5)下着を触るだけの話
世界で一番下着と描きこんだ系作品を目指します(白目)
剣と鎧が石の子達を何人か引き連れてこの周りの警戒に出かける中。
衣服であった私達はカミサマをこの身で包みこんでお目覚めを待っています。
カミサマを直接包むことを許されたこの私は、きっと世界一幸せな下着です。
そしてついにその時が来ました。
カミサマがお目覚めになったのですっ!
吸い込まれそうな黒い濡れた瞳が、次第に私たちを捉えます。
下着たちはそれだけで嬉しくて嬉しくて。
一斉にその気持ちを伝えようと騒ぎ出します。カミサマはそんな下着たちに欠片も動じず、その言葉に静かに耳を傾けて下さるのです。
「ワタシたちはカミサマのお力でめざめたカミサマのしもべです。
どうかどのようなことでもカマイません。
カミサマのおソバにイさせて下さい。」
下着たちの誰もが口々にそのようなことを言いました。
その間、私はずっとカミサマに抱きとめられ、なでられていて夢心地です。
ああ、カミサマの下着に生まれてよかった。下着の私は心から思いました。
下着たちの言葉を聞き終えたカミサマは深く考えこみながら。
「しばらく考えさせてくれ。」
とだけ言い、カミサマは下着たち衣服だったもののカラダを、より深く、何かを探り、調べる様に撫で回し始めました。
カミサマは下着たちを試しているんだ。下着達の誰もがそう思いました。
ずっとなでられ続けているということは、なにか気になる点があるのでしょう。
もしかしたら。下着たちのもらす声が問題なのかもしれません。
下着たちはカミサマに撫でられると、そのあまりの心地よさについついうすく声をもらしてしまいます。でも普通の服は声なんか出しません。
それが気に入らないのかも。
私は必死に声を抑えようと、我慢します。
ですがカミサマの手と指がどんどん私を攻め立てます。不意にカミサマの手が私の下着に触れます。下着たちは元々の自分である部分に敏感です。
それがカミサマの手で触られ、捕まれ、弄くりまわされると、私はどうしても声を押さえきれません。だめです、カミサマ。そんなとこ。
ひぁ、らめ、下着ひっぱっちゃらめぇっっっっ!!!
そうして私はもうたまらなくなり、ひときわ甲高い声を挙げてしまいました。
カミサマはこれで私たちのことを嫌いになってしまうかも。
みんな私のせいです。
私は下着自身を撫でられて声が抑えられない、いけない下着でした。
ごめんなさい、私の、いやらしい下着がいけないのっ!!
次第に私の目の下に涙がたまります。
でもそんな私を、カミサマは見捨てず、やさしく撫でて言ってくれました。
「しっかり可愛がってやらんとの?」
ああ、カミサマ。カミサマはこんな私でもいいんですか。
下着自身をぐしゃぐしゃにした、こんな私でもいいんですか?
私はうれしくなってそっと、カミサマのカラダに触れるのです。
だって私、下着ですから。
旦那、ウチゃ下着描写しか扱ってねぇ、まったく健全な小説描きですぜ?
どこにご禁制の要素があるってんです。
勘違いされちゃあ困りますぜ?




