第35話 男の子が女の子に嫌われる?
この小説1文に1行あけていますが見やすいですかね?
見難いようだったら2行あけようと思うんですけど……
メッセージかなにかで書いてもらえるとたすかります。
「喧嘩したぁ?」
俺は彰にたずねる。
「いや……喧嘩っていうか……一方的に嫌われたというか……」
彰が言うには昨日を境に杏奈と喧嘩したらしい。
もう杏奈を忘れてる人もいるかもしれないから一応説明しとくけど彰の許嫁な。
「杏奈がお前のこと嫌いになるわけないだろ?」
「あれは俺がクドわ●をやっている時だった……」
「なんでクド●ふなんかやってるんだよ……」
「まあいいから聞いてくれ」
「長くなる?」
「いや、そこまで長くはならないと思う」
~以下回想~
「ちょ!回想って長くする気満々じゃねえか!」
「うるさい!以下回想って書いてあるんだからちゃんと回想に入らせろよ!それにこの作者が長くするなんてむりだろ!?」
「それもそうか……」
「じゃあ今度こそ……」
~以下回想(彰視点)~
「今日もわふーって言ってくれて俺はうれしいな~」
俺はパソコンの前でクドわ●たーをやっていた。
「ク●は本当にかわいいな~……でも俺はそっちの世界にいけない……」
こんな悲しいときはこの歌に限る。
「彰……?」
「あ……杏奈!?」
いつの間にか俺の部屋のドアに杏奈がいた。
「なに……やってるの……?」
「こ……これはクドわ●たーって言って……」
「なんで……なんでそんなことやってるのよ!!彰のバカッ!もう知らない!!」
杏奈は部屋を走って出て行った。
「なんだったんだ……?」
それから俺は杏奈に口をきいてもらえなかった……
~回想終わり~
「短かっただろ?」
「あ……ああ」
よかった……
あいつらが来てからギャルゲーなんかやらなくて……
まああいつらがいるからそんなもの必要ないんだけどな。
あいつらかわいいし……
ってなに言ってるんだ俺!
「あいつ……涙目だったんだよな……」
「だから今日杏奈学校来てないのか。それに好きな人がそんなものやってたらそりゃ悲しくなるだろ」
「う~ん……」
「ってかやっぱりお前杏奈のこと好きなんだな」
「なっ……」
「好きじゃないのか?」
「嫌いでは……ない……けど……」
彰が顔を赤くしながら言う。
男がそんな顔赤くしたって気持ち悪いだけだぞ……
「まあとにかく原因はクド●ふであってるんだな?」
「多分……」
「じゃあ今日俺杏奈の家行ってみるよ。お前もくるか?」
「俺が行ってもきっとだめだから……頼む」
「そっか」
放課後。
俺は杏奈の家に行ってみた。
優里たちには先に帰ってもらった。
「おじゃましま~す」
俺は杏奈の家に入る。
「なにかあったのか?」
俺は杏奈に聞いてみる。
「だって……彰が……」
「ギャルゲーやってたのがそんなにショックだったのか?」
「そうじゃないの……彰がなにやろうと私は彰のこと好きだもん……」
「じゃあ何で……?」
「その日は……私の誕生日だったの……亮たちは覚えててくれたのに……」
あいつ……!
「あっ!亮たちの誕生日プレゼントベッドに置いてるよ?」
俺は優里たちと一緒に杏奈にぬいぐるみをあげた。
「それはよかった」
「でも……彰はなにも……その日は一緒に出掛けようって約束しててちゃんと待ち合わせの場所で待ってたのに……私その日のために新しい服買ったりとかしてたのに……」
杏奈は泣き出してしまった。
「杏奈。俺にまかしとけ」
俺は杏奈の頭をなでる。
「亮~」
「ほら、もう泣くな」
「うん……」
あいついくらバカだからってこれは許されないぞ……
俺は杏奈の家を出て彰の家に向かった。
え?なんで電話じゃないのかって?
それは……まあ……雰囲気的に家に行かなきゃだめなんじゃなかったのかな。
どうせ彰の家近いし。




