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ただモテたかっただけのワシがなんか女神様と崇められとるんじゃが  作者: 一二三 四五八
ただパンツを履くまでの物語
4/24

4)そして彼は旅立った。

とりあえずまさぐっとく系主人公。男なんてこんなもんじゃろて。

モムモムと、手に抱いた美少女の身体をまさぐりながら。

ワシゃコレまでの経緯を思い出しとった。

ほむほむ、モムモム。おやぁ?


あれこれワシ、死んどらん?

異世界転生とかしちゃっとらんじゃろうか?

都合3話にして初めてその事実に気づく、自分の鈍さにびっくりじゃわ。


周囲を改めて見渡すと、ワシに黙って抱きつき、抱きつかれる4人の美少女たち。

その遠巻きに静かに、ワシからの言葉を待つように傅く美女2人と、無数の幼女たち。

周囲にしばらく考えたいと伝えたら、ずっとこんな感じじゃね、ハイ。


どうしてこうなったかとか、んなこたぁともかく。

今ワシは人生で最高の瞬間を迎えとる。そのだけ分かりゃあ十分じゃろう。


てぇーえーず(とりあえず)難しいことは後で考えようで。

ここにゃあ、まぁだしつこく彼女らの身体をまさぐり続けるワシん手を、受け入れてくれる美少女達がこんなにもおるんじゃからの。


今もかわいい溢れ声がワシん腕の中から聞こえてきとる。

コレがぜんっぜん拒まれないんじゃもの。

むしろこれ喜んどるし絶対? 完全合意じゃ、合法じゃ。

ワシん心は今、過去に無く清々しい程に澄み渡っとった。これが持つモノの余裕か。


ワシゃアルカイックスマイルを浮かべながら、このまま自分がどこまでイケルんか、どんなことんなってしまうのかぁ想像し、理性さんをソッと放り捨てる。

なぜなら。…………この身はエロで出来ているから。


「しっかり可愛がってやらんとの?」


ワシランキング、言ってみてかったセリフ第一位を口にしながら。

ワシゃ颯爽といままで不自由んサせてきたワシんムスコスに視線を投げる。

少女たちに囲まれて、ワシゃ今日、まだ彼の姿を見とらんけぇ。


しかし今こそ、ワシには彼が、彼の力が必要じゃった。


一般コードの小説でこんなことをやって大丈夫なんじゃろうか?

不意に謎の不安が頭によぎったが、構うもんけぇ。困るのは作者だ。ワシじゃねぇ。

目の前にパライソがあり、ドスケベ漢が一人一振り。


ならヤルことなんて1つじゃろ?(野獣)


いまこそ彼とその役目(くんずほぐれつ)を果たすべく、我が愛しき分身を目指して美少女の肉壁をかき分けて進むワシ。気分は最高。最高にハイってヤツじゃわっ。


ついに相棒のおわす約束の地が視えてくる。

これからワシとお前ぇで、この地で伝説ん築くんじゃ。

そんなことが頭によぎっちまう。こん充足。ほんでワシゃ自分の股ぐらぁ見つめたで。


その時ワシの頭に電光が奔った。


ない。ないっ、ぞぉぉっっ!!

そこにゃあ多くの苦難を共にしたムスコスの、そそり立つそん勇姿はなくっっ!!

跡地、圧倒的、撤去地っっっ!!

代わりに見知らん同居人の姿がポツリ。ポロリじゃなくポツリじゃっ!!

つまる所の。


わ、ワシのぉ、ムスコスがっっ、ムスメスになっちまっとるぅぅっっっっっっ!!

ど、どういうことじゃあぁ、こりゃあっっっっっっっ!!



お決まりのセリフって重要だと思うんだ(白目)

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