第103話 女の子たちと冬休み? 12月31日~1月1日
Rewriteの進行状況が遅くて心配になっているカレーライスです。
本日でこの小説も1周年を迎えることができました。これもみなさんのおかげです。(みなさんが読んでくれていなかったら確実に自分は書くのをやめていたため)
最初は目標お気に入り登録件数が200件だったのにもかかわらず今ではその2倍のお気に入り登録件数です。
ありがとうございます。これからも更新は遅れるとは思いますがよろしくおねがいします。
PS.生徒会長がつらいです…
「眠いよお兄ちゃん……」
「もうすこしだ。もうすこし耐えるんだ……」
「円が寝てるです!」
「叩き起こせ!」
大晦日。
年越しそばも食べて某歌合戦を見るか〇〇の使いを見るか討論もし、あとは年を迎えるだけ。
せっかくだから年越しはちゃんと起きていようという話になった。
だからみんな必死に起きている。
ここまでする必要あるのか?と思ったがしょうがない。
このメンバーでの初めての年越しだ。
「あと5分だ!あと5分がんばれ!なんかテンションあがってきた!」
「くぅ……」
「詩織ーーーーーーーーーーーー!!結衣!詩織が!」
「起きてますよー。私は起きてますよー」
「録音音声じゃねえか!なんでお前も寝てるんだよ!徹夜にはなれてるだろ!?円!!……は寝てるよな……」
俺は最後の希望優里を見る。
……座ったまま寝ていた。
それはもうとてもいい姿勢で。
「なんか起きてるの馬鹿らしくなってきた……」
しかしいざ寝ようとしてもあがってしまったテンションのせいでなかなか寝れない。
しょうがない一人で年越すか……
12時になった。
新年だ。
俺は一人で
「あけましておめでとうございます」
年を越した。
まあ年を越したからと言って眠れるわけでもなく意味もなく起きていた。
「はっ!」
いつのまにか寝ていた。
よくあるよくある。
他のみんなはまだ寝ているようだった。
「ヤバ……暖房つけっぱなしだった……だれか風邪ひかないといいけど……」
そしてみんな順々に起き、初もうでに行った。
「すごい人ですねぇ……」
「俺も久しぶりにきたからこんなに人がいるなんて思ってなかった」
「あんた背信的ね……」
「あまり神様たよらないようにしてるし」
「なんか厨2病っぽいね!」
詩織にグサッとくる一言を言われた。
俺立ち直れないかも……
「おみくじしない?」
円が提案してくる。
とりあえずおみくじを購入。
まあおみくじなんてものは言い回しでなんとかなるもので……
「やった大吉ですぅ!」
「幸先いいなー」
「凶だ……受験だいじょうぶかなぁ……」
「大丈夫だぞ詩織。凶なんて逆にラッキーじゃないか?大吉みたいに先に運をつかわないであとにのこしておけるんだぞ?しかも今凶ってことはあとはもうあがるだけじゃないか」
「亮、さっきと言ってたこと矛盾してない?」
「はっはっは。気のせい気のせい」
物は言いようなのだ。
とりあえず帰宅。
年賀状が届いていた。
「彰から……」
読みたくない……
『今年は俺、年男なんだぜ?』
おかしくね?
俺は早生まれだからあいつと干支が違うとしてもいっこ違うだけだろ?
あいつ来年のはずなんだけど……
あいつ留年してたっけ?
留年して俺と同じ学年になったんだっけ?
彰の年賀状をよく見てみると所々絵がかかれている。
「なんだこのモンスター……」
でも注意して見てみると犬に見えなくもない。
あいつ干支間違えてやがる……
今年は酉年だ。
決して戌年ではない。
「会長からもきてる」
『留年しようかなぁ……』
まだ言ってたのかよ!
しかも新年1発目からこれかよ!
……でもこれを見て思った。
会長といられるのもあと3か月しかない。
けっこう一緒にいた。
そりゃ出会いがある分だけ別れがある。
もしかしたら俺ら家族も別れないといけない日がくるかもしれない。
会長はその日があと3か月できてしまう。
やっぱり別れはさみしいものだ。
つらい。
会長と別れたくない。
俺は会長のことが……
「好きだ」
「勝手に人の心アテレコしないでください」
「もう。亮くんったら本当はそんなこと思ってたくせに~。ツンデレだな~」
「たしかに思ってたかもしれませんね」
ぼんっ
そんな音が聞こえるくらい会長の顔が赤くなった。
「えっ!えっ!?なに言ってるの!?」
「いや、別れはさみしいな~ってことを言っただけですけど?」
「私との別れも?」
「もちろん」
「あの~……亮さん……久しぶりのラブコメ展開中もうしわけないんですが私たちが空気です。どうにかしてください」
「どうにもならんな」
「亮さんひどい!」
「亮くんが私との別れもさみしいなんて思ってくれてたんだ~。なら私は亮くんにさみしい思いなんてさせちゃいけないよね?」
「へ?」
「まあとりあえずあけましておめでとう」
「おそいよ!?」
「じゃあ私今日は帰るね」
そう言って会長は帰ってしまった。
「なんだったんだ……?」
「亮さん……来ますよきっと……」
「なにが?」
「3か月後にあの人は必ず来ます……」
「あの人って会長?」
「きっと……」
結衣の言ったことによってフラグがたった気がした。
「いや私のせいじゃないでしょう!?」
「人の心読むなよ!」