恋を眺めていた
せせらぎ、きらめき、願い事はいくつも束になって
流れ出てゆくように
半袖姿
今年最後くらいになるよと
予報で知った
キミに今度いつ会えるのか
待ってるくらいに切なくて
ロマンチックなことは言えない
ここで言うことができたら
きっとキミは喜ぶはずだと
焦る気持ちも残ったままで
遠回しに
僕たちの恋を眺めていた
キミとの恋を
ずっと歩んできた
そんな中で
ひとつだけ文字を足せるなら
すぐにでも思い浮かぶのに
ひとつだけが思い出が消えていくとしたら
慎重になるのは
あたりまえのこと
あたたかな日差しは
まだ続くとして
川のせせらぎ
ココロのきらめき
キミとの願い事は
ふたりのあいだを
流れ出てゆく