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第130話 女の子たちとテレビゲーム?

~亮~


「やべえよ……あっちの歌すげえよ……」


歌ってみた結果とてつもなく儲かった。


「提案した私が言うのもあれだけど正直ここまでうまくいくなんて思ってなかった」


「とりあえずこれで装備は整えられるな」


「いや、この資金で次の町に行きましょう」


沙織がそう提案する。


「どうしてだ?」


「次の町でも歌って一儲け。それを繰り返せばそうとうな額になるわ。それで最高の装備を整える。どう?完璧でしょ?」


「たしかに……じゃあそれで


『あはははははははははは!』


それでいこうと言おうとしたところで誰かの笑い声に遮られた。


「なんだ!?」


「お兄ちゃん、あれ!」


詩織が指さしたほうには魔王みたいなのが空にいた。


『私は魔王!この世界を混沌に……あれ?セリフ違う?』


ぐだぐだだった。


『私は魔王!この世界を掌握するものなり!さあ!勇者たちよ!私を倒してみなさい!あははははははは!……あーもうやだ』


魔王やる気ないな……


しかしこっち世界の住民たちはおびえていた。


「魔王だって!?」


「やばくないか!?」


ついに俺たちが活躍するようだな。


「お兄ちゃん」


詩織が俺を見る。


「ああ、いま俺たちにできることはわかってるな?聡」


「もちろん。おびえてるこっちの世界の住民の心を歌って癒して一儲けだな?」


「最高の装備がないと魔王と戦えないもんね」


俺たちは歌った。


とにかく歌いまくった。



~優里~


「魔王がきたみたいね」


「装備も整えましたし、優里さん行きますか?」


「そうね。彰くーん!大丈夫ー?」


私は地面に転がってる彰君に話しかける。


「返事がない」


「彰さん……私たちのためにこんなになって……」


「彰君……君のことは絶対に忘れないよ……仇はとるから!」


「私たちは彰さんをこんなにした魔物を……そして魔王を許しません!」


「私たちの戦いはこれからよ!」


「勝手に殺さないで!?」


いきなり彰君が復活した。


「夏希の回復ヒールが効いた?」


「魔法使えんの!?」


「この棒すごいですねー」


「散々な目にあった……だけどこれからは違う!装備もある!」


「行きましょう。私たちの戦いに……」


「戦いはなにも生まない……でも私たちは戦わなくちゃいけないときがあるんです!」


「なんか……二人ともすっかりこの世界に感化されてない?」


「そ……そんなことないわよ?ねえ夏輝?」


「も……もちろんです!彰さんなに言ってるんですか!」


「顔赤くして言われても……」


「と……とにかく行くよ!」



~結衣~


「あんたたちなら魔王くらい余裕だろ!」


「これ持っていきな!」


この町の人たちに期待されてますね。


まあ行く先々で同じように期待されるんですけど。


強さって罪ですね。


「任せて!私たちが魔王倒して帰ってくるから!」


「宴の準備でもして待ってな!」


「みんな、そろそろ行くです」


「「「おう!」」」


私たちは町の人たちの歓声とともに町をでたです。


「いやー、もうすでに英雄だな」


「いろいろもらったけど……なんかこのCDのジャケットの人たち見覚えあるんだよね……」


「ん?これ亮じゃん!」


「亮さんがいるですか!?」


円の持っているCDにはたしかに亮さんたちが写っていました。


「魔王も倒さないでなにやってるんだ……?」


「CDデビューとかかっこいいね!」


「私たちが魔王を倒したらもっと有名になる。だから頑張ろう」


「そう!有名なのは私たちだけで十分です!」


『GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!』


「だからこんなドラゴン余裕!」


優輝さんの放った雷がドラゴンの身体を貫きました。


「もうこの格好慣れたから恥ずかしくない!」


杏奈さんがドラゴンの頭を蹴ります。


「私の属性は水、お前の属性は炎。よってダメージは4倍!吹雪け、エター●ルフォース●リザード!!」


エ●ーナルフ●ースブリザードって即死技だからダメージ計算関係ないです……


「で、魔王ってどこにいるんだ?」


「「「さあ?」」」


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