第123話 女の子の新しい問題?
さて、もうすぐ冬コミなわけですが……
金がない。
一応行くには行くんですが金がない。
衝動買いとかしなければよかったんですね。
最近新しい小説を書き始めました。
たぶん掲載するのはこれが終わってからになると思います。
つまり次回作にあたります。
今からちゃんと考えるので自分のなかで一番がんばった作品になるんじゃないでしょうか?
できるだけぐだぐだ感をなくしたいので何度も読み返してみる予定です。
そして次の作品がここに掲載する最後の作品になるんじゃないでしょうか?
タイトルは『1LDK+α(仮)』まあ(仮)って言ってもたぶん変わらないと思うんですけどね。
相変わらずタイトル的に同棲もの……
『お前は同棲ものしか書かないのか?』と訊かれたら『はい』としか答えられない状況ですね。
さて次回作が掲載されるのはいつになることやら……
来年は受験もありますし……
これからもよろしくお願いします。
「お姉ちゃん」
「詩織」
みんなと合流した俺たち。
なんか聡がボロボロになりながら満足そうな顔してたけど気持ち悪いから変な詮索はよそう。
「私、これかもお兄ちゃんたちと住む」
「そっか……」
沙織はさみしそうに言う。
「でもっ!」
詩織は声を張り上げる。
「お姉ちゃんはお姉ちゃんだから!」
「っ!うんっ」
「また、遊びにきてもいい?」
「もちろんっ」
俺たちは山崎家から出ようとする。
「上園亮」
俺は沙織に呼び止められる。
「どうした沙織?」
「うぐ……呼び捨て……まあいいか……正直詩織を救ったのはあなたの両親ですけど」
「痛いところつくなあ……」
「でも、詩織の今の笑顔はあなたのおかげです。だからありがとう。そしてこれからもよろしくお願いします」
「おう。沙織も遊びにこいよ?」
「いつかお邪魔しますね。先輩」
「お兄ちゃん?なにやってるのー?」
詩織が俺を呼ぶ。
「じゃあな」
俺は駆け足でみんなのもとに向かう。
帰り道。
「でも結局なんで沙織はあんなでっかい家に住んでたんだ?」
「亮さんそんなのもわからないんですか?沙織はあの技術を生かしたんですよ」
「つまり沙織は自分の力であそこまでやったってことか!?」
「全部は売ってないでしょうけど技術の一部を売ってあそこまでになったんでしょう」
「それはすごいな……」
「山崎聡の人間らしさもすごい発想でした」
「?」
「機械とは無駄な情報を削除することでより効率的な動きをします。だけど沙織はそれを逆に考え、すべて忘れなければ人間みたいな非効率的な動きをするんじゃないかと」
「でもそんなこと無理じゃないか?全部覚えているなんて情報量だとそうとうなものになる。ちょっとやそっとの保存媒体じゃすぐにダウンするぞ?」
「だからダウンしないだけの保存媒体を用意した。沙織はすごい人です」
そうこうしているうちに家につく。
「ただいま、と」
そういえばゆきは帰ったのかな?
あんなに心配してたんだ連絡くらいしないと。
そう思い、俺は携帯を操作しながらリビングに入る。
「うわ……」
リビングに入るとなんかすごいオーラ放った会長がいた。
正直近寄りたくなかった。
ほかのみんなも俺と同意見のようだった。
「亮くん……」
「ど……どうしました?会長」
「来る……」
「な……なにが?」
「私の出番が」
「は?」
「じゃなくて……お父さんが……来る……」