第4話 女の子たちとお買い物? ~洋服と…?~
「亮君どうかな!?」
試着を終えた円が俺にたずねる。
うん。
ロリな円には似合ってるファッションだ。
「かわいいよ」
「ありがとう!」
「亮……どうかな?」
今度は優里が恥ずかしそうに俺にたずねる。
「似合ってるよ」
俺は優里にそう言う。
「ほ……ほんと?」
「ああ」
「じゃあこれにする!」
優里は嬉しそうに笑う。
「亮さん!どうでしょう!?」
「ぐはっ!」
結衣が選んだ服は胸が強調されていて露出が激しい……
「ちょっと……それは……」
「似合ってないでしょうか……?」
「似合ってるけど……目のやり場に困るっていうか……」
「結衣酷いよ!胸が小さい私へのいやがらせだ!」
円が言う。
「そんなことないですよ円。それに胸が大きいと不便ですよ?肩はこるし、男の人の視線はやらしいし……」
「視線って気づくものなのか?」
俺はたずねる。
「男の人は気がついてないと思ってるんでしょうけどバレバレなんですよね。女性にアンケートをとった結果でも気づくのが多数です」
「そ……そうだったのか……」
次からはもっと気を付けなければ……
「私は亮さんになら見られてもいいですけどね」
「私も亮君ならいいよ!」
「私も亮だったら……」
みんなして何言ってるんだよ……
「服、ありがとう」
服を買ってから優里が言ってくる。
「どういたしまして」
「ねえ……すこしだけわがまま言ってもいいかな……?」
「ん?」
「下着も欲しいんだけど……」
「別に構わないぞ?」
俺たちは下着売り場に向かう。
「亮君!入ってきなよ!」
「そうよ!亮に選んでほしいんだから!」
「恥ずかしいだろ!?」
「どうせ亮さんは今夜見ることになるんですから!」
「結衣はなに言ってるんだ!!」
「ほら早く!」
俺は無理やり手を引っ張られてしまう。
「ねえねえ!亮君はこの水玉のとこっちのお花のどっちがいいと思う?」
「……」
「目閉じてたら見れないよ!」
「いやだ!」
「もう!」
ふ~……
「ひゃぁ!」
俺は耳に息を吹き掛けられて変な声を出してしまう。
「あはは!亮君かわいい!」
「びっくりするだろ!?」
「ごめんごめん。それでどっちがいいと思う?」
円が俺の目の前に下着をかかげる。
……まあ円の身長が低くて俺の目の前まで届いてないが……
「み……水玉?」
「そっか~亮君は水玉が好みか~」
「亮!」
「ん?」
「亮は水色とオレンジどっちがいいと思う?」
「オ……オレンジ?」
「亮は私にオレンジの下着をつけてほしいのね」
「すいません……もうすこし大きいのは……」
結衣が店員さんにそんなことを聞いていたのは見なかったことにしよう……
そして会計を済ませて俺たちは家に帰った。