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第46話 女の子たちと夏休み? 8月7日

「暇だな……」


「そうだね……」


「亮なんとかしてよ……」


「無理に決まってるだろ……」


「出掛けますか?」


「暑いから却下」


「トランプでもする?」


「もう飽きた……」


夏休みが始まって数日しか経っていないのにこれである。


こんなんで本当に学校が始まるまで耐えられるのか心配だ……


『海はすごい人です』


テレビからそんな声が聞こえる。


「海ねぇ……」


海に行って涼むはずがあんな人がいたら涼めないだろうな。


「海……水着……」


結衣がなにかブツブツ言っている。


「水着ショーをやりましょう」


「「「は?」」」


「せっかく前に真美さんに買ってもらったのに着ないのはなんかもったいないですから」


「優勝賞品は亮さんのキスでいいですね?」


「「「うん」」」


「決定ですね」


「俺はなにも言ってないぞ!?」


「まあまあ」


……というわけで水着ショーをやることに……


本当に大丈夫か?


べ……別に俺はポロリなんて期待してないからな!?


リビングから1人ずつ入ってくるらしいが……


ヒョコ


詩織が顔をだす。


「ん?最初は詩織か?」


「う……うん」


詩織が顔を赤くしながら入って……


「ブッ!!」


つい口にいれた麦茶を吹いてしまった。


だって……


スク水だぜ?


「ど……どうかな?」


「えっと……」


いったいこれはなんて言えば……


もう中学生だから一応ロリコンではない……よな?


「やっぱりかわいくないかな……」


「そんなことないと思うぞ……!」


「だってお兄ちゃん目そらすし……」


「ほら……詩織がかわいすぎて直視できないというか……」


よくこんなセリフがでたな……


「ほんと?」


「ああ。ほんとほんと」


「やった♪」


そう言って詩織は立ち去っていった。


次は誰だ……?


「亮君!」


円か……


円の姿はなんて言うんだろうな……


ワンピース?


「どうかなっ?」


どうって言われても……


まな板……


「亮君?あとでおしおきね」


「へ?」


円はそう言って黒いオーラを放ちながら立ち去った。


ば……ばれてないよな?


この流れだと次は優里か?


……大当たり


「どう?」


優里はビキニだった。


「よくビキニ買ったな」


「本当は違うのがよかったんだけどね……真美さんが『上園君はどうせプールとか連れてってくれないだろうから大丈夫』って言って……」


会長……


「まあよく似合ってるよ」


「ほんと?」


「ああ」


「よかったぁ……」


「やっぱり優里たちはプールとか行きたいのか?」


「会長が連れてってくれるって言ってたよ?」


「は?」


「じゃあ次は結衣が来るから」


「ちょ……!」


優里はリビングから出て行ってしまった。


ちょっと待て……


変なフラグが建ったぞ?



「誰が一番よかったか、か……」


え?結衣の番忘れてないかって?


ほら……あいつのやっちゃうとこの小説もしかしたら18禁になって消されちゃうかもしれないし……


「詩織……かな?」


「やった!」


詩織はよろこび他は肩を落とす。


「(詩織の出番少なかったしいいだろ?)」


俺は肩を落としている3人にこっそり伝える。


そう言ったらなんとか3人は納得してくれたようだった。


俺はとりあえず詩織にキスをする。


なんか俺もうだめな子な気がする……


これで水着ショーは幕を閉じた。


変なフラグを残して……


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