第31話 女の子とお風呂と鼻血と?
「やっぱり入らなきゃだめ?」
「はい」
俺は今、結衣と脱衣所にいます。
そんな状況普通の男の子なら嬉しくてたまらない状況なんだけど……
相手がちょっと危ないもんな……
「やっぱり嫌だ……」
「ゲームで負けた亮さんがいけないんです」
「うぅ……」
普通こういうのって女の子が嫌がるものなんじゃないのか?
「さっ!亮さん脱いでください!」
「ちょっ!なんでパンツに手をかけるんだよ!」
「早く早く早く早く早く早く早く早く早く」
「怖いから!円!助けてくれ!」
「助けを呼んでも無駄です!円のことは眠らせてあります!」
「何者だよ!?」
「さあ!亮さんのエクスカリバーを見せてください!」
「わ……わかった……結衣は先に風呂に入っててくれ……俺も後で入る」
「入らなかったら今夜亮さんのこと襲います」
「神に誓って入らせていただきます」
俺は一旦脱衣所から出て自分の部屋にむかう。
そこで水着と目隠しを持って風呂に戻る。
「これをつけて入るなとは言われてないからな」
俺は風呂に入る。
「亮さ……なんですかその格好」
「ん?なにか?」
「ちょっと失望しました」
「わるいな」
俺は手探りでシャワーを探す。
「(亮さんが目隠しをしたのはむしろラッキーです)」
「シャワーシャワー……」
むにょん。
むにょん?
「あんっ!亮さんったら大胆」
「へ?」
「亮さんが触ってるもの……それは!」
結衣が俺の目隠しをとる。
目に映るのは結衣の大きなマシュマロを触っている俺の手……
あっ……
もう我慢できない……
理性じゃないよ?
「ぶはっ!」
「亮さん!?」
俺は鼻血を盛大にだし風呂に倒れた。
後に結衣はこう語る。
「亮さんにはまだ刺激が強すぎましたね。自業自得だからしょうがないんですけど……お風呂掃除が大変でした……」