?」


「あわわ……ほんとですぅ……!」


「どうしたんだろうな……?久しぶりに手料理なんか食べたから涙なんか出てきたのか?」


俺は流れてくる涙を自分の袖で拭う。


「きっと……」


「?」


「きっとこうやって人と食べるからよ」


優里がそんなことを言う。


「そうかもな……」


ん?でも待てよ?学校では人と昼飯食っても涙なんか出なかったぞ?


まあいっか……


そして俺たちは夕飯を済ませてテレビを見る。


「誰か風呂入ってきてもいいぞ?」


俺は3人に言う。


「なら……私がむぐっ」


結衣が優里の口を手でふさぐ。


「どうしたんだ?」


「な……なんでもないです!亮さん先に入ってください!」


「?」


「ほら!早く!」


「じゃあお言葉に甘えて……?」


なんなんだろう?と思いながらも俺は風呂に入る。


その頃3人は……


「優里!あなたは馬鹿なんですか!?」


「な……!!」


「優里が先に入ったら優里は亮さんとお風呂に入れないんですよ!?」


「!!」


「わかったら準備してください。円、亮さんはお風呂に入りましたか?」


「大丈夫だよ!」


「じゃあ行きます!」


なにも知らない亮は……


「はあ~風呂はいいね。風呂はリリンの生み出した文化の極みだね」


そんなことをエ●ァンゲ●オンのカ●ル君風に言ったその時だった。


「亮さん!」


「亮君!」


「りょ……亮……」


いきなりタオルだけを巻いた3人が風呂に入ってきた。


「うわっ!!なんだおまえら!?」


「背中流します!」


「亮君洗って~」


「えっと……その……」


3人はそんなことを言う。


まあ優里は顔を赤くしてるだけだけど……


「待つんだおまえら!落ち着け!」


「もう私は止まりません!!亮さんのエクスカリバーを見るまでは絶対に出ませんから!!」


「なに言ってんだよ!!」


「亮君洗って~」


「恥じらいをもて!!」


「……」


プシュー……


優里は頭から蒸気をだしていた。


「このままじゃ優里が逆上せちまう!!」


俺は優里を風呂から出す。


「亮さんのエクスカリバー素敵……」


「亮君……すごい……」


「え?」


俺は下を見る。


そして自分がタオルを巻かないで浴槽から出たことに気づく……


「うわああああ!!」


俺は急いで風呂から出る。


「うっ……ひっく………もうお婿に行けない………」


俺は体操座りでいじけていた。


「ご……ごめんね?亮君?」


「ひっく……」


「だ……大丈夫!私が亮君をもらってあげるから!」


この子に恥じらいはないのか?


「それよりも亮君!そろそろ寝よ!今日は一緒に寝てくれるんだよねっ?」


俺は円に手を引かれて部屋に行く。


「亮君あったかいね……」


ベッドに2人で入っていると円がいきなりそんなことを言う。


「急にどうしたんだ?」


「私はこのぬくもりを知らないから……」


「?」


「な……なんでもないよ!さっ!早く寝よ!」


そして俺たちは眠りについた。



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