24)ヴィナカムィ創世記6
好き勝手書かせて頂いた話もこれで一旦の区切りです。
皆様見て下さって本当にありがとうございました。
ヴェンディーナという大陸がある。
ヒト族・妖魔・魔物など多くのモノが入り乱れ平和に暮らすこの大陸はその昔、騒乱に包まれていたという。
当たり前に奪い、当たり前に殺し、当たり前に侵す。
種族が違う。見た目が醜い。住む場所が欲しい。栄誉を得たい。食事にありつきたい。
そんな理由で、多くの者が日々戦いに明け暮れ、互いに互いを傷つけあった。
しかしそんな混沌のヴァンディーナを、変えた神様がいた。
今は広く信仰されるその神様の名はヴィナカムィ。
あらゆるモノを変える両の手で、我らの世界のあり方を変えたその神様は始まりの日。
その身ひとつでこのヴェンディーナに降り立った。
まだ神様でなかった彼女は、
まず自分の傍らにあった路傍の石の姿を変えて、友にした。
続いて大いなる草土の精霊達を、自らの4つのお召し物を。
武威たる剣を、守護たる鎧を。
最後に、無力に死んだ虫けらを。
全てのモノにそのお力で美しく新しい人の形を与え、自らの友にした。
その誰にも彼女は等しく、優しくあった。
石には世界の美しさを。
草土には世界の楽しさを。
お召し物にはそれぞれの職務の誇りを。
剣には奪う為でないそのあり方を。
鎧には自ら動いて誰か助けることの尊さを。
そして虫けらには。
虫けらなどというモノはこの世界にいないという事実を。
彼女は己の行いを持ってソレを彼らに伝えた。
彼らは大いにソレを喜び、新たな生き方としてそれを受け入れた。
何かを変えるたびに彼女は自分の力は失い、彼女はついに一糸纏わぬ姿となった。
それはこの世のモノとは思えない程の美貌を讃えたお姿だった。
そこで彼女は彼らに請うた。
「私はこの手で触れた全てのあり方を変えてしまうわ。
そんな私でも変えられないモノが在る。それはもう変わってしまった貴方達。
貴方達のまとう、モノのあり方。それだけは私には変えられない。
私は無力。1人では食べることも、着ることも、何1つできないの。
でもみんながいれば、なんでもできる。だからね。
だからお願い。貴方達。私に少しでいいから、力を貸してくれないかしら。
私といっしょにミンナの居場所を創る為、貴方達の力を私にかして?」
この言葉に、全てのモノモノ達が頷き、彼女と共に歩むことを誓った。
するとどうだろうか。
彼女の姿はたちまち眩く輝いて、そのあり方を変えられたではないか。
この時彼女は世界に祝福され、新たな神の一柱として我らの世界にご降臨なされたのだ。
使徒となったモノモノ達は女神様を祝福し、それぞれの召し物を女神様へ贈った。
代わりに女神様はモノモノ達に新しい名を贈り、その御名を名乗られた。
女神様と使徒達はそれぞれに感謝を伝え、これを大いに喜びあったという。
これこそが全ての始まり。
はるか草土達の友にして、万物を変え不偏と成す者。優美と親愛を司る調和の女神。
いと高き天たる美貌のヴィナカムィ様がご降臨なされ、その使徒達が生まれた日。
我らの世界が調和へと傾いた、その始まりの日である。
ヴィナカムィ創世記より抜粋
皆様、閲覧ありがとうございます。
さてようやくこの、プロットなんて何もなかった駄文もここでひとまず一区切り。
何事にもテキトーな私がここまで描き進めることが出来たのは一重に皆様読者様が、広い心で作品を見て下さった為に他なりません。
改めてお礼申し上げます。
そして、申し訳ない。
突然ですがこの作品、これで一旦の終わりとさせて頂きます。
最初何も考えずに”勘違いモノって面白いよな”っていう思いだけで始めたこの作品ですが、まぁそこらへんが既に間違いだったんでしょう。
正直ですね。
私の頭が二重構造に対応出来ておらず、各キャラをまったく活かせない状態に陥っております。それでも区切りのいい所まで所まで書いてしまおうと、勢いだけで突っ走ったのがこのザマですね。20話を超えてもまだキャラ同士がね、上手くね。絡まないん状態なんですよ。これ結構致命的です。
なのでここで一旦このお話を仕切りまして、改めて無理な勘違い要素を含めない、同設定の小説を書いてみようかと思います。
今作はお話の構造を考えるいい勉強になりました。
早い段階で互いの紹介、システム的な要素は即座に出す。キャラクターは描きやすく、背伸びしないものでなければ筆が止まって只々無駄に時間をかけてつまらないモノを書いてしまう。常にイベントを発動させ、キャラクターに動きを与える。
そんな当たり前のことが、この作品をここまで書いてようやっと見えてきました。
ですから皆様には感謝しかありません。
特にこの作品をブックマークして下さった皆様、感想、評価を下さった皆様にはもうどんな言葉でも感謝を伝えたれない程です。ホントに嬉しかったんですよ。
次回作は用意でき次第、あらすじにリンクを貼らせて頂きます。
主人公以外は再利用するかな?もしよろしければ遊びに来て頂けると幸いです。
エロ展開?なんのことか分からんが衣服ちゃんイジリは私の趣味だ。それならある。
それでは皆様がよい作品に出会えることを願いまして。
短い間でしたがお付き合い頂き、ありがとうございました。
島本 夏彦
この作品を元に構想を練り直して新作始めました。
よかったらみてやって下さい。
全てを美少女にしちゃう俺が失われたアレを取り戻すまで
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