5ページ目 いつもと違う朝とおかしな電話
今回は新?キャラ登場です
どうも、またもや相変わらず視点はかわらず槍館鈴音です
今俺はベッドから目覚めて制服に着替え中。
さぁてと、そういえば今日の朝飯は凛歌が作るばんか…ふあぁ…それにしてもまだ眠い…俺と凛歌は基本早起きで目覚めぱっちりのはずなんだけどなぁ?
まぁ昨日は色々とあったからか、旅人という謎に包まれた男が居候してきたり、もふもふフワフワとした生命体が出没したり、実は野郎と思ってた奴が女だったり…
あれ?思ってたよりも少ないな?まぁいいや、昨日は疲れた。この一言で終わることだ
っと、そうしている間に俺は制服に着替え終わる。さぁ、今日の始まりだ。
……てか普通に昨日はこんなことがあったんだから今日も何かあるよな?てか何か無いとおかしい!そっちのほうが色々と怖えぇよ!
いや俺にとってはそっちのほうがありがたいんだけどな!何かあると疲れるに決まってる!特にツッコミ疲れがな!
てかよくよく考えるとツッコミの比重の多いキャラってこの小説で俺だけだよな!?ド畜生!!!
はっ、でもこの流れから行くと今日はツッコミキャラが出てくるのでは!?そうしてくれると非常にありがたい!そうで無かったら作者コロス
そう考えてる間に俺は二階から一階への階段を下りきりリビングに向かう
おっと、ここで俺の家の説明をしておこう
まず俺の家は二階立てで庭もあり、結構広い洋風建築だ。
一階の居間にはソファーベッドや大きめの地デジ対応テレビがあり、DVDプレイヤーもレコーダーもあり、一般家庭としてはかなり上だろう。
他に一階にはキッチン、風呂、トイレ、等がある
また二階には俺の部屋や、旅人の部屋がある。他にも大量の個室があるがほとんどが空き部屋、せいぜい倉庫になってるくらいだ
他に秘密の地下室もある。そこは親父が大量に残した、ワインやら焼酎やら酒の貯蔵庫がある
…とまぁ簡単に説明するとこんなとこだ
「あ、鈴音」
「おはよう凛歌」
「おはよー」
俺がリビングについた途端、俺たちは朝の定番挨拶をする。
「そういや旅人とリズミアは?まだ目覚めてないのか?」
「旅人さんはさっき起きて部屋にいるよ。リズミアさんは…昨日の夜、私が帰った後に出ていったみたい」
「そうか…おーい!旅人!飯だぞぉっ!」
俺は二階に向かって大声で旅人を呼ぶ
「既にここにいる」
「…へ?」
気付くと俺たちの背後に旅人が現れた。
全く…気配を一切感じなかったぜ
「いただきまーす」
俺たちは全員同時に言った。
普段は俺と凛歌だけのハモりだから、一人加わると何か新鮮だ
………それが男でも
「そういや気になったけど旅人の年齢って幾つ何だ?」
俺はふと疑問に思い旅人に尋ねる
「…当ててみろ」
「うーん……………10歳?」
「すまない。それは俺の心に悪く響く…」
凛歌の解答に旅人が何やら暗いオーラが漂う…おいおい凛歌。流石にそれは無いだろう
「50歳代じゃないのか?」
「おい待て。お前は絶対に遊んでるだろ?」
おっとバレちまったか。
まぁ凛歌は天然みたいだけどな…凛歌は10代と言いたかったんだろう
「で、お前の実年齢は幾つだよ?20代くらいに見えるけど」
「あぁ、俺の実年齢はもはや正解には分からないが…500歳は越えてたような…」
「金やるからちょっと病院行ってこい」
俺は真顔で即答する
まぁコイツの頭がおかしいのか、マジなのかは分からないが、とりあえず病院へ連れてけばこの野郎を追い出せて二石二鳥だ…あれ?一石三鳥だったっけ?一石二鳥というのも聞いたような…
「まぁ、俺の年齢は気にするなと言うことだ」
「そ、そうか」
…あれ?今ふと、頭がおかしいという言葉で昨日の記憶が…確かコイツって昨日は家の中で焚き火をしようとしたよな?
そして確か今日は学校……俺と凛歌は家にいない。この家に旅人一人だけだ。家の中で焚き火なんかしようとする狂人がたった一人で半日も俺の家にいる………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
「ど、どうしたの?鈴音?顔が青白いよ?」
凛歌…すまん。駄目だ……この状況で顔を青白くする意外にどうしろと?
プルルルル
プルルルル
プルルルル
すると、突然俺の家の電話が鳴り始めた
俺はその電話を取る
『あ、もしもし。突然で申し訳ございませんが、ここは鈴音様のお宅で宜しいでしょうか?』
「あ、はいそうですよ」
電話の声は高い。どうやら俺の知らない女の人みたいだ
『あ、どうもはじめまして。私の名前は四葉緑と言います』
「あ、どうもはじめまして…」
俺はつられて挨拶を返す。
『それで…旅人さんはそこにご在宅でしょうか?』
「!?」
な、何だこの人!俺の家の電話番号を知ってたことと言い…そして何でうちに旅人が居候として住んでいるのを知っているんだ!?
「え、えぇそうですよ」
俺は動揺しつつ正直に返す
『それは良かったです。実は私、旅人様の知り合いでして…それで、貴方の学校の理事長室に旅人様を連れてきて下さい。どうぞ宜しくお願い致します』
「……旅人の知り合い?」
また旅人か…
『えぇ、そうです。
そして何故旅人様がそちらにご在宅なのを知っているか、何故貴方の電話番号を知っているか、それは理事長室にてお話ししますのでどうぞ宜しくお願い致します』
そして電話を切る
………さてどうしようか?予想以上に面倒なことになったぞ?
…仕方がない。俺の家と全財産のためだ
「…おい、旅人。学校に行ってみないか?」
「学校?」
***
ということで俺は今、鈴音と旅人とともに学校の廊下を歩いている
『うわぁ…何あのイケメン?』
『この学校の生徒かな?
でも制服着てないようだし…』
『結婚して下さい!』
『一緒に歩いているあの二人の女の子…コロス』
『こーろっせ☆こーろっせ☆』
『あんなイケメンがいるから日本は少子化してるんだぁぁぁ!!!うわぁぁぁぁ!!!』
『あんな男女結婚バランスを崩して世界を崩壊させようとしている奴は殺ればいい』
『そうそう、それで一緒に歩いている女の子を二人とも…ムフフなことをしてと』
『うぅ…腹減ったッス…』
『…………武士子。朝もあんなに食べて…まだお腹空いてる……』
…等々と道々で問題ありありの発言ばっか聞こえてくるが俺は気にしない
…あれ?何で俺は拳を全力で握ってるんだろ?畜生!止まれ俺の右手!そこら辺の野郎どもを殴ろうとするんじゃない!
そんなこんなで、俺たちは理事長室にたどり着いた
理事長室の前にはヒラヒラとしたメイド服を着た緑髪で長髪の…お姉さんが立っていた。顔立ちは整っており、かなりの美人。年齢は20くらいだろうか?彼氏はいるのであろうか?
そして驚愕するのはその胸。かなりでかい
「あぁ、どうも、鈴音様に凛歌様に旅人様ですね?私は四葉緑と言います。
旅人様…貴女と私は直接は面識は無いのではじめましてと言っておきます
…さて、貴方のよく知ったお方がこの部屋の中にいらっしゃいます。どうぞ、鈴音様と凛歌様もお入り下さい」
そして緑さんは理事長室の扉を開いた
次回、新?キャラ登場!
緑「実は私を知っているお方にはバレバレですけどね」
ハハハ、気にしない気にしない