第30話 女の子たちとGW最終日?
「GW最終日はゴロゴロするに限るよな」
俺はそんなことを言いながらソファーに寝転がる。
さて、俺はゴロゴロしてるけどそんなこと居候している人たちは許してくれるわけなくて……
「亮遊ぼうよ~」
「亮君暇だよ~」
「亮さんベットに行きましょうよ~」
とりあえず結衣は無視しよう。
「遊ぼうって言われたってな……じゃあゲームでもするか?」
3人は嬉しそうに首を縦にふる。
プ●ステは出さないようにしよう……
たしかギャルゲーが入ってた気がするから……
俺はゲーム●ューブをだす。
え?なんでゲー●キューブなのかって?
それは作者がゲーム●ューブのほうが好きだからだよ。
あんな動かなきゃいけないW●iとかは嫌いなんだよ。
「まあとりあえずス●ブラでもやるか」
俺がゲームをテレビにつないでる間優里たちは必死に説明書を読んでいた。
「ふん!亮なんか一瞬で蹴散らしてくれるわ!」
「最後に勝つのは私だよ?」
「まあ本気でもだしますかね」
そして俺たちはスマ●ラを開始する。
俺が選んだキャラはリ●ク
妥当だよな。
優里が選んだのはカー●ィ。
ピンク色のあれな。
円が選んだのはピカ●ュウ。
あれって雷うざいよな……
結衣が選んだのは●ス。
2文字で片方が隠れると分かりにくいな……
ネ●だよ、●ス。
あれって初心者には扱いにくいけど結衣のやつ大丈夫か?
試合開始。
1人5機のサバイバル制。
俺が最初に狙ったのはピ●チュウ(円)。
「亮君こないで!」
あれ?なんかショック。
俺がピカチ●ウ(円)に攻撃しようとしたところでカ●ビィ(優里)に吸い込まれる。
コピー能力うぜー。
そしてカー●ィ(優里)にリン●(俺)が吐き出される。
吐き出されたところを狙いネ●(結衣)がスマッシュ技をきめてくる。
まだダメージが蓄積されてなかったから吹き飛ばされずにすんだ。
「俺ばっか狙ってないか!?」
「亮甘いわね」
「強い人から倒すのは常識だよ?」
「亮さんさっさと倒れるですぅ」
この3人酷い……
リン●(俺)は3人の攻撃をよけながら落ちたら復帰が難しいネ●(結衣)を端に追い込む。
そして必殺で落とす。
これで初心者のネ●(結衣)は落ちるはず……
「まだです!」
ネ●(結衣)がうまく戻ってくる。
それだけじゃなくリン●(俺)に攻撃をあてて上に飛ばす。
それだけならまだ死ななかったがリン●(俺)の下にピカチュ●(円)が入り雷をつかう。
そして吹っ飛ばされる……
「お前らのコンビネーションが怖い……」
リン●(俺)は1対3という不条理な戦いをなんとか切り抜け、残り3機の状態で残り4機のネ●(結衣)と一騎打ちとなる。
「亮さんなにか賭けませんか?」
「え?」
「私が勝ったら一緒にお風呂に入ってください」
「なっ!?」
「亮さんが勝ったらなんでも言うこと聞きます」
「そんな賭けのれるか!」
「初心者に負けるのが怖いんですか?」
「そんなこと……!」
「じゃあこれでいいですね」
そう言ってネ●(結衣)は自分から落ちる。
「これで3対3の公平な試合になります。これでもまだ負けるのが怖いんですか?」
「そこまで馬鹿にされたら黙ってられねえな……後悔してもしらねえぞ!」
リン●(俺)は戦った。
時には矢を飛ばし。
時にはボムを使い。
時には剣で相手を斬った。
リン●(俺)は頑張って戦った。
これが私の全力全開!ってくらい戦った。
『K.O.!』
やっと……
やっと戦いが終わった。
俺はもう戦わなくていいんだ……
「亮さん私の体ちゃんと洗ってくださいねっ」
ネ●(結衣)の完全勝利。
リン●(俺)はネ●(結衣)のことを1回も殺せなかった。
「結衣ばっかずるい!」
円が騒ぐ。
「負け犬の遠吠えですか」
「うっ……」
「優里はなにも言わないんだな」
俺は隣にいる優里に話しかける。
「私は裸はちょっと……」
このとき俺はただ単に優里は恥ずかしがってると思っていた。
「(ずっと隠しているのは無理ですよ)」
「(でも亮が見たらきっと嫌われちゃうもん……)」
「(亮さんのことを信じてもいいと思うんですけどね……)」
「(亮は嫌わないってわかってるんだけど……怖いもん……)」
「(まあ私も優里のことは言えませんからね。言いたくなったときでいいっておじさまも言ってましたし)」
「(うん)」
この会話はもちろん俺には聞こえていなかった。
「優里~お腹すいたよ~」
「俺も~」
「今作るから待ってて」
優里は夕飯を作り始めた。
さて、今夜の風呂はどうしよう……
なんかすこし重そうな雰囲気ですが前作みたいな死亡エンドにはしない予定なので安心してください。




