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第118話 女の子の忘れたかった過去? ~詩織編~

久しぶりにきしめんを聴いて『そういえばやってないエロゲがあったな……』と思いやってないエロゲを見てみたらかなりの数あって驚いたカレーライスです。

ラノベ消費もできてないし……

なんか2週間後にはテストだし……

だめだ……もうだめだ……

『だから今日から詩織は私が預かるわ』


そう言って沙織に電話をきられてしまう。


「よし。警察だ」


「ちょっと待ったあああああああああああ!!」


「いきなりなんだよ結衣」


「警察ってだめでしょう!?」


「小説的に?」


「それもありますけど……もしも亮さんのお父さんが詩織のことを勝手に持ってきてたら?」


「こっちが誘拐犯……」


「だから自分たちで解決するしかないんですよ」


「こんなときは最近空気になってる会長!会長のざいりょくで解決を……!」


「真美さんなら『合コンに誘われちゃったっ。でも浮気とかはしないから心配しないでっ』って置手紙が……」


そう言って優里が見せてくる。


「せっかくの登場の機会を自分で無にしたか……」


「でもどうしよっか?詩織の居場所なんてわからないよ?」


「ててててってて~ん……GPS~」


なんかド●えもんみたいに結衣が言いだした。


「詩織の携帯のGPSで場所を調べればいいんですよ」


結衣はすぐに行動。


「……でたです!」


「二駅くらい離れてるな……」


「さっそく行きましょ」


「そうだな。とりあえず行動だ。なにをするのかは後で考えればいい」


俺たちはすぐに家を出る。


「あ、ゆき」


「なに?」


「お前は帰っていいぞ?知らせてくれてありがとう。でもここから先は俺たちの問題だ。お前になにかあったら大変だからな」


そう言われたらゆきはなにも言えなかった。



~沙織~


「ここまで言えば大丈夫でしょ」


電話を終えた沙織はそう言う。


「う~ん?むしろ来るんじゃないか?」


聡は答える。


「大丈夫大丈夫。どうせ場所なんてわからないはずだし」


「GPS」


「へ?」


「携帯の電源きったか?GPSで場所調べられるぞ?」


「ああああああああああああああ!」


沙織は慌てる。


「これがいろいろ天才だもんな……天然さえなければきっともっとすごいんだろうな……」


聡はあきれながらも慌てる沙織を見て微笑んだ。



~亮~


「さて……まずは行ってどうするか……」


目的の駅につき、詩織がいるであろう場所に向かう途中俺たちは悩んでいた。


「詩織を返してくださいじゃどうせ門前払いがオチだもんね」


「力押しでいいんじゃない?」


「それも難しいと思いますよ?GPSで表示されたところ高級住宅街なんですよね……」


「お金持ちってこと?」


「だからちょっと力押しはまずいかなって思うんですよ」


「なんだかんだやってる間についてしまった……」


俺たちは目的地についてしまう。


「まずはあれだ。インターフォンを押そう」


ピンポーン。


『詩織は返さないわよ?』


「第一声がそれ!?」


『ほかになに言えばいいのよ?』


『俺に「お兄ちゃん」とか』


『だからあんたは黙ってなさい!』


「返してもらえないとなると力押ししかないな……」


『あんた捕まるわよ?』


「それでも詩織は俺たちの家族だからな」


『だったら詩織を助けてみなさいよ。家族なんでしょ?』


「やってやるさ。絶対に」


門が開く。


『どうせあんたなんかに助けられない……血のつながった私でも無理だったんだから……』


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