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野花
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季節の匂いが
頬をつたい
友を思い出せば
元気でやっているか
想いが廻る
空の森からは
とうせいが響いたあと
太陽が今日も
命というもの
そう、命というものを
枝葉のこずえや電信柱まで
分け隔てなく告げている
正直の頭に神宿る
不器用でもいいから
カッコよくなくていいから
いつもいつも正直に生きていたい
この野花のように
宇宙の片隅で
誰に見られるわけでもないのに
自然と咲いていたい
純朴に、それから
ほほんと咲いていたい
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