僕の最愛であった彼女
初投稿です。
文や文法などがおかしいかもしれません。
「好きです、付き合っください。」
「いいよ。」
この瞬間、僕はこの世界で誰よりも幸せなんじゃないかと錯覚してしまった。
それもそのはず、自分のことを認めてくれる人という存在がいるだけで、存在価値というものが見出すことが出来る。ましては自分が好きな人からだ。
僕が彼女を思う気持ちは摩天楼にも届く勢いだった。それくらい好きだった。
そう、この時までは・・・
「彼氏が奢ることなんて当たり前じゃない?」
「ねぇ、この服買ってよ。私の幸せがあなたの幸せなんでしょ?」
「今度遊びに行かないかだって?いいね。私の男友達を呼ぶよ。だって、人数が多い方が楽しいでしょ?」
ずっと彼女はこのような態度をとっていた。
僕は付き合ったことが1度たりともなかったので、こんな日常が当たり前だと思っていた。
別に苦痛だと思ったことはなかった。
「ねぇ、このアクセサリー、私に似合うと思わない?」
「似合うと思うよ。」
「じゃあ、私のために買ってくれる?」
「ごめん、最近お金が少ないんだ。本当に申し訳ないけどまた今度買うということでいい?」
「えー?なんでそんな事言うの?私のことが好きじゃないの?」
「そんなことはないよ。大好きだよ、」
「そう思うなら今すぐにでもお金を用意して買えるでしょ?」
「ごめん、本当に無理なんだ。我慢してくれ、」
「もういい、友達と遊んでくる。」
「その友達っていうのは男友達なのか?」
「そんなこと、あなたには関係ないでしょ。」
そう、いつも彼女は機嫌を悪くすると僕の元を離れようとする。
「ま、待って。どうにかしてお金を今すぐにでも作るから、」
「できるなら最初からやってよね。」
僕は消費者金融からお金を借りた。
この時から疑問を持つようになった。
なぜ僕はこんな辛い思いをしなければいけないんだ?
もう彼女への愛情は尽きたのかもしれない、
ついに僕の心と財布に限界がきた。
別れようと決心した。
その日の放課後、彼女を屋上へ呼び出していた。
「わざわざこんな場所まで呼び出してなんの用?早く帰りたいんだけど。」
少しの静寂が訪れたあと、僕は決心してその言葉を発する。
「別れよう。もう、君と付き合うことはできない。」
彼女は少し驚いた表情をした後に、僕の想像の範囲をはるかに超えた行動をとった。
「あなたがそんな気持ちでいるなんて、もう私が生きる意味なんてない、ここから飛び降りるわ。」
「……」
僕は大体彼女がどのようなことを考えているのかが分かった。止めて欲しいのだろう
「ねぇ、私が死んでもいいと思っているの?」
僕は無言のまま、彼女に近寄る。
「本当に死んでもいいと思っているの?」
もう決心はついた。
後戻りすることはできない。
僕は無言のまま、彼女を屋上から突き落とした。
この決断が正しいことだとは思わない。
ただ、愛情もなく、名前も知らないのに付き合い続けるよりかはマシだと思えた。
後悔はない。
あとは、もう前へ進むだけでいいのだ。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
初めて小説を書いてみたので、文が読みづらかったなどの指摘をいただけるとありがたいです。