表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/130

第48話 女の子たちと夏休み? 8月10日

亮君ってセリフなのに悟君って打ってしまう自分がいる……

続けたほうがよかったかな……

「一体君は誰なんだ?」


「わ……私のこと忘れたの?あの時あんなに愛してくれてたのに……」


「え……?もしかして君は……出会い系で会った……」


「彰、一旦落ち着いてみようか」


彰め……小説で誰が言ってるかわからないからってこんなことやりやがって……


ほら、知らない女の子も一線引いてるよ……


「さて、誰だっけ?」


「忘れちゃったの……?」


女の子が涙目で見てくる。


う~ん……


けい●ん!にでてくる澪に似てるってことくらいしかわからないぞ?


「ごめんなさい。忘れました」


「最悪だな」


「彰に言われたくないんだけど」


「杏奈!亮がいじめる!」


「はいはい」


話が進まない……


「結婚……」


「え?」


「結婚の約束までして忘れるなんて酷いよ!!」


「結婚?」


けっこん?KEKKONN?結婚?


「亮って許婚いたんだ」


「私たちと一緒」


「ちょ!待った!!」


約束した覚えなんてな……くもない気がしてきた……


あれはまだ親父たちがいたころ……


「え?回想するの?」


「彰だってするだろ?」


「俺のは短いし……」


「俺だってすぐに終わるさ」


俺は小学6年生の頃におばあちゃんの家に行ったんだ。


そこにいたのはばあちゃんと4年生の女の子。


じいちゃん?


じいちゃんには会ったことないからわからないな。


ばあちゃんはいつも「眠ったように死んでるよ」って言ってたけどよく考えると死んでるんだよな……


まあそんな話は置いといて……


その子は従兄妹の上園ゆき。


たまに会うくらいの縁だったけどその日初めて遊んだんだ。


まあ楽しかったな……多分。


正直覚えてない。


そして帰るときにいきなり。


「大きくなったら結婚して!」


って言われた。


「え~」


そこで嫌そうにする俺ってまったく相手の気持ち考えてなかったよな……とか思ってしまう。


「結婚して!結婚して!」


俺に抱きついてなんども言ってきた。


「わ……わかった……わかったからおりて……うぇ……」


ちょうど首が絞まる形で抱きつかれながら言われたらそう答えるしかないでしょ?


「回想終わり」


「私、今日からここに住む!」


「え……」


「だって亮君寂しいでしょ?」


「いや……それは……」


俺は彰たちに目で救援を頼む。


そうしたら杏奈はなにを思ったのかいきなり電話を始めた。


「あ!優里?亮が浮気してるよ」


あ……俺死んだわ。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ