第2話 女の子たちの寝る場所確保?
「まずは寝る場所だな」
俺は3人に言う。
「親父とおふくろの部屋がそれぞれあまってるけどどうする?」
「私は亮君の部屋でもいいよ?」
円がいきなりそんなことを言い出す。
「円なに言ってるの!?」
それに優里が反応する。
「そうですよ。円じゃなくて私が亮さんの部屋で寝ます」
「じゃあ私よ!!」
「なんで3人共俺の部屋なんだよ……」
「「さみしいから」」
円と優里はそう答える。
しかし結衣は……
「襲いやすいから……」
「「「!?」」」
いきなり襲うとか言いましたよこの人……
しかしそれもそれでラッキーな気が……
「あんたラッキーとか思ってないでしょうね?」
「お……思ってねえよ!!」
「亮君あやしい……」
「思ってないって!!結衣もそんなこと言わない!!中学生がこの中にいるんだから!!」
「「「中学生?」」」
「え?だって……円って中学生じゃ……」
「亮君……酷い……」
「え……?」
「私もみんなと同い年なのに……」
「みんな同い年?ってことは結衣も同い年?」
「はい」
「発育よすぎだろ!!」
「はぅ……!!」
「それよりも亮君酷いよ……」
「ご……ごめん!!」
「謝っても許さないもん!!」
「じゃあどうすれば……」
「亮君の部屋で私を寝かせて」
「円ずるい!!」
「そうですよ!!円ずるいです!!」
「さあ!!亮君どうなの!?」
「……わかったよ。でも今日だけだからな?」
「うん!」
「うわっ!」
円が俺に飛び付いてくる。
さっきはとっさのことで気がつかなかったが円にもすこしの胸の膨らみがあるわけで……
飛び付かれて密着されるとそれが俺に当たってるわけで……
理性を保っていられなくなりそうなわけで……
「円離れて……」
「そんなっ!亮君は私のこと嫌いなの!?」
「そうゆうわけじゃなくて……ほら、円も一応女の子なんだし少しは恥じらいというものを……」
「あっ!亮君私に抱きつかれてドキドキしたんだ」
「してない!」
「そこまで否定しなくても……しゅん……」
「そ……それよりも!部屋は優里が親父の部屋で結衣はおふくろの部屋でいいか?明日からは円が優里と寝るってことで」
「うん!」
「あんたに命令されるのもなんか納得いかないけどね…」
「それでいいです……(亮さんと寝たかった……)」
「結衣どうしたの?」
「なんでもないです……」
「?」
「じゃあ夕飯にしましょ!」
優里が立ち上がる。
「じゃあコンビニ行かないと……」
俺はそう言う。
すると……
「あんたなに言ってるの?女の子がこんなにいるのよ?手料理を食べさせてあげるに決まってるじゃない!」
優里は笑顔でそう言う。
手料理か……
中1から食べてないから4年振りか?
「じゃあよろしくな」
「任せて!さっ!円!結衣!作るわよ!」
「優里~私料理できないよ~?」
「私もです」
「へ?」
優里が驚く。
「なんで作れないのよ!もういいもん!私が1人で作るから!」
そう言って優里は料理にとりかかろうとする。
……が
「なんで冷蔵庫になにもないのよ!!」
「飲み物はあるぞ?」
「そうゆう問題じゃない!!みんなで買い物にいくわよ!!」
「「「えー」」」
「えーじゃない!!」
「「「はーい……」」」
優里は家族に例えるとおふくろの位置にいるな。
そんなことを俺は思った。