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11ページ目 古代の爆発!でも不発?

うぅ…すいません…全く納得の出来ない完成度で、話自体も短くて、コメディもほとんど無い話ですけど…どうぞ。見捨てないで下さい

「うーん…ん?今日は豚バラ肉が安いね…買おうかな?でもそれじゃあ今日予定していたカレイの煮付けはどうしようか…?」


あ、どうも。僕視点になるのは初めてですね。蓬莱(ほうらい(ひびくです。

今、僕はここのスーパー…『田中さん』で今日の夕食の買い物をしている最中です。

…決して『田中さん』は人の名前ではありませんよ?スーパーの名前です。ここのスーパーは品揃えが豊富で尚且つ安く。僕のような貧乏学生にとっては、毎日のようにお世話になっているスーパーです


「まぁいいや。冷蔵庫で保存しておけばちょっとの間はもつだろうしね」


「よう、響じゃん」


すると、僕の背後から聞き慣れた声が聞こえた。僕の…新しく出来た友達だ


「やぁ、鈴音」


僕の背後からやってきたのは槍館鈴音。妙に馴れ馴れしくて、まるで古くからの友達みたいだけど、実はつい最近…ほんの少し前に学校で知り合った友達。

こんなところで友達と出会うのは初めてだ…


「いやー奇遇だな。まさかこんな所で会うなんて…」


「うん、そうだね

…鈴音はここのスーパーに良く来てる?」


「あぁ、まぁそうだな。買い物は基本的に俺の仕事だし」


「そういえば鈴音の家族ってどうなの?」


僕はふと鈴音の口振りからふと思って、聞いてみる

そうすると…鈴音が一瞬だけ寂しそうな顔を見せた

……どうしたんだろう?僕は鈴音にとって聞かれたくないことでも聞いたのかな?

ま、まさか………………


「…既に死んでる。二人ともな。

おっと、そう申し訳無さそうな顔するな。あんな、ろくでなしの親…死んで当然だ」


鈴音はそう言ってる…でも、顔はまだちょっと何処と無く寂しそうだ…悲しいとかではない。ただ寂しそうな顔だった…


「そ、そういやお前の家族はどうしたんだ?」


「あぁ、僕は一人っ子で兄弟はいないよ。それでいて、両親は二人とも…海外で考古学者をやってる。子供を一人放りっぱなしでね。…まぁ、中学卒業式の時には流石に来てくれたよ。それ以来は会ってないけど…」


いくら放りっぱなしにされていても、両親がいる僕と両親がいない彼とは全然立場が違う…………両親の事を聞いた僕が悪かった…


「へぇーそうなのか。考古学…か…」


お。でも彼は両親とかに関わらず、考古学の方に興味を示してきた。

…きっと、これは彼もこの話は嫌なんだろう…よし、僕も頭と話を切り替えよう!鈴音の両親には触れないようにしてと


「うん、ウチの両親がよく世界中で手に入れた文献やら興味深いものを仕送りと一緒に送ってきてくれるんだよ」


「へぇ…そうなのか…もしかしたらそこにメルモフとかいう言葉は出てきたことは無い?」


「うーん…メルモフ…?流石にそれは無いね…

あ、良かったらウチにおいでよ。不思議なものがたくさんあるんだ」


「あ、ありがとう。その誘い…乗ることにする」


そうして、鈴音がウチに来ることになった




「へぇ…ここがお前の部屋かー」


「まぁ、マンションだけどね」


僕の家はマンションの5階にある一室だ。

本当に家もあるにはあるけど、とりあえず僕はここで一人暮らしをしている。部屋の中は一言で言うと、異様…なのかな?玄関から入ると、いきなり巨大な戦国武将みたいな鎧兜とご対面をする。

居間には謎の彫刻やら美術品やらが飾ってあり、一昔前の古い書物を並べてある本棚がある


「これはまた随分と趣の感じられる…」


「はは、素直に古臭いって言えばいいよ。今お茶を入れるからとりあえずソファーにでも座っててよ」


僕はお茶っ葉をきゅうすに入れて、ポットのお湯を注ぎ入れる。


「…あ、そうそう。さっきメルモフとか言ってたけど…何なの?」


「あ、い、いや何でも無いんだ」


明らかに動揺してる。

でも僕は鈴音の言うことを信じよう。これは何でも無いんだ。そう僕はお茶を机に置きながら思う


「それにしても…本当に色々なものがあるな…」


「あ、触らないで。壊れたり、歌ったり踊ったりすると困るしさ」


「歌う!?それに踊るって一体どういうことなんだ!?」


「うーん…ほら、ウチには訳が分からないものがたくさんあるからさ。前にそんな事、実際にあったしね…それだけじゃなくて時には急激に老化したり…」


「おいおいおいおい!!!一体どんだけ危ないんだ!?お前の家は?冗談だろ?」


「まぁ、とにかくうかつに触らないで。危険だから」


「……ごめん。既に遅い」


「ってまぁ、何の反応も無かったみたいだし、きっと大丈夫だよ。そうそう起きることじゃあ無いし……」



『後、30秒で爆発します』


…へ?

どこからともなくそんな声が聞こえてきた…もしかしたらこれって…今、鈴音が何かをいじったせい?

……な、なにやらすごく危険な予感が…


「ここに来て爆発オチなのか!?」


「てか鈴音。オチって何なの?」


「いや…まぁなんというかアレだ。話の区切りっていうか…」


『後、10秒です』


「ってたった残り10秒かよ!」


「……はぁ…僕はもう潔く覚悟を決めるよ」


「って響!?諦めるなぁ!」


『3…2…1…』


「だってもう手遅れだし」


「…俺も覚悟決めるか」


『0!』


うわっ!爆発する!僕は腹をくくって、目をぎゅっと閉じる

…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………あれ?爆発は?


『ピー不発です』


「…へ?」


「って結局爆発しないのか!」


「そりゃあまぁはるか古代の物だから不明な点がたくさんあるけど…まさかこんなことになるとは……」


……うーん……と、とにかく考えても仕方がない。考える事は他にもある

……ど、どうやって鈴音に弁明しようか……出来ればこんな異常な事、隠したい。でも下手に隠そうとすると疑われる。だから僕は冗談だと思ってくれるようにあえて歌うとか踊るとか言ってたんだけど………今回はどうしよう

頭を抱えて真剣に悩む僕だった

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