4ページ目 あれ?オチは?
今回はかなり短めの話です
「本当に旨いな…この煮物は」
「鈴音の料理はいつも美味しいね」
「そ、そうかぁ?」
どうも、引き続き俺こと鈴音視点です
今はリビングで食事中。
…それにしても…何故か俺の料理って適当に作ったつもりなのに…こんなに旨くなるのは…何故?
「旨いか?メルモフ」
「もふー♪」
旅人はメルモフに俺の料理を食べさせてる…もうツッコまないぞ!キリがなさそうだからな
「お代わりをくれ」
おっと、そこで旅人がお代わりを要求してきた。お前は居候初日だから遠慮しとけよ!って言いたいが、ほとんどをメルモフに食べさせてたから、まぁ仕方がないだろうと思って俺は台所へ行った…が、諸事情のためにすぐに戻り、俺は凛歌のほうを向く
「凛歌ぁ…」
「…もしかしたら…バレた?」
「バレるに決まっているだろ!お代わりがあんなにあったのにほとんど無くなってるぞ?お前は食べ過ぎだ!体重とか気にしたりしないのか!?とりあえず気になるんだったらもうちょっと控えろよ!うちの食費のためにもな!」
ぶっちゃけ最後のが一番の本音だけどな!
すると、凛歌が言う
「…リズミアさんは?リズミアさんも女性だけどたくさん食べてるよ」
「…へ?」
…俺はきょとんとする
そのタイミングでリズミアが言い放つ
「………何故自分が女だと分かった…?」
…さて、どうしたものか。そこでまず俺がした反応は
「ってえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!???」
そう、俺はもう絶叫に近いくらいに驚いて叫んだ。多分月にくらい届いたんじゃ無いだろうか?あ、宇宙は真空だから無理か
それにしても…うぅ…声出しすぎた…喉が痛ぇ…
「…声大き過ぎだ。耳鳴りがする」
すると旅人が言う。
すまん!今はちょっと応答する力が無い!
「…で、お前はどうして自分が女だと分かったのだ?」
「………………………………………………………………………………勘?」
「って疑問系かよ!げほっ!げほげほ!」
うぅ…つい喉が痛いのにツッコミを入れてしまったぜ…そのおかげでますます喉が痛くなっちまった…
「だ、大丈夫?」
おぉ、凛歌!俺を心配してくれるのか!
…ってちょっとはお前にも原因があるんだけどな?
…まぁ大半は俺のせいだけど
「…馬鹿が一人」
「誰が馬鹿だぁ!
っ…」
うぅ…喉がマジ痛ぇ…ついまた反応しちまった…もしかしたらやっぱり俺は馬鹿なのか…?
「違うよ!鈴音は馬鹿じゃないよ!」
おぉ!またしても凛歌は俺の味方か!ありがとう凛歌!
「鈴音はただ単にツッコミ魂を見せただけなんだよ!」
ってオーイ!ツッコミ魂って何だ!?答えてくれ!
「だから鈴音はただの馬鹿なんじゃなくてツッコミ馬鹿なんだよ!」
って結局、馬鹿かよ!ツッコミ馬鹿ってなんか聞きなれない分、余計悪く感じてきたぞ?
***
「ふぅ…やっと喉の痛みが治まったぜ」
「まぁ自業自得だったけどな」
「…それを言うなよ…旅人…で、本題に入るが…」
「む、自分はとりあえず生物学上では女だが、常に男のような格好を好んでいる。以上」
「って本題に入ろうとしたら全部言いやがった!?
そして…まぁ、人の趣味には口を出さないけどさぁ…」
そして俺は女だと分かったリズミアを改めて見る
…男とも女とも言い難い中性的な顔立ち。はねっ気がある茶色の長い髪。しかし、背は高く。スラッとした長身。声は低いハスキーボイス
…とりあえず…女と思えるような要素はほとんどねぇ。胸だって無いし……
「胸が無いのなんて自分は一切気にしてないけど」
「ってお前は読心術でも使えるのか!?」
エスパーなのか!?サイコキネキスなのか?いや、もしかしたらファンタジー特有の魔法とかなのか!?
「サイコキネキスで人の心は読めないぞ」
「って旅人?お前まで!?」
サイコキ…いや、えぇと、何だったっけ?テレパシー?まぁそこら辺の能力が使えるのか?
「…口に出てる」
「!?」
リズミアが言う。
…そうか、そうだったのか…これからは気をつけないとな
そう思いつつ一通りの作業を終えて俺は就寝する
うぅ…明日は学校の授業か…めんどくせぇな…
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………ってあれ?今回のオチは?
さて、次は学校だ!