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第44話 女の子と男の子の夏休み?7月25日

今回は彰と杏奈のお話です。

ちなみに彰視点になります。

「彰っ!」


杏奈がいきなり部屋の扉を開ける。


「えっ!?杏奈!?」


俺はすぐにノートパソコンを閉じる。


「……なにやってたの?」


「えっと……」


「……」


「あっ!」


杏奈が無言でパソコンを開く。


「佳●多?佳奈●ってなによ。それよりもこれなによ」


「これはリトルバス●ーズという野球ゲームで……」


「彰って野球好きだっけ?」


「俺は産まれたときから野球っ子だ!」


「じゃあ行きましょっ」


「どこへ?」


「彰は野球っ子なんでしょ?」


「あ……ああ」


「だったらバッティングセンターに決まってるじゃない」




……ということでバッティングセンターに来ています。


さて、どうしたものか……


俺は野球なんて遊びでしかやったことないぞ……


「彰ならこのくらい打てるよね?」


いきなり120kmですか……


「あたりまえだ!!」


キィン!!


ボールが当たる気持ちのいい音が響く。


ベンチに座っている俺の目の前で……


「意外にあたるものねっ」


「おかしいよ……」


「次行こっ」


「まだいくのか……」


そして俺は杏奈に連れられるままいろんなところに行った。


そして夕方になったころ。


俺たちは帰路についていた。


「そういえば俺がバッティングセンターで打てなかったのなにも言わないんだな」


「だって打てないのわかってるもん」


「酷いな……」


「だって幼馴染なんだから。なんでも知ってるよ」


「そっか。じゃあなんで今日はどこかに行こうとしたんだ?」


「だって……彰と一緒にいたかったから……」


いきなりそんなこと言われると正直恥ずかしい……


「い……」


「い?」


「いつでも一緒にいられるだろ?幼馴染なんだから」


俺は杏奈の頭に手を置いてからそのセリフを言った。


なぜ手を置いたかというと多分赤くなっているであろう顔を見られないようにするため。


「うんっ」


そして俺たちは自分たちの家に帰った。


そして夕食。


「彰あーん」


「なんで杏奈がいるんだよ……」


なぜかうちに杏奈がいた。


「だって一緒にいたいんだもんっ」


そう言われたら拒めないよな……?


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